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亀山 秀一郎 院長の独自取材記事

亀山歯科・愛子矯正歯科

(北九州市八幡西区/黒崎駅)

最終更新日:2022/10/03

亀山秀一郎院長 亀山歯科・愛子矯正歯科 main

黒崎駅から徒歩8分、山手通り沿いにある「亀山歯科クリニック」は、一般的な虫歯の治療などをはじめ、小児歯科、歯列矯正、インプラント治療、審美歯科、口腔外科など幅広く対応しているのが特徴だ。亀山秀一郎院長は、患者のニーズに応えていくために治療の選択肢を持つことを重視しているのだそう。また院内には歯科技工士がいるため、色味や適合など精度にこだわりながら補綴治療を行い、即日の対応も可能な場合が多いのだとか。「治療の手法だけではなく、痛みを少なくしてほしい、通院回数を減らしたいなど、どこの歯科に相談して良いかわからない時には来院を。できるだけ客観的にアドバイスをしていきたい」と話す亀山院長に、クリニックの特徴やめざすクリニック像などについて詳しく話を聞いた。

(取材日2022年6月1日)

患者の希望に沿う道を提示するという歯科の仕事

まずは先生が歯科医師をめざしたきっかけについてお聞かせください。

亀山秀一郎院長 亀山歯科・愛子矯正歯科1

医師家系の中で育ち、父が歯科医師だったこともあって、物心がついた頃には自分も歯科医師になって家業を継ぐんだろうなという思いがありました。そのため大学卒業後は大学院に進学し、歯科麻酔科で学びました。大学院に進んだのは、高齢化が進む将来を考えると、今後は生活習慣病や循環器疾患など有病者の治療が重要になっていき、歯のことだけではなく体全体のことを理解する必要があると思ったからです。歯科恐怖症や障害がある方の治療にも携わりながら、麻酔や全身管理について研鑽に励む傍ら、クリニックで一般歯科の診療経験を重ね、亀山歯科クリニックに戻ってきました。2004年からは院長として勤めています。

目標とするクリニック像についても教えていただけますか?

「ここに来れば口の中のトラブルになんでも対応してもらえる」と思ってもらえるのが、めざすクリニックの姿。極論から言えば、一つのクリニックで歯科診療のすべてに対応していくことで、患者さんのニーズに応えられるようになると考えています。例えば矯正治療に対応できないために、矯正を治療の選択肢として提示できなければ、歯並びをきれいにしたいと言われても根本的な解決は難しいかもしれませんよね。歯を欠損された方が受診されたとして、インプラント治療に対応できなければ入れ歯やブリッジの選択になるでしょう。そのクリニックで対応できるできないで治療法を決めていくのではなく、患者さんの希望に沿っていくためには、どのような道があるかを提示できることが大事だと思っています。

だからこそ患者さんとのコミュニケーションを大切にされているのですね。

亀山秀一郎院長 亀山歯科・愛子矯正歯科2

しっかり話して治療に納得してもらわなければ、結果、トラブルにつながってしまうことにもなるでしょう。ですから歯を削ったり、抜いたり、元に戻せないような治療をする際には、すぐには処置をせず一度冷静になって考えてもらうようにしています。患者さんも歯科医師にだと直接言いづらいことがあると思いますので、私からは治療の大きな流れを説明し、詳細の説明はスタッフに任せています。例えば治療費のことはなかなか口に出せないことが多い。そうした要望や疑問については、納得いくまでスタッフと話してもらうようにしています。患者さんのためというと少し恥ずかしいのですが、可能な限りトラブルを回避するという意味で、コミュニケーションは大切だと思っています。

3人の歯科医師が提供する幅広い歯科診療

治療時には痛みを感じないように工夫しているとか。

亀山秀一郎院長 亀山歯科・愛子矯正歯科3

歯科医院で受ける治療が好きな患者さんはいらっしゃらないでしょうし、できれば行きたくない場所ですよね。私自身に歯科麻酔科の経験がありますので、笑気麻酔下での治療にも対応しています。痛みがゼロになるわけではないのですが、感覚が鈍くなることで治療中の痛みや恐怖心の緩和が期待できます。また、「麻酔が効きづらい」と来院されるケースもありますが、実は腫れている時などは麻酔が効きづらいのですよ。そういう際にはいったん抗生物質を使って炎症を抑えていく必要があります。痛みがあるからといってすぐに治療をすれば良いというものではなく、口腔内の状況や高血圧、糖尿病といった全身疾患がないかなどを配慮しながら治療をしなければなりません。

クリニックは2フロアありますが、どういった使い分けをしているのでしょうか?

