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梶 尚志 院長、坂井 聡美 副院長の独自取材記事

梶の木内科医院

(可児市/可児駅)

最終更新日:2020/10/02

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JR太多線の可児駅から車で8分。住宅が並ぶ県道64号沿いに、広い敷地を有する「梶の木内科医院」。認可保育園と通所リハビリテーション施設を併設し、近隣の市や県外からも幅広い世代の患者が訪れる地域医療を担う医院だ。2000年に梶尚志(かじ・たかし)院長が開院し、現在は3人の医師と十数人の看護師、臨床検査技士らが在籍。医師は腎臓・糖尿病などの専門科目に限らず、プライマリケアを担うファミリー・ドクターとしてさまざまな体調不良に対応。病気を診るだけではなく、患者の心も診るという体制で、診察室のみに限らずスタッフによる問診にも力を入れている。患者と医院スタッフの満足度を常に追い求める梶院長と理念を共有する副院長の坂井聡美先生に、独自の診療姿勢と患者への思いを聞いてみた。(取材日2020年6月16日)

患者と深く関わる、心にふれる診療をめざして開業

まず、こちらに開院された経緯を教えてください。

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【梶院長】以前は群馬県の大学の医局に勤務していましたが、数年ごとに人事異動があり、築き上げてきた患者さまとの関係が途絶えてしまう環境にやるせなさを感じていました。そこでもっと徹底的に患者さまと関わりたいと思い、家庭医療を実践し、地域に貢献する内科クリニックの開業を決意したのです。その時、知人からこの場所を紹介していただき、周囲に医院がないこともあり、2000年7月7日に開院しました。七夕に開院したのは、名前の「梶」の木が七夕と縁があるからです。準備段階から、地元の皆さまや近所の方に温かく迎え入れて助けていただき、その中で自分としてもこの地域に貢献したいという思いがより強くなりました。

診療科目が幅広いですし、ドクターも複数いらっしゃるんですね。

【梶院長】私は腎臓内科を専門としてきましたが、開業する時に家庭医療を実践すると決めていましたので、不得意な分野はなくそうと思い、日本内科学会総合内科専門医としての学びをもとに、プライマリケアを担う医師としての学びと経験を積み重ねてきました。現在は、私のほかに糖尿病治療が専門の坂井聡美先生にも常勤してもらっていますが、坂井先生も家庭医療志望であり、総合的な診療を学んでいただいています。また非常勤で、呼吸器内科・アレルギー科が専門の先生にも来ていただいています。どの医師も心がけていることは、常に患者さまの“心にふれる診療”です。

“心にふれる診療”とはどういうことでしょうか?

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【梶院長】私は医師として一番大切なのは、患者さまと心がつながることだと思っています。これは医局勤務時代に、患者さまに寄り添い、優しく語りかける上司を見て教わったことでした。つまり疾患を診るだけではなくて、患者さまは本当は何を求めているかを知り、患者さまに満足いただくということです。診療中は医療クラークにカルテの入力補助をしてもらい、患者さまとの対話に集中できる体制にしています。また、診療前に看護師が問診をとり、常に誰かがお声がけをし、かかわるようにしています。そうすれば患者さまは時間を意識しませんし、皆で患者さまの情報を共有することができるようになります。

対話や表情から、患者が本当に求めているものを見出す

幅広く内科を診療されていますが、お二人の得意とする検査や治療を教えてください。

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【梶院長】私は、胃の内視鏡検査が得意です。鼻から挿入する経鼻スコープに比べて、口から挿入する内視鏡検査は、苦痛が大きいと思われがちですが、当院は苦しくない経口内視鏡検査を心がけています。検査を受けた方の感想も「楽だった」「短時間で済んだ」という声を多くいただいています。

坂井副院長は専門が糖尿病治療ですね。どのような取り組みを?

