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宮田 匡人 院長の独自取材記事

宮田歯科医院

(京都市右京区/西京極駅)

最終更新日:2020/02/13

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阪急京都本線西京極駅から徒歩5分に位置する「医療法人 宮田歯科医院」は、5色の歯で花を表現したロゴマークが目印。ロゴマークの色はそれぞれ年齢を表し、幅広い年齢の人から信頼される歯科でありたいとの思いが込められている。2019年に改装されたばかりの院内には、歯科用マイクロスコープが備えつけられた精密治療に特化した部屋、親子一緒に入られるマットを敷いた広い部屋など、さまざまな役割を持った5つの個室と、ユニット2台分の半個室の部屋がある。噛み合わせの治療を得意とする宮田匡人院長は「包括歯科治療」を掲げ、口腔内全体ひいては全身を診る診療スタイルを大切にしている。自身を「諦めない性格」と評する宮田先生に、日々の診療や患者との関わり方について話を聞いた。
(取材日2019年12月9日)

徹底した検査と総合的な視点で、隠れた原因を探す

開業前に、専門的に学ばれたことがありましたら教えてください。

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鶴見大学歯学部を卒業したのは臨床研修医の完全義務化が始まった1年目の年でした。半年は大学病院、半年は開業医のもとでいい先生に巡り合うことができ、何事も基本が大切だと考え学んできました。2年目からは外に出る人もいましたが、行きたかった歯科医院の倍率が高かったこともあり大学に残りました。専門的に学んだのはクラウンブリッジや義歯です。「マイクロ単位の仕事」といわれるほど細かい作業が求められる分野で、毎日夕方5時まで診療し、そこから夜中の12時まで技工物を作る生活を送りました。自分で作る経験をしたことで今でも技工士さんへの指示が的確にできているのではないかと思っています。

開業までの経緯についてお聞かせください。

歯科医師になって3年目に入り、自分がどのような道に進むべきか悩んだ時期もありました。そこで全国の歯科医院を30件ほど回り、さまざまな臨床現場を見せてもらったんです。その1つである神戸の坂口歯科クリニックで出会った勤務医の延藤秀樹先生を見て、「ここには、5年後延藤先生のようになれる環境がある」と思いました。1つの症状だけを診て対処するのではなく、総合的にアプローチをしていく「包括的歯科治療」という考えを知るきっかけにもなりましたね。その後、父親が35年間診療していた歯科医院に戻り、2013年に自分が院長として改めて開業。理想とする歯科診療のビジョンを明確にし、それを実現できるクリニックを一からつくることにしたんです。

クリニックの方針、診療で大切にされているのはどんなことですか?

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応急処置的な治療を行うのではなく、なぜ口の中がこうなってしまったのか原因をしっかり突き詰めてから口腔全体を総合的に治療する「包括歯科治療」を基本としています。包括的歯科治療の考え方については「筒井塾咬合療法研究会」の筒井照子先生のもとで深く学ばせていただいたのですが、そこで筒井先生がおっしゃっていた「崩壊の方程式が解けないと治療の方程式は解けない」という言葉には目からウロコが落ちる思いでした。悪くなった原因がわからなければ、最適な治療ができるわけがないですよね。そこで当院では検査を重視し、迅速かつ正確な診断に努めています。さまざまな角度から口腔内全体をきっちり検査して、将来的な歯の健康を視野に入れたアプローチにつなげています。あと診療で大切しているのは、諦めないことです。困っている患者さんの駆け込み寺や、最後の砦といわれるようになりたいですね。

患者は家族。思ったことを言い合える関係に

治療の流れを教えてください。

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最初にエックス線や口腔内全体の写真、必要であれば全身の写真を撮り、検査、診断を行ってから治療という流れになります。実は1本の歯を診ただけでは、本当の原因がわからないことも多いんです。例えば熱が出て、「風邪かな」と思って内科を受診すると、ウイルス検査でインフルエンザだったということがありますよね。しかし歯科では、歯が痛いと言えば検査をせずに虫歯だろう、神経を取ろう、と判断している場合もあり、実際当院で検査をしてみたら主訴とは違うところに原因が見つかるケースもみられました。間違った診断をなくすためにも当院では口腔全体を多角的に検査しておりますので、「原因がわからない症状を診てほしい」という他院からの紹介や、セカンドオピニオンを求めて来院される患者さんもいらっしゃいます。

