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失った歯を補い口腔環境を守ろう
インプラントはその治療法の一つ

うえだ歯科医院

(北九州市小倉北区/香春口三萩野駅)

最終更新日:2024/08/16

うえだ歯科医院 失った歯を補い口腔環境を守ろう インプラントはその治療法の一つ うえだ歯科医院 失った歯を補い口腔環境を守ろう インプラントはその治療法の一つ
  • 自由診療

虫歯・歯周病などで歯を失った際の治療として、インプラント治療は広く認知されている。しかし「インプラント治療は誰もが受けられるものではなく、制約も多い。特に術後のメンテナンスを怠ると、治療が水泡に帰すことにもなりかねません」と厳しく指摘するのは「うえだ歯科医院」の上田秀朗院長だ。治療期間も長いもので1年ほどかかり、その間、患者も抗生物質の服用や消毒のために通院するなど、受け身だけではいられない。「何より大切なのは術後のメンテナンスです。天然歯のメンテナンスと同じようにしっかりと通い続け経過を診ていく。治療終了はあくまでスタートラインです」と切実に繰り返す院長に、インプラント治療が口腔環境にもたらすことが期待できるメリットや、手術期間など、インプラント治療についての幅広い質問を投げかけた。

(取材日2024年6月12日)

検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!

Qインプラント治療のメリットについて教えてください。
A

インプラント治療は多数の歯がなくなっている人がするイメージを持つ人も多いようですが、実際は失った歯が1本から数本の少数歯欠損の場合に、ブリッジで隣り合う歯を削ることなく「噛む」機能の維持をめざせることが大きなメリットの一つです。少数でも歯がないままだと噛み合わせのバランスが崩れて周辺の歯に過剰な負担がかかり、顎関節にも悪影響を及ぼす恐れがあります。また周りの歯が抜けたスペースに倒れてくるなど、口腔内のバランスも大きく崩れます。それらを防いで噛み合わせのバランスを保ち、しっかり噛むことをめざせ、かつ審美性も高い補綴方法の一つなのです。

Qインプラント治療は誰でも受けられますか?
A

残念ながら誰でもは難しいでしょう。特に骨粗しょう症の薬を服薬している方は難しく、糖尿病などの生活習慣病がある方はそれぞれの検査の数値を正常にすることが先決です。歯科治療で大事なのは、歯がない状態を放置しないこと。ですから必要な歯科治療をスムーズに受けられるようにかかりつけの内科での治療も常日頃からしっかりと行っておくことが、歯科の治療においても大切なのです。それを大前提に、患者さんの年齢や病歴、歯周病の重症度といった口腔内の状況など、体全体の健康状態をすべて勘案した上で「インプラント治療がベターだ」と考えられる方に、私はインプラント治療を勧めています。

Qインプラント治療後は定期的なメンテナンスが必須だそうですね。
A

「インプラントを入れて治療は終わり」ではなく、「インプラントを入れた時が治療のスタート」と言っていいほどメンテナンスは重要です。人間の噛む力はダイヤモンドの硬度に迫るセラミックにすらヒビをいれるほど強く、睡眠中の歯ぎしりによって歯が欠けたりすることも。もちろんその力はインプラントにも同様にかかりますし、天然歯よりも人工歯のほうが弱い傾向があります。そういった一人ひとりの日々の癖やごく初期のインプラント周囲炎などを見つけ、インプラント治療が無駄になってしまわないように守っていくのがメンテナンスです。人によって異なりますが、最低でも3ヵ月に1回の頻度でメンテナンスを受けてほしいと思います。

検診・治療START!ステップで紹介します

1画像診断をし、インプラント治療がベターか見極める
うえだ歯科医院 画像診断をし、インプラント治療がベターか見極める

歯科医師が歯科用CTなどを使用し、インプラント治療ができるかどうか、またその際にインプラントを支える骨が十分にあるかなどを診断。同時に歯周病の有無も確認し、必要であれば治療を行い、軽度の場合はスケーリング(歯石取り)などで口腔環境を整えていく。この後、画像診断の結果を踏まえ、再度治療内容や治療に必要な金額・期間などを、歯科医師が患者の意向をくみ取りながら治療計画に落とし込み、治療を開始する。

2インプラントの一次手術
うえだ歯科医院 インプラントの一次手術

インプラントの手術は一次手術と二次手術に分かれる。一次手術はインプラント体を顎の骨に埋入して粘膜をかぶせ、骨としっかり結合させるための手術だ。二次手術まで3ヵ月以上かかる場合もあり、患者の状態によっては半年以上かかることも。これを「免荷期間」と呼び、その間は縫合した傷口を消毒するために通院をする。傷口を舌や指で触ったりすると治癒が遅くなり、経過観察時に指摘されることもあるので注意が必要。

3二次手術までの経過観察
うえだ歯科医院 二次手術までの経過観察

インプラント治療は外科的な処置が必要になるため、感染に十分気をつける必要がある。術後には抗生物質が処方され、定められた期間、必ず服用しなければならない。また手術箇所の腫れや疼痛、術後出血の有無なども確認しながら、クリニックでの定期的な消毒を行う。免荷期間の間も適宜歯科医師との話し合いを行い、治療計画に沿っているか、歯周病の様子や自宅でのケアなどを確認しながら経過が診られる。

4インプラントの二次手術
うえだ歯科医院 インプラントの二次手術

免荷期間終了後、歯科医師は粘膜を再び切開してインプラント体の頭出しを行い、人口の歯とインプラント体をつなぐ土台であるアバットメントを取り付ける。そして切開した歯肉を縫い合わせ、3週間ほどの粘膜の修復期間を経て、仮の上部構造である人工歯を装着して、噛み合わせや審美性を確認。その後、最終の上部構造を装着し、噛み合わせを調整して手術は終了となる。

5術後は定期的にメンテナンス
うえだ歯科医院 術後は定期的にメンテナンス

インプラント治療が終わっても、そこはスタートラインでしかない。1年ほどの長い期間をかけて治療したインプラントを長持ちさせるためには、定期的なメンテナンスが何より重要だ。同院では歯周病がある場合は1ヵ月に1回、歯周病などがない場合は3ヵ月に1回のメンテナンスを推奨。3ヵ月以上は間隔を空けないほうが良いそうだ。天然歯と同様に定期的なメンテナンスが必要だという。

ドクターからのメッセージ

上田 秀朗院長

インプラント治療は欠損補綴のあくまで一つのオプションで、絶対の選択肢ではありません。お口の中の状況によってはブリッジや入れ歯がベターだと判断することもあります。しかし歯のないところを単独で治療でき、隣の歯を削ることなく人工歯を支えられるという点は、まぎれもない大きな魅力。それぞれの治療にどんな特徴やデメリットがあるのか、自分にはどんな治療が適しているのかを歯科医師としっかり相談しましょう。メンテナンスも含めて歯科医院とは長い付き合いになりますから、治療におけるコミュニケーションも重要です。ご自分に合った治療法をともに考えてくれ、治療を長持ちさせることに尽力するクリニックを見つけてくださいね。

上田 秀朗院長 うえだ歯科医院

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/49万5000円程度

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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