【坂井副院長】糖尿病治療は、医師がお薬を出すだけでなく、食事管理や運動療法など、患者さま自身にやっていただくことが多い分野です。ですから患者さまにやる気を出していただけるように、できれば楽しく通院していただきたいと考えています。「良くなって良かったですね」とお声がけをすると、患者さまも喜んでいただけて、「次も頑張ろう」と思ってくださるようです。患者さまはお一人お一人違うので、その方の状況や気持ちを考えつつ、治療法をご提案しています。できるだけ患者さんの負担を減らすために、なるべく薬を減らして、管理栄養士による栄養指導と運動療法でやっていけたらと思っています。

ところでお二人は、なぜ医師になられたのですか?

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【坂井副院長】私は母が看護師だったこともあり、同じように社会の役に立つ仕事がしたいと考えて、小学校の卒業文集には「将来、医師になりたい」と書いていました。
【梶院長】私の場合は、友人のお父さんが医師だったことがきっかけです。中学2年生の時に、手のケガをして、毎日友人のお父さんに診てもらったのですがすごく優しい方で、「ケガや病気をすると、友人はいつでもこんなふうに診てもらえるんだ」と、とてもうらやましい気持ちになり、その延長で自分も医師になろうと思いました。

そのように医師になられて、診療ではどんなことを心がけていらっしゃいますか?

【坂井副院長】以前は、正しい医学でちゃんと治したいという思いが強かったんです。でも、病気だけではなく、患者さまの心までしっかり診るという梶院長の姿勢にふれて、私もそのような医師になりたいと診療スタイルが変わってきました。今は、患者さまとの対話から患者さまの求めていることをくみ取って、それに真剣に応えていくことがすごく大切だと思っています。
【梶院長】私が大事にしているのは、心の声です。患者さまは、私たちにすべてお話しされているとは限りませんので、表情などの言葉にならないメッセージに注目し、積極的にこちらから問いかけるようにしています。診療前に問診をした情報を、スタッフみんなできちんと共有し、気をかけることが患者さまの満足度にもつながると思っています。

“愛と感謝”で、患者もスタッフも幸せな医院にしたい

院長は、患者さんとスタッフさん双方の満足度を考えていらっしゃるそうですね。

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【梶院長】当院のモットーは“愛と感謝”です。来ていただく患者さまをはじめ、サポートしてくれるスタッフにも感謝しています。スタッフも患者さまからの感謝のお言葉でモチベーションが上がりますし、スタッフ同士も互いに感謝し合えるような医院の風土にしたいですね。また、以前から「ワークライフ・バランス」に取り組んできました。近隣に認可保育園をつくり、またお子さんの学校行事などで休暇を取りやすくしています。また、時短勤務制度も取り入れて、家庭の時間がきちんと確保できるようなシステムをつくってきました。親が楽しく生き生きと働いていれば、子どももうれしいですよね。そういう環境なら、医院の皆も幸せだし、患者さまも幸せだと思います。

坂井先生もそういうお考えに共感されて、こちらに勤務されたんでしょうか?

【坂井副院長】はい。以前は、仕事と家庭の両立に悩んでいたのですが、梶院長のお話を伺って、こちらに移りました。今では「今日もお仕事楽しかったよ」と言うと、子どもが「私もママと同じところで働きたい」と言うようになりました(笑)。そんな環境でこれからも知識を深めて、人としても成長していきたいと思っています。
【梶院長】今、私が最も力を入れているテーマが、“社会貢献”と“人材育成”です。この地区で地域に貢献できる医療機関として継続していくことがわたしたちの絶対的使命だと思っています。そのために、社会貢献をともにめざせる人を育て、“梶の木の風土”をつくりあげることで、ずっとこの医院もスタッフも成長してくれたらと願っています。

では、最後に読者へのメッセージをお願いします。

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【坂井副院長】検査をしても異常がないのに、何となく体調不良だということがありますね。そんな時は、私たちにご相談していただければ、何かお役に立つことができるかもしれませんから、ぜひお気軽にご相談ください。
【梶院長】当院では、体調の不良から、体の栄養状態のバランス、心の問題など、幅広いアプローチで治療方法をご提案することができます。今まで解決できなかった体のお悩みが、当院で解決できる可能性は十分あると思いますよ。

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