患者さんとの関係を大切にされているのですね。

歯科医師が歯を治すのは当たり前のことですから「患者さま」や「お医者さま」と呼び合ったり、過度な接遇をしたりするのはちょっと違うんじゃないかなと思うんです。思っていることを言い合える関係が大事なのではないでしょうか。そして、もし治療でわからないことがあれば、どんどん聞いてほしいと思います。治療を選択する際「先生を信頼して任せる」とおっしゃる方もいますが、やはり治療の選択は人任せにするのではなく、内容を理解し、納得した上で選んでほしいですね。検査や診断の結果や治療計画について丁寧に説明しているのも、自分の判断に責任を持ってもらいたいからです。「とりあえず任せる」という人を叱ることもありますよ。大切な自分の歯の治療に真剣に向き合ってほしいですからね。

設備面でこだわった点は?

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性能にこだわった歯科用マイクロスコープを2台入れています。マイクロスコープを扱うためのミラーテクニックには慣れが必要で、件数をこなした分だけスキルが上がります。自分だけでなく勤務医の先生にも当たり前に使ってほしいと思い、2台導入しました。当院では根管治療などの精密治療に特化してマイクロスコープを用いるのではなく、どのような診療においても使っています。眼鏡を使ったほうがよく見えるなら当然眼鏡をかけるべきで、そこに保険診療と自費診療の差はありません。今では治療にマイクロスコープがないと不安に感じるくらいです。ほかには噛み合わせ不良の検査道具の1つであるデジタル顎運動測定器などの先端検査器具も導入しています。歯には静的な働きと動的な働きがありますので、ご飯を食べる時などの動的な動きでも評価することで、無駄な力を入れずに咀嚼や噛み切ることができるような機能の回復につながります。

ここですべての診療に対応できるよう、日々研鑽を積む

先生のほかにも歯科医師が多く在籍されていますね。

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常勤の歯科医師は私と妻である副院長、鶴岡大督先生の3人で、矯正歯科など非常勤の歯科医師が2人います。副院長は女性や子どもに好まれますね。また、当院ではスタッフ教育にも力を入れています。歯科の知識、技術面での教育ももちろん大切ですが、画一的な治療ではなく患者一人ひとりを見てその人に合った最適な治療を見つけていくにはコミュニケーション力や人間性が豊かでなければできません。近年は人工知能(AI)が発達してきていますが、人の気持ちを読むなど心理的なことは人間にしかできないことです。合わせて「家族にしたくない治療はしない」といった医療人としてのモラルも育てていきたいと思います。日本では歯科医師が足りていませんので、いずれは僕自身も教育家になりたいですね。

診療以外の過ごし方は?

4つのスタディーグループに所属し、それぞれ月に1回ずつの勉強会に参加しています。1年目の研修医から60歳くらいのベテランまで、さまざまなジャンルの歯科医師が参加していますが、思っていることを忌憚なく言うことができ、常に新しい技術を学び合える貴重な場です。私自身が始めた勉強会もあり、ほかの先生から「こんな症状はどうしたらいいのか」と相談を受けることもあります。趣味はベンチプレスで、プライベートの時間はジムや自宅で筋力トレーニングをしています。150キロまで持ち上げられますよ。

最後に読者へメッセージをお願いします。

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治療した歯に使われる人工物は天然の歯と違い、いつかは壊れるものです。壊れたらすぐに治す、それを実践するだけでも歯の寿命の延伸につながり、自分の歯でおいしいものを食べられる豊かな人生が過ごせると思います。なので、口腔内で気になることがあれば歯科が苦手な人も勇気を出して、早めに来院してほしいですね。歯科治療は歯科医師1人が頑張って治せるものではありません。患者さんの「治したい」という気持ちがあってこそできることなので、これからも信頼関係を築く努力を惜しまず、何でも話し合える関係を大切にしていきたいと思います。そして包括歯科治療を柱に、どんな相談にも高いレベルで対応できる歯科医院として「一生涯のお付き合い」をしていきたいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/45万円~、歯列矯正/70万円~、マウスピース型装置を用いた矯正/10万円~、セラミックインレー/6万円~、オールセラミッククラウン/15万円~ 
※すべて税別

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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