全国のドクター14,114人の想いを取材
クリニック・病院 160,275件の情報を掲載(2026年3月02日現在)

ドクターズ・ファイル会員でできること

予約情報をマイページ上で管理できます!

過去の予約を一覧化

予約内容の確認

予約の変更・キャンセル※

※一部対象外の医療機関もありますので、あらかじめご了承ください

会員登録がお済みでない方は

すでに会員の方は

  1. TOP
  2. 福岡県
  3. 福岡市西区
  4. 橋本駅
  5. 医療法人社団 おながわ小児科アレルギー科クリニック
  6. アトピー性鼻炎や食物アレルギーアレルギー症状を緻密に分析

アトピー性鼻炎や食物アレルギー
アレルギー症状を緻密に分析

おながわ小児科アレルギー科クリニック

(福岡市西区/橋本駅)

最終更新日:2026/02/10

おながわ小児科アレルギー科クリニック アトピー性鼻炎や食物アレルギー アレルギー症状を緻密に分析 おながわ小児科アレルギー科クリニック アトピー性鼻炎や食物アレルギー アレルギー症状を緻密に分析
  • 保険診療

アレルギーと言っても、アトピー性皮膚炎、食物アレルギー、喘息、アレルギー性鼻炎、花粉症、じんましんなど症状や重症度は一人ひとり異なる。治療、そして予防で大切なのは、アレルギーを引き起こす原因を明らかにすること。女川裕司先生が院長を務める「おながわ小児科アレルギー科クリニック」では、プリックテストといった皮膚アレルギー検査や血液検査を適切に行い、年齢、環境因子などの因果関係を解き明かすことで、早期治療、長期的な予防を行っている。「今年の結果をベースに来年の生活を考えれば、アレルギーを理由にスポーツや学校行事を諦めなくて良いんですよ」と院長は言葉に力を込める。「親御さんが主治医になり、私たちがそのサポート役になることが理想です」と語る院長に、アレルギー疾患の診療方針などについて話を聞いた。

(取材日2026年2月2日)

アレルギーの因果関係を明らかにし、一人ひとりの症状に合わせ将来を見据えた治療を実施

Qアレルギー疾患に対するクリニックの診療方針について伺います。
A
おながわ小児科アレルギー科クリニック 疾患ごとにスタッフ手作りの資料がある

▲疾患ごとにスタッフ手作りの資料がある

アレルギー治療の目的は早めの無症状化です。患者さんに応じた長期的な治療方針を一緒につくっていきます。最終的には本人や保護者が主治医になることが理想です。例えば患者さん方が生活の中で積極的に食事の摂取方法などを工夫できるように治療の段階から丁寧な説明をしています。その中でも大切なことは、完璧を求めすぎないことです。完璧を求めすぎると、症状が出た際に「どうして症状が出てしまったのだろう」とご自身やお子さんを責めてしまうことにもなりかねません。しっかり治療と向き合いながらも、ある程度寛容になることが、長期的な治療には大切です。その失敗を含めた経験を共有し、サポートすることが私の役目だと思っています。

Qアレルギー検査にはどのようなものがありますか?
A
おながわ小児科アレルギー科クリニック アレルギー検査について説明する女川院長

▲アレルギー検査について説明する女川院長

検査結果は、予防と治療のために必要な情報源です。アレルゲン検査には、血液と皮膚を用いるタイプがありますが、主として前者の血液検査を行っています。当院では2023年1月から12月までに1200件ほどの検査を実施しました。1回に13項目のアレルゲンが保険診療で調べられますので、一人ひとりに合った組み合わせを提案します。大切なのは、検査結果とそのアレルゲンによる因果関係を検討することです。長年の経験からあくまで結果を参考にしてアレルギーの治療を進めています。検査は生後5ヵ月から受けられますし、アレルギー疾患の診療にはかなり有益だと思われますので、まず検査を受けていただくようお勧めしています。

Qアレルギー疾患を予防するにはどうすればいいですか?
A
おながわ小児科アレルギー科クリニック 診察室の壁には薬が掲示されており、それを用いて説明してくれる

▲診察室の壁には薬が掲示されており、それを用いて説明してくれる

以前は食物、特に卵白の除去が予防になるとの考えがありましたが、最近は保湿や皮膚の炎症の抑制を図り、皮膚からアレルゲンが体内に侵入するのを防ぐことが大切だと考えられています。皮膚状態とバランスの良い食事が予防のポイントです。また、患者さんの体質やライフスタイルによっては、ダニアレルギーに移行し、喘息やアレルギー性鼻炎を発症する可能性があり、環境整備と抗アレルギー薬が予防になります。そのほか、保湿や腸内環境の改善でアトピー性皮膚炎を予防できないかという観点での研究も進んでいます。

Qアレルギー性鼻炎と花粉症の治療のポイントを教えてください。
A
おながわ小児科アレルギー科クリニック 診察室の壁に並ぶ薬や絵を用いて説明してくれる女川院長

▲診察室の壁に並ぶ薬や絵を用いて説明してくれる女川院長

通常、アレルギー性鼻炎の治療は局所にステロイドなどの点鼻薬の使用と年齢に応じた抗アレルギー薬の内服を行います。根本的治療には、誘因抗原の除去とスギやダニに対する舌下免疫療法が必要です。小児のアレルギー性鼻炎をお持ちで、早期から保育園に通っているお子さんは、感染を繰り返したり中耳炎になりやすくなります。また、喘息を合併している場合は、その感染で喘息発作を誘発してしまうため、気道のコントロールには鼻を制することが不可欠となります。また、花粉症では例年の症状が出る起算日の2週間前から予防投薬を始めることや、アレルギー性鼻炎でペットアレルギーをお持ちの方はペットに会う前の事前服用が有用です。

Qアレルギー疾患として多い喘息の治療について教えてください。
A
おながわ小児科アレルギー科クリニック 受診時にたくさんの情報を持ってきてほしいと語る女川院長

▲受診時にたくさんの情報を持ってきてほしいと語る女川院長

喘息症状には、その本態である慢性の持続性炎症の治療と重症度に合った薬の処方で発作をコントロールすることが重要です。具体的には、本人に合う抗ロイコトリエンなどのアレルギー薬、ステロイド薬などの抗炎症剤と、交感神経刺激剤などを用いて日常生活に支障と制限を来さないことを目標にします。そのためには、なるべく初期治療で発作を消失させることが大切です。喘息の寛解、つまり発作がない安定した状態を保つには、無症状期間をいかに長くするのかが鍵を握ります。早めの受診で重症度と発作の原因を常に分析していき、発作を起こさないようにしていくこと。また、起きても軽い発作で済むよう、薬の取り置きも必要になります。

ドクターからのメッセージ

女川 裕司院長

アレルギーを専門にして35年たち、たくさんの患者さんに出会ってきました。その中で言えるのはアレルギーの病気の寛解には初期治療がとても大切だということです。だからこそできるだけ多くの情報と皆さんの「ニーズ」を受診時に教えてください。その情報と私のこれまでの知見を融合し、一人ひとりに合った治療や検査を提示していき、そして最終的には皆さんが自らの主治医となり私がサポーター役になるのが理想です。アレルギーに関心を持ち、勉強することも大事な治療だと考え、開院当時患者さんへの講習会を開いていたことを今回の取材で思い出しました。これを機に当院のホームページで簡単な病気の解説を始めますので参考にしてください。

Access