医療法人社団 本田医院
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熱中症と糖尿病の関係
最終更新日:2026/07/30 09:54
熱中症にご注意
今年も猛暑が続きますが、健康な方も含めて熱中症対策が急務です。メディアをはじめとしてあらゆるところで啓蒙されていますので、基本的な対策はここで述べるまでもありませんが、糖尿病を抱える方々の熱中症対策は注意が必要です。
糖尿病と熱中症
糖尿病がある人はそうでない人に比べ、熱中症のリスクが約1.4倍も高いという報告もあります。なぜリスクが高まるのでしょうか。考えられる理由はいくつかありますが、ここでは2つご紹介しましょう。1つ目は「脱水に陥りやすいこと」です。そもそも熱中症は体の中の水分が足りない脱水症を合併していることがほとんどですが、血糖値が高い状態が続くと、体は余分な糖を尿として外へ排泄しようとするため、自然と尿量が増えて水分が失われやすくなるので脱水になりやすいのです。2つ目は「体温調節機能の低下」です。糖尿病の合併症が進んで自律神経が障害されている場合は暑くても上手に汗をかけなくなります。皮膚の知覚神経が障害されて暑さを感じにくくなっている場合もあるため、これも適切な体温調節の機を逸することにつながります。
糖尿病の方の熱中症対策
また、熱中症による脱水は血液を濃縮させ、さらなる高血糖を招くという危険な悪循環に陥ることもあります。この結果、意識を失い救急搬送されることがあります。対策の基本はのどが渇く前のこまめな水分補給ですが、一般的に水分補給に追加で推奨されている塩分補給には注意が必要です。塩飴やスポーツドリンク、経口補水液には多くの糖分が含まれているため、糖尿病の方がこれらを摂取すると逆に前述のメカニズムから高血糖・脱水の悪化を招く恐れがあります。水分補給には水や利尿作用の少ない麦茶などのお茶を選び、大量に汗をかいた場合は、糖分を含まない形での塩分摂取を心がけましょう。対応について不安な方はご相談ください。正しい知識と早めの対策で、厳しい暑さを安全に乗り切りましょう。
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