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安眠のため早期に検査を受けたい
睡眠時無呼吸症候群

はなまるクリニック

(川口市/東川口駅)

最終更新日:2022/04/06

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  • 保険診療

人生の約3分の1を占める睡眠時間。近年には健康面から睡眠時間だけでなく、その質も大切にしようとの機運が高まっているようだ。睡眠時無呼吸症候群(SAS)は睡眠の質を下げるだけでなく、進行すると高血圧症や心筋梗塞、脳卒中のリスクまで高めてしまう、軽視できない疾患だ。大人だけでなく子どもにも発症する睡眠時無呼吸症候群の検査・治療を積極的に行っている川口市の耳鼻咽喉科「はなまるクリニック」の岡村一成院長は、「アレルギーの低年齢化により子どもでも睡眠時無呼吸症候群が疑われるケースが増えており、対応できる検査・治療体制を整えた」と語る。どのような症状があれば受診したほうがいいのかをはじめ、同院の治療内容についても話を聞いた。

(取材日2022年3月25日)

治療を受けて完治につながれば、健康に寄与するほか生活自体もより快適に

Q睡眠時無呼吸症候群はどのような疾患、症状なのでしょうか。
A
1

▲その他の病気の発生にも関係のある睡眠時無呼吸症候群

睡眠中に無呼吸となる病気で、仰向けに寝ると舌が喉の奥に沈み込み、呼気の通り道である上気道が狭窄・閉塞することで起こります。受診のきっかけは家族から「いびき」や、「息が止まっている」と指摘されること、また自覚症状としては、睡眠時間は足りているはずなのに、日中に強い眠気が度々襲う、あるいは夜間の頻尿、起床後にしばらく頭痛を感じる、口腔内が渇いている、など。大人に多いのですが、小さなお子さんが発症することもあります。原因は肥満や扁桃腺の肥大などの体質的なものと、アレルギー性鼻炎・慢性副鼻腔炎・咽頭炎などの疾患。いびきや無呼吸など、気になる症状があれば耳鼻咽喉科や呼吸器内科を受診してください。

Q放置すると、どんなデメリットがあるのでしょうか。
A
2

▲睡眠時無呼吸症候群の検査・治療に注力している岡村院長

大人も子どもも、睡眠の質が著しく低下することでさまざまな悪影響が現れます。一番の問題点は日常生活の質まで低下すること。日中に集中力を欠いてぼーっとしている時間が増え、仕事の効率も下がります。起床後の頭痛や常に倦怠感があるといった症状も見られます。また、睡眠中の無呼吸が常態化すると血中酸素濃度が下がり、各臓器の機能も低下して高血圧や心筋梗塞・脳卒中・糖尿病・メタボリック症候群などにかかるリスクが高まります。お子さんでは健全な発育が阻害されてしまうことも。ホルモン分泌にも影響が出てきますので、該当する症状があれば軽視せずに検査を受け、睡眠時無呼吸症候群とわかればすぐに治療を開始することが大切です。

Q子どもの症状で気をつけることがあれば教えてください。
A
3

▲真剣に子どもの将来を考え、診察を実施している

「大人みたいないびきをかく」とか、「呼吸が止まっている」ことに親御さんが気づいて相談に来られるケースがあります。しかし検査してみると、急性上咽頭炎や副鼻腔炎、アレルギーなどの原因からいびきや無呼吸となっていることが多く、睡眠時無呼吸症候群の検査まで進むケースはまれで、そこが大人との違いですね。また、お子さんは成長の過程で改善されることも多いです。もしも気になる場合には、就寝中に5~10分程度、枕元に座って完全に息が止まる状態が5分間に何回あるかを数え、苦しそうに寝ているか、呼吸時に胸が上下しているかなどを観察し、伝えていただければ診断の参考になります。

Q検査や治療法にはどんなものがありますか?
A
4

▲自宅でも治療可能なCPAP装置

日中の眠気スコア(ESS)の問診を行い、診察では上気道が狭まっていないか口腔奥の状態を診ます。その上で睡眠時無呼吸症候群が疑われる場合には、簡易検査機器(OCPG)と、より精密なデータが得られる終夜ポリソムノグラフィー(PSG)などのポータブルな計測器を貸し出して、自宅で1夜、就寝時に装着してもらってデータを取り、確定診断を行います。中等症から重症の方にはCPAP(シーパップ)と呼ばれる持続的気道内陽圧呼吸法の機器を用いるのが標準治療です。これは睡眠時に上気道が狭窄や閉塞を起こさないよう、陽圧をかけて呼吸の通り道を確保する機器で、毎日継続して装着していただくことになります。

Qこちらのクリニックならではの検査や治療を教えてください。
A
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▲自己判断せずに、クリニックへ相談して早期に検査することが大切

ポータブルな簡易検査機器を4台と終夜ポリソムノグラフィー装置も1台備えています。簡易とはいえ、かなり精度の高い検査データが得られるので、これで十分診断をつけることができます。お子さんの場合は、鼻が詰まったり寝返りを打ったりすることもあるので、鼻に装着するカニューレの管なしでもアルゴリズムで計測できるようになっており、検査負担も少ないです。しかし大人の方にも言えることですが、CPAPの装着にはある程度の慣れも必要ですので、できるだけ装置に慣れる努力をしていただければと思います。睡眠時無呼吸症候群の治療に用いるものには、そのほかマウスピース型の器具や背中に当てて寝る医療用クッションなどもあります。

ドクターからのメッセージ

岡村 一成院長

活動的で快適な生活を送る上で、睡眠の質を向上させることは重要です。近年には一般の方にもそうした認識が広まり、睡眠時無呼吸症候群への関心も高まってきているようで、ネット検索で調べて来院される方が増えています。お子さんでは、大概は鼻咽頭炎・アレルギー性鼻炎などが原因ですが、それがわかれば親御さんも安心できるというもの。大人も子どもも放置するとさまざまな病気にかかるリスクが高まりますので、早期に発見・治療の開始をしてほしいですね。仮に軽症であっても治療を行うことで、いびきの軽減が期待できますので、家族も安眠につながるほか、出張などでほかの人と同室になってもご本人は安心して眠りにつけるかと思います。

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