医療法人社団 本田医院
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甲状腺眼症について
最終更新日:2026/09/26 15:46
甲状腺眼症とは?
「最近、なんだかまぶたが腫れぼったい」「目が乾くし、以前と少し顔つきが変わった気がする……」。そんな目元の違和感が単なる疲れなどではなく、「甲状腺眼症(こうじょうせんがんしょう)」という病気のサインである場合があります。甲状腺眼症とは、甲状腺の病気(特にバセドウ病など)に伴って、目の周りの組織に炎症が起きる病気です。我々の体には異物から守ってくれる免疫というシステムがありますが、甲状腺の免疫が何らかの原因で暴走し、誤って自分の目の奥にある筋肉や脂肪を攻撃することで、目の奥の組織がパンパンに腫れてしまい、さまざまな目の症状を引き起こすと考えられています。
甲状腺眼症の症状
甲状腺眼症の症状の現れ方はさまざまです。代表的な症状をいくつかご紹介しましょう。まぶたの腫れや赤み、強いドライアイなどの症状が出現することがあります。一見するとアレルギー性結膜炎などと見分けがつきにくいことも少なくありません。また、炎症によって目の奥の組織が腫れると、眼球が前に押し出されたり、目を動かす筋肉がスムーズに動かなくなって「ものが二重に見える」といった症状が出ることがあります。実は、甲状腺の血液検査が正常であっても、目の症状だけが先に現れるケースもあるため注意が必要です。
甲状腺眼症の治療
これまでは、炎症を強力に抑えるステロイドというお薬の点滴や、放射線治療、あるいは進行してからの手術などが一般的な治療でした。しかし近年、病気を引き起こす特定の原因をピンポイントで狙い撃ちして抑える、新しい点滴のお薬(分子標的薬)が登場し、治療の新しいトレンドとして注目されています。残念ながら当院では実施できませんが、治療可能な近隣病院をご紹介しています。
早期の対策が大切です
甲状腺眼症は、発症からできるだけ早い段階で適切な治療を始めることが、その後の悪化を防ぐ重要なカギとなります。もし甲状腺の持病がある方はもちろん、そうでなくても「目の違和感がすっきりしない」「顔つきが変わってきた」と感じたら、我慢せずに専門の眼科や当院へご相談ください。正しい知識と早めの受診で、大切な目の健康を守りましょう。
なお、普段このお知らせ欄で掲載している内容のバックナンバーは公式HP上にてご覧いただけます。
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