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黒川 克雄 院長の独自取材記事

中野島くろかわ眼科

(川崎市多摩区/中野島駅)

最終更新日:2021/11/30

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中野島駅から歩いて1分の場所にある「中野島くろかわ眼科」。黒川克雄院長は幼少期の経験から眼科に興味を持ち、医師をめざしたという。母校である東京慈恵会医科大学の関連病院で研鑽を積み、駅前の医療モール内に開業したのは2005年のことだ。同院を「目の相談所」だと話す黒川院長。先進の超広角走査型レーザー検眼鏡をはじめ検査機器を充実させ、正確な診断を心がけている。眼科医ならではのネットワークを生かし、症状に合った医療機関を紹介する診療スタイルをとっており、手術は行っていない。「最優先すべきなのは、その患者さんの病状が良くなること」と語る黒川院長に、手術に対応していない理由や、同院で働くスタッフについても話を聞いた。

(取材日2021年11月22日)

検査機器の充実と診断力を重視。駅前にある目の相談所

クリニックの特徴を教えてください。

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当院を一言で言うと、中野島駅前にある「目」の相談所であり案内所。地域の皆さんが「何かおかしいな」と目に違和感を感じた際に、気軽に相談してもらえるクリニックです。視力・眼圧・細隙灯の検査はもとより、精密眼底検査では先進の超広角走査型レーザー検眼鏡を導入しています。従来の散瞳しての検査方法と異なり、目薬を用いる必要もありません。さらに短時間で広範囲を確認できるようになりました。このように検査機器を充実させ、あらゆる目の病気に対応していますが、手術は行っていません。そういう意味ではパーフェクトな受け皿ではないと言えるかもしれませんね。しかしその分、患者さんの症状に合った医療機関、信頼できる先生を紹介できるネットワークを持ち合わせています。

なぜすべての治療を取り扱っていないのですか?

病気を診る上で最優先すべきなのは、その患者さんの病状が良くなることです。当院で治療できる疾患も多くありますが、中には手術を必要としたり、一刻を争うような症状があることも事実です。医師が一人で責任を持てる範囲には限度があります。早い段階で専門の先生に依頼することが、症状の重症化を防ぐことにつながると考えています。とはいえ単に「その病院を情報として知っている」だけでは、紹介する側として無責任だと私は思います。日頃から腕の立つドクターたちとの信頼関係を築き、その先生の人となりも知った上で、患者さんの希望やお住まいも考慮してご紹介しています。必要に応じて適切な先をご紹介するためにも、適切な診断を行うことが当院の役目。曖昧な判断で患者さんに「こんなはずじゃなかった」と思わせてはいけません。症状が重篤だとわかった時も、きちんとお伝えした上で治療方法を提案しています。

医師をめざした理由と、開業までのご経歴をお聞かせください。

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子どもの頃から「眼科」が身近にあったのが、医師をめざしたきっかけです。実は私の眼鏡歴は長く、小学生の時にクラスの中で初めて眼鏡をかけたほどなんですよ。患者として眼科に通っていたのですが、メカニカルな医療機器を見るたびに心が躍ったものです。両親やその友人が医療に携わっていたことも影響しているかもしれませんね。そのような経緯があり、高校生になると文集に「眼科医になりたい」と書くようになっていました。東京慈恵会医科大学を卒業した後は主に母校の関連病院で研鑽を積み、2005年に開業しました。こちらは東京慈恵会医科大学附属第三病院からも車で10分程度の場所。土地勘もありましたし、駅前の医療モール内という立地がとても気に入っています。

スタッフの元気が生み出す、明るく居心地良い雰囲気

地域の学校医も務めていらっしゃるのですね。

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地域の医師会の会員として、近隣の小・中・高校の学校医を務めています。子どもたちは、生まれた時からスマートフォンが身近にあります。目に疲れがたまっていたり、最近ではコンタクトレンズのトラブルも見受けられますね。学校に伺うたび、医師として「目の現代病」ともいえるこれらの症状を再認識しています。同時に一人の人間として、時代の移り変わりを感じるのです。私が子ども時代に過ごした「学校」と現代のそれとでは、当然ながら雰囲気も違います。生徒の持ち物や服装、先生と生徒の距離、校内の空気。若い皆さんにパワーをもらいながら「今」を肌で感じることができるのは、私の楽しみの一つでもあります。

こちらで働くスタッフについてご紹介ください。

長く勤めているスタッフが多く、勤務年数10年以上のベテランが3人もいます。当院や私を気に入っている証ならうれしいのですが(笑)。駅から近いことも、長く勤められる要因かもしれませんね。昨年から試験的に診療時間も短縮しており、これもスタッフの疲労軽減につながっているでしょうか。患者さんが最初に接するのは、私ではなくスタッフです。スタッフが元気に通勤して気持ちの良い対応ができれば、院内の雰囲気は明るく居心地の良いものになるのです。気軽に相談できるクリニックをめざしている当院にとって、雰囲気づくりは大切な業務の一つ。診療時のアシストのタイミングも絶妙の一言に尽きるんですよ。皆よく働いてくれて、本当に日々感謝しています。

院内全体がゆったりと落ち着いた雰囲気ですね。

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随所に木目の優しい雰囲気を生かしながら、私の好きな紺色を取り入れています。幅広い年代の方に親しまれるような、落ち着いた雰囲気にまとめました。待合室には季節を彩る花や絵画を飾っています。院内全体がバリアフリー設計ですが、特にトイレは広々とした造りです。車いすでもそのまま入れるゆとりのある空間で、ベビーベッドも設置しています。院内に貼られた手描きポスターもぜひ見ていただきたいポイント。というのも、実はほとんどが私の作なんですよ。皆さんが目を留めてくだされば何よりです。

時代に合わせた、自分なりのアップデートをし続ける

感染症対策についても教えていただけますか?

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受付前にはアクリル板を、待合室には空気清浄機を設置しています。診療時間内は窓も開けており換気を徹底しています。共有部や検査機器の消毒もこまめに行っています。スタッフの手が足りないときは、私も清掃に参加しているんですよ。お金の受け渡しや会計ミスを防ぐため、昨年の暮れから自動会計機も導入しました。患者さんには来院時の検温と手指消毒をお願いしています。

新しい試みも積極的に取り入れていると伺いました。

当院が開業してから早くも16年がたちました。私もスタッフも、クリニックとともに年齢を重ねています。安定しているとも言えますが、ともすれば意識が内へと向きがちです。しかし時代のニーズは常に変化しています。学校や医師会で若い感性と触れるたびに、何か新しいものを取り入れて皆で克服してみたいと思うのです。10年以上前から電子カルテに切り替え、最近では超広角走査型レーザー検眼鏡を導入したのもその一環です。これからはデジタルの活用に積極的に取り組んでいきたいですね。当院の存在を知っていただくにも、予約を受けつけるにも、今の時代はインターネットを抜きにしては語れません。常に新しいものに対するアンテナを張り、時代のニーズに合わせてクリニックをアップデートし身の丈にあった形で続けたいと思っています。

最後に読者へメッセージをお願いします。

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現代ではほとんどの方がスマートフォンを持ち、パソコンを使っています。とても便利なツールですが、30年前には今ほど普及していませんでした。つまり私たちの体は、スマートフォンやパソコンに対応した性質になっていないのです。目の違和感を感じたら放置せず、お気軽にご相談ください。また受診の際には「こう治していきたい」という理想像をお聞かせください。例えば白内障の治療でも、すぐに手術をしたいのか、もう少し様子を見たいのか、ご希望によって治療方法も変わります。当院は眼科の相談所であり案内所。患者さんに「相談して良かった」と思ってもらえるよう、先進の検査機器と眼科医ならではの情報網で、目の健康のお手伝いをいたします。

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