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歯並び・噛み合わせを改善
子どもの頃から始める口腔育成とは

安部歯科医院

(東大阪市/鴻池新田駅)

最終更新日:2019/08/02

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  • 保険診療

小さな子どもに歯が生えそろいだすと、気になってくるのがその歯並び。なるべくきれいに並んでほしいと、早いうちから強い関心を抱いている母親も多いことだろう。だが、その対策が歯の生える以前からすでに始まっていると聞くと、驚く人も多いのではないだろうか。噛み合わせには子どもの体の姿勢が大きく影響し、それが歯並びを左右することもあるのだとか。つまり、正しい姿勢をつくることが健康への第一歩となるとも。そんな口腔育成と呼ばれる予防的なアプローチを専門的に実践しているのが、「医療法人 I's MEDICAL 安部歯科医院」の安部逸世院長。今回は口腔育成の仕組みや重要なポイント、具体的な改善方法など、同院での取り組みを通じてじっくり聞いてみた。 (取材日2018年4月13日)

検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!

Q姿勢と歯並びの関係性について教えてください。
A

不正咬合の多くは発育異常によるものといわれています。正常に成長できていないことが口の中に現れるのですが、赤ちゃんへの授乳のときからすでに始まっている場合もあります。母乳を与えるときのお母さんの姿勢が、正しい飲み込みや呼吸ができるかに影響し、そこから舌や唇の筋肉がうまく使えないなど口の中の機能が制限され、その制限の結果、でこぼこした歯並びで生えてくるようになると考えられているのです。つまり、噛み合わせへの影響は歯が生える前から始まり、それは姿勢が影響していることもある、ということですね。授乳以外でも、離乳食の与え方・座らせ方・寝かせ方・歩かせ方など、育児に関するさまざまなことが影響します。

Q具体的には、どのような改善方法があるのですか?
A

トレーナーというマウスピース型の装置を用い、口の中の機能を改善する方法があります。この装置はお子さんみずからが持っている成長する力を利用するもので、ワイヤーで力をかけて歯を無理やり動かすものではありません。舌や唇の筋肉の使い方、飲み込みや呼吸を補正すれば、歯並びも自然にきれいに並んでくるという考え方の治療方法です。ただ、そもそも姿勢から始まっていることですから、姿勢が悪いまま装置を入れても大きな効果は期待できません。正しい姿勢に導くための運動やトレーニングを並行して行うことが大切で、飲み込みや呼吸を装置で改善しつつ、同時に体全体の姿勢も改善していくということが治療のポイントとなります。

Q生え変わりが遅いと心配されている親御さんもいるようです。
A

特別な原因がない限り、歯は必ず生え変わります。歯には男女差をはじめ成長の個人差があり、1、2年程度の違いであれば問題ありません。ただ、きちんと食事ができない、飲み込めないといった問題を抱えている子どもがいますから、それを判断したり、問題がないと安心していただくためにも、まずは噛み合わせの専門知識のある歯科医院を訪ねてみるのがいいでしょう。歯並びが完成する時期の3歳児歯科健診というものがありますが、不正咬合はそれ以前に起こっていることですから、やはり早ければ早いほどそのお子さんに合ったアドバイスができます。まだ歯が生えそろっていない時期でも、食のことや飲み込みで悩んだ場合は気軽にご相談ください。

検診・治療START!ステップで紹介します

1まずは問診・カウンセリングを受ける

まずは問診票に気になること、どういったことをしたいのかなどを記入する。その内容をもとに、同院に常駐する歯並びコーディネーターと呼ばれる専任のスタッフとのカウンセリングを行う。食事の際の癖など、日常で気づく悩みをここで相談できる。

2体全体の状態確認と、歯科医師による診査・診断

カウンセリングの後は、エックス線検査や歯型模型の製作など、現在の口の中の状態の資料採りが行われる。同院では、舌や唇の筋力測定など口の中や口の周りの状況だけでなく、姿勢写真を撮影して全身の情報を集めていく。こうした資料結果をもとに歯科医師による診断があり、その後、コーディネーターの説明を受けて、今後の改善ポイントや具体的な進め方などを確認する。

3さまざまな機器を使ったトレーニング

噛み合わせを改善するためのトレーニングは、通常の歯科治療と同様、予約をした上で院内にてレクチャー。まずは風船を膨らませたり、吹き戻しという玩具を吹いたり、ガムを噛んだりといった舌や唇を使うトレーニング。さらに、トランポリンや斜面板などを用い、つま先に荷重することで正しい姿勢を覚えるトレーニングも同時に行われる。いずれも子どもが楽しめるよう工夫されているが、家庭での親の協力も大切なのだそう。

4マウスピース型装置を用いた自宅でのトレーニング

正しい飲み込み方や呼吸の方法を覚えるための器具が、トレーナーと呼ばれるマウスピース型装置。装置を入れることによって呼吸を楽にして、正しい顎の成長に導くようにしていく。日中1時間程度の装着で使い方を覚え、夜寝ている間はずっと装着する。装置にはさまざまな種類やサイズがあり、その子どもに適したものを選択して使用。通常は上下一体型だが、慣れるまでは下側にだけ入れて練習する場合もある。

5生活習慣指導を受ける

口腔育成には日常生活の習慣が大きく関わるため、生活習慣の指導も欠かせない。同院の生活習慣の指導は、姿勢の改善を中心に、子どもの抱き方や授乳指導をはじめ、食育から食事の時の座り方、靴の選び方など、実に多岐にわたる。また、管理栄養士による食事指導も受けることができる。間違った姿勢や食べ方を続けているとすぐに悪い癖がついてしまうため、普段の生活から意識的に取り組んでいくことが大切なのだそう。

ドクターからのメッセージ

安部 逸世院長

歯並びは成人してから治すものだと認識している方が多いようですが、今や治すものではなく予防する時代です。小さなうちから予防して、お子さん自身の成長だけできれいな歯並びになっていくことが理想ですし、治療に至らなければ大きなコストもかかりません。噛み合わせはすべての健康につながっていくもので、高齢になっても歯を残してしっかり噛むことが認知症予防につながると注目されています。将来の日本を背負って立つ子どもたちの口腔内を守り、健康な子どもたちを育てていくことは、私たち親の世代が真剣に取り組むべきテーマだと考えています。ぜひ、早いうちに専門知識のある歯科医院を訪ねていただければと思います。

20180501 dr

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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