2階では一般歯科が中心、3階では矯正歯科とホワイトニングを行っています。矯正においては専門の先生がいますし、矯正している間の虫歯や抜歯などにも対応可能なのは一つの強みかもしれませんね。患者さんにとって歯科に通うのは一日仕事。それをかけ持ちでもすれば、通院にかかる負担は大きなものになってしまうでしょう。また一般歯科は私ともう一人の歯科医師の2人体制で診療していますので、予約が取りづらくて困るといったことは少ないと思いますよ。歯科医師一人で診療しているから、忙しくてクオリティーが落ちてしまうということは避けたいと考えています。

院内には歯科技工士もいらっしゃるとか。

亀山秀一郎院長 亀山歯科・愛子矯正歯科4

個人的に歯科技工士は歯科診療を行うために必要な存在だと思っています。もちろん歯科医師も補綴物を作ることはできるのですが、専門家とは雲泥の差でしょう。歯科技工士がクリニックにいるからこそ、治療の当日に補綴物を取りつけることも可能ですし、実際に歯の色などを確認しながら作っていきますので審美的にもこだわっていくことができます。また自由診療になるのですが、入れ歯も1日で作製が可能です。患者さんによっては営業職などで歯がない期間を嫌うケースがあります。そうした場合であっても歯科技工士がいるため、即日での入れ歯製作に対応できるのは大きなメリット。ただし急いで見た目にアプローチしていくことを優先した診療ですので、歯茎の状態などが落ち着いてからしっかりと噛むことにも着目した入れ歯を作っていくことをお勧めします。

どこに行って良いかわからないときは相談してほしい

現在はどういった主訴でいらっしゃる患者さんが多いのでしょうか?

亀山秀一郎院長 亀山歯科・愛子矯正歯科5

やはり痛みがある、詰め物が取れた、入れ歯が合わないといった主訴が多いですね。けれどインプラント治療を希望されたり、歯並びに関する悩みがあったりなど、年齢層関係なくいろいろな相談で来院されます。強いて挙げるならば、働いている社会人の方が多い印象はありますが、矯正にも対応していますので10代、20代の方もいらっしゃいますし、保護者の方の治療に伴ってお子さんも来院されています。またある程度患者さんの意思にお任せしているのですが、メンテナンスで通院されている方もいますよ。

さまざまな診療に対応できるのが一番の特徴ですが、特に力を入れているものはありますか?

私自身はかぶせ物やダイレクトボンディングといった治療法が得意ではありますが、特に注力している診療があるわけではありません。例えば専門分野が100点であったとしても、ほかの領域が50点ではすべての患者さんに対して満足していただける診療が提供できるわけではないと思っています。インプラント治療が得意だからといって、すべての患者さんがその治療を求めてくるわけではありませんからね。またクリニックとしては「押し売りをしない」ことが、力を入れている部分かもしれませんね。特に自由診療については、歯が長持ちしない可能性があればお勧めしません。そこは最も患者さんとトラブルになりやすいところですし、だからこそ治療の方法はすべて提示して、それぞれのメリット、デメリットを説明するというところが注力しているポイントでしょうか。

最後に読者の方にメッセージをいただけますか?

亀山秀一郎院長 亀山歯科・愛子矯正歯科6

患者さんの希望に対してアドバイスをしていくのがクリニックのスタンス。他のクリニックで治療方法を提示された後に、他の可能性がないかと相談にいらっしゃる方も多いのですが、可能性のある治療の方法を正直にお伝えし、最終的に治療するかどうかを決めるのは患者さんご自身。忙しいから時間をかけたくない、痛みが少ない治療をしてほしい、なるべく通う回数を減らして治療をまとめたい希望があるなど、どこに相談していいかわからない時にはぜひいらっしゃってください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

ワイヤーを用いた表側矯正/片顎矯正45万円~、全顎矯正75万円~、マウスピース型装置を用いた矯正/片顎矯正50万円~、全顎矯正85万円~、ワイヤーを用いた裏側矯正・片顎/70万円~、全顎矯正/120万円~、インプラント本体(2次オペ含む)/1歯につき25万円~、インプラント後の補綴治療/15万円~、ホワイトニング/ホームホワイトニング/1万8000円、オフィスホワイトニング/3万2000円

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