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MFT(口腔筋機能療法)と小児矯正で
子どもの口腔機能を育てる

龍一歯科

(碧南市/碧南中央駅)

最終更新日:2022/01/05

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  • 自由診療

食べ物を口に含む、噛む、飲み込む、言葉を発する、唇を閉じて鼻で呼吸する……これら口周りに関する動作は、多くの人は物心つく頃には誰もが当たり前にできるようになると考えるだろう。これに対し、「龍一歯科」の杉浦龍一院長は、「食べる、喋る、呼吸するといった動作は、学習して身につくものであり、適切なアプローチによって“育てて”いく必要があります」と指摘する。同院では口腔機能の発達と維持に力を尽くすべく、長年にわたり子どもに対する口周りの機能の発達を促すアプローチを提供してきた。取材では、口腔筋機能を育てるアプローチ法であるMFT(口腔筋機能療法)と小児矯正の解説に加え、口腔筋機能の発達が健康にどのように影響するのか、幼少期から歯や口周りに対するアプローチを行うことのメリットなどについて話を聞いた。

(取材日2021年12月14日)

舌の位置は正しい? 唇は自然と閉じる? 機能トレーニングと物理的アプローチを通じて口腔機能を育てる

Q子どもはどんな目安で歯科医院を受診したら良いのでしょうか?
A
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▲優しい口調で子どもにもわかりやすい説明を心がける杉浦龍一院長

まずは乳幼児健診、保育園・幼稚園で行われる園児向けの歯科検診、小学校での歯科検診などで口腔機能の発達に対して指摘を受けたら、一度受診することをお勧めします。親御さんの目には異変はなさそうに映ったとしても、指摘があったのであれば歯科医院で詳しく調べたほうが良いと判断する要素が見つかったということですから。検診などで指摘を受けたとしても、すぐさま治療が必要となるわけではなく、例えば3歳児健診をきっかけに受診した場合、お口の状態を解説するとともに、口腔内の変化を観察するためにも定期的に診察を受けてほしい旨をお伝えするのにとどめるのがほとんどです。その後、口腔内の発達状況を踏まえてMFTを検討します。

QMFTを行うとどんなメリットがあるのですか?
A
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▲プライバシーに配慮した個室の診察室

MFTとは、舌や頬、唇といった筋肉がきちんと使えて、噛み合わせも整った口腔をめざすために行うトレーニングです。当院では口腔機能の発達はもちろん、脳や全身の健康的な発育を促すために、MFTを積極的に提案しています。口呼吸は鼻呼吸に比べて呼吸効率が悪く、体に必要な酸素量を十分に取り込むことが難しいとされています。また、集中力が持続しづらいとの指摘も。加えて口呼吸だと細菌などの異物も体内に侵入しやすく、感染症のリスクも高くなります。何より口の中が乾燥していると、虫歯や歯周病の原因菌が繁殖しやすくなります。「正しい機能を育てる」ということは、口周りを含め全身のさまざまなトラブルを防ぐ上で大切なのです。

QMFTでは具体的にどんなことを行いますか?
A
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▲MFTによる口腔内の健康を守る

舌のポジショニングや唇を閉じる習慣づけ、発音訓練などを行います。まず歯科衛生士が訓練方法をレクチャーし、次回診察日まで自宅で毎日取り組んでもらいます。唇を閉じた状態で正しい舌の位置を覚える一環で、トレーナーというマウスピース型の補助装置を用いることがありますね。正しい舌の位置とは唇を閉じた状態で上顎に舌の先端が軽く接触している状態。ですが実際には、舌を正しい位置にキープするのが難しい、筋力不足な状態にあるお子さんがほとんどです。この状況を見ても、MFTを必要とするお子さんは非常に多いといえます。月1回の診察で歯科衛生士が訓練の成果をチェックし、指導を行います。実施期間はだいたい1〜2年です。

Qどのようなケースだと、小児矯正を検討するのでしょうか?
A
4

▲MFTで使う装置も充実している

見た目にもはっきり歯並びが乱れている、重い不正咬合がある場合は、MTFと並行して補助的に小児矯正を検討します。どれだけ筋機能の発達を促しても、舌の収まるスペースがなければ舌の位置を正すのも難しくなりますから。また、歯並びだけを整えても周囲にある筋肉が正しく発達していなければ、将来的に歯並びが乱れてしまうことが考えられます。MFTを基本とし、必要に応じて矯正も検討するのが基本とするのは、先々を見越してのことなのです。小児矯正では主に顎の位置を治したり、顎を拡大したりするためのバイオネーターと呼ばれる着脱可能な装置を用います。舌が正しい位置に収まれば、睡眠時無呼吸症候群などの予防にもつながります。

Q口周りの機能を育てていく上で大切なことは何ですか?
A
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▲体全体の健康のためにも歯への関心を持ってほしいと話す院長

まずは親御さんが関心を持つことです。例えば、お子さんの顎骨の発育に影響する要素の一つとして、母乳を飲む時の習慣や離乳食の与え方が挙げられます。つまり歯のない時期の過ごし方が、その後の歯並びや顎骨の成長に影響するのです。歯科のプロとして、親御さん側の情報提供の必要性は感じますね。また、見た目にとらわれすぎないのもポイントです。例えば上の歯で下の歯が隠れる「過蓋(かがい)咬合」は、一見するとさほど問題ないように見えるかもしれませんが、受け口などと同様に不正咬合に該当します。過蓋咬合だと舌が正しい位置に収まりにくく咀嚼もうまくいきません。口呼吸にもなりやすいので、早急に対処したい症状の一つです。

ドクターからのメッセージ

杉浦 龍一院長

診察をしていると、食べ物をうまく飲み込めない、口先で食べ物を迎え入れられない子どもの多さに驚きます。食べ物をスプーンなどの食器で口の奥に押し込んでいるだけで、前歯で噛み切ったり、奥歯で噛み砕いたり、頬や舌の筋肉を使って食べ物を口の中で移動させて飲み込んだりといった動作が一連で行えていないのです。ただ、見た目には異常があるようには思えないかもしれません。ですが実際は、機能が十分に発達していない可能性も考えられます。「お口の機能を育てること」の必要性を知ることが、その後のお子さんの健康に影響すると考えます。口周りの発育状況を知るためにも、正しい知識を得るためにも歯科医院を受診してみてください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

MFT訓練(幼時から始める筋機能訓練)/1回570円 ボタンとワイヤーを用いた全体矯正/50万4000円 マウスピース型装置を用いた矯正/63万6500円

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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