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副鼻腔炎やアレルギー性鼻炎の
鼻詰まりに局所麻酔の日帰り手術

細田耳鼻科 EAR CLINIC

(豊中市/豊中駅)

最終更新日:2021/04/09

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  • 保険診療

細菌感染による副鼻腔炎(蓄膿症)やアレルギー性鼻炎などから起こる鼻水、鼻詰まりの症状。治療をしても繰り返す、いわゆる慢性的な鼻の症状を根本的に解消するための手段として、外科的治療がある。かつて副鼻腔の手術は痛くてつらい手術というイメージがあったほか、入院が必要なため時間が取れずに治療に向き合えない人も少なくなかった。しかし今は、内視鏡や局所麻酔の技術が進歩し、体や日常生活への負担が少ない局所麻酔での日帰り手術が行える時代になったと「細田耳鼻科 EAR CLINIC」の細田泰男院長は話す。開業以来、耳鼻咽喉科領域の日帰り手術に力を入れ、内視鏡下副鼻腔手術の豊富な実績を持つ細田院長に、鼻の日帰り手術の内容や流れについて詳しく教えてもらった。 (取材日2021年3月16日)

検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!

Q鼻詰まりを起こす疾患と、その治療法について教えてください。
A

鼻水や鼻詰まりが起こる疾患は、風邪のほかに副鼻腔炎、アレルギー性鼻炎などがあります。CT検査などで診断を行い、副鼻腔炎の場合は抗生物質、アレルギー性鼻炎では抗アレルギー薬などを用いた保存的治療が一般的ですが、薬では根本的な解決が見込めず、再発を繰り返すこともあります。そうした場合は、外科的な方法が検討されます。例えば、鼻中隔が大きく曲がっていたり、下鼻甲介が肥厚していたりすることで、鼻の内部の空気が循環せずに湿った状態が続くと、ばい菌が堆積しやすくなります。こうした構造的な問題による鼻詰まりは、薬物治療では改善が難しいため、ばい菌除去と換気機能の再建を目的とした内視鏡手術を行います。

Q手術中に痛みを感じることはないのでしょうか?
A

手術を行う際は、痛みを感じることのないように局所麻酔で神経をブロックします。手術中は意識がありますが、鎮静剤によって緊張を和らげてウトウトしたような状態です。完全に眠ってしまう全身麻酔のほうが、怖くなくて楽に感じるかもしれませんが、脳や呼吸を含め全身を麻酔状態にするとそれだけ体への負担は大きく、麻酔が覚めるまでの時間もかかります。その点、局所麻酔であれば術後1時間ほどの休息で、そのままお帰りいただけます。また耳鼻科の手術は、目や脳に近い場所を触ります。患者さんの反応が確認できることは、視神経や脳への重大なトラブルを回避し、医師が安全に配慮して手術する上でも有用だといえます。

Qこちらで行っている手術の特徴について教えてください。
A

当院では、少ない通院回数で患者さんの負担をできるだけ軽減し、安全性に配慮した治療の提供をモットーに、原因にアプローチして根本的な解決をめざす日帰り手術に力を注ぎ、常に質の高い手術を提供するために切磋琢磨し続けてきました。設備面では高解像度の4K内視鏡カメラやナビゲーションシステム、デブリッダーというポリープや粘膜を迅速に切除する内視鏡用機器を採用。3人の医師が常勤し、それぞれが常にアンテナを張って新しい術式の情報を取り入れながら勉強会などで症例発表も積極的に行い、技術のアップデートを重ねてきました。耳鼻科の日帰り手術においては、大学病院や基幹病院に負けない技術を提供できると自負しています。

検診・治療START!ステップで紹介します

1問診票に記入し、診察を受ける

受付を済ませ、問診票に記入。20項目ほどある問診票はわかりやすい表現が使われており、患者が感覚的に自覚症状を示せるような工夫がされている。また一覧表に点数化することで症状を具体化し、診察時の患者の訴えと合わせながら、正確な診断につなげていく。治療後の状態を確認する際も、自覚症状の「見える化」は役立つそうだ。

2検査の実施および手術の説明を受ける

鼻詰まりの原因は風邪、副鼻腔炎、アレルギー性鼻炎など多岐にわたり、治療法も異なることから、CTや内視鏡検査、アレルギー検査、嗅覚検査などを行って適切に診断づけることが重要となる。鼻の内部の構造的な問題が原因で空気の通りが悪くなっている場合は外科的治療が適切とされ、医師から手術の必要性や内容が伝えられる。安心して手術に臨めるよう、手術の流れや保険適用で受けられることなど看護師が丁寧に説明してくれる。

3内視鏡下副鼻腔手術を受ける

前処置として表面麻酔を行ってから手術室へ移動。鎮静剤を点滴し、注射による局所麻酔を行う。鼻の穴から内視鏡と手術器具を挿入し、ナビゲーションシステムを活用してスムーズに手術を進めていく。患者もモニターで患部を確認することができるという。もし手術中に違和感を感じた場合は手元のボタンで知らせることができる。手術時間は病変によって異なるが2時間から2時間半が目安。

4術後はリカバリールームで休息

手術室から専用のリカバリールームに移動し、安静に過ごす。1時間から1時間半で鎮静剤が切れるので、その後医師が患部の状態や出血の有無、意識の回復を確認し、何も問題なければ帰宅。手術当日は飲酒や入浴を控えて静かに過ごす。帰宅後に万が一、急変した場合に備えて、医師への直通電話で連絡が取れるようになっている。

5術後の外来通院

翌日に来院し、鼻の中の詰め物を取り除いて、患部の状態を確認。経過が良好なら1週間後、1ヵ月後、3ヵ月後と期間を伸ばしながら回復状況をチェックする。激しい運動は1週間ほど控えたほうがいいが、デスクワークのような軽い仕事なら翌日から勤務することもできるそうだ。

ドクターからのメッセージ

細田 泰男院長

昔は「病気を治すため医師も頑張るけど、患者さんも頑張ってください」といった「耐える医療、こらえる医療」が中心でした。もちろん努力なしで克服できない病気は今もありますが、副鼻腔炎などはつらい症状や治療を我慢しなくても克服が望める病気です。かつては病院で手術を受けるために10日ほど入院が必要で、時間が取れない方も多かったと思いますが、今や局所麻酔の技術や内視鏡カメラの目覚ましい進歩によって、苦痛や負担を減らし、日常生活への支障も少ない日帰り手術ができるようになりました。今後もその時代で良いとされる技術を積極的に取り入れ、患者さんが少しでも早くつらい症状から解放される医療を提供したいと考えています。

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