春日 正隆 院長の独自取材記事
真誠会セントラルクリニック
(米子市/河崎口駅)
最終更新日:2026/07/16
「真誠会セントラルクリニック」は、1988年の開業以降、かかりつけ医と医療への入り口として米子市の地域住民の健康を支えてきた。内視鏡検査を含めた消化器内科や、糖尿病内科診療に注力するほか、循環器・呼吸器・泌尿器科の専門医療の提供、近隣病院との円滑な連携、クリニックでの受け入れが少ない人間ドックにも取り組む。さらに、併設する「介護老人保健施設ゆうとぴあ」や「透析施設オアシス」、訪問診療・看護・介護・リハビリや福祉用具のレンタルなど在宅サービスを一括して調整する「ほっとケアセンター」と密に連携し、自宅での生活の支援、そして最期の看取りまで、切れ目のない対応を行う。「患者さんと一緒に年を重ね、最期まで歩んでいきます」とほほ笑む春日正隆院長に、同院のこと、介護部門との強固な連携について詳しく聞いた。
(取材日2026年5月11日)
専門家による診療と関連施設の連携で地域の健康を守る
医師をめざしたきっかけは何ですか?

父が消化器外科の医師でしたので、医師は身近な存在でした。「かっこいい」というイメージが強く、運ばれてきた患者さんを手術して治す姿にも憧れましたね。患者さんの訴えで一番多い「腹痛」に対応できる医師になりたいと思っていました。それに手を動かすのが好きでしたので、父と同じ消化器外科を選ぶことに迷いはまったくありませんでした。大学卒業後は、父の母校でもある京都府立医科大学消化器外科に入局し、外科医として10年ほど勤務しました。最後の1年間は、消化器外科の診療と並行して内科や訪問診療も勉強しました。今後、地域医療に対応していくために必要なスキルだと考えたからです。その後、親族関係にあった真誠会に縁あって入職しました。山陰は親の出身地で、私自身、中学・高校時代を過ごした土地でもあります。
先生の専門領域と、診療体制について教えてください。
当院は、内科・消化器内科・糖尿病内科・循環器内科・呼吸器内科・泌尿器科を標榜しており、私は消化器診療をメインに担当しています。勤務医時代は消化器外科を専門にしていましたが、勤務していた病院が救急医療が盛んなところで、外傷や緊急手術が必要な外科系はもちろん、内科全般もすべて受け入れていました。外科医の目で内科疾患を診療していた経験から、すぐに手術が必要なのか、経過観察でいいのかを早い段階で判断して、適切に病院に紹介できるかと思います。当院では、循環器内科・呼吸器内科・泌尿器科のドクターも在籍しており、幅広い領域で専門医療を提供できる体制を取っています。診療理念に賛同いただき、地域の高齢者の暮らしを守っていきたいという思いの先生ばかりですので、安心してご相談ください。鳥取大学病院の医師にもご勤務いただいているため、円滑な病診連携が図れる点も強みですね。
診療理念をお聞かせください。

元気なまま天寿を全うする方もいらっしゃいますが、年齢とともにどこかしらに不調が出てくることを考えると、医療と介護は一つとして考えなければなりません。当院は真誠会グループをけん引する立場として「最期まで診る」ことをコンセプトに掲げています。関連施設として介護老人保健施設と透析施設、在宅支援センターを併設しており、先代はこれらをまとめて“一つの村”のように考えていたそうです。当院を玄関に、ライフステージに合わせてそれらの施設と協同して診ていくかたちですね。慢性的にずっと付き合っていかなければならない病気もありますから、医療も介護も全体的にカバーして診ていくことが必要だと思っています。患者さんが関連施設に入ることになった場合も、真誠会の医師が主治医となり「最期の時」まで診させていただきます。これが真誠会の診療理念です。
健診や人間ドックによる早期介入、治療に注力
今、特に注力されていることがあればお聞きしたいです。

真誠会には介護福祉のイメージをお持ちの方が多く、おかげさまで特にご高齢の方にはある程度認知していただいているのですが、当法人のスタートはあくまでもクリニック。そこでまずは、若い方にも当院の存在を知っていただきたい、そして幅広い世代の方が興味を持たれているサービスを提供したいという思いで、美容医療を始めました。美容医療は最初のハードルが高い面もあるので、美容専門ではなく一般のクリニックで受けられるようにすることで、その敷居を取り払いたいという思いもありました。美容も内科も同じクリニックで対応できることで、両方にとって相談しやすい環境をつくっていきたいですね。
クリニックに行く習慣が身につくことは、病気の早期発見や予防にもつながりそうですよね。
人生百年時代といわれる中で健康寿命を延ばすためには、病気を早期発見し、適切に治療することが重要です。自覚症状がない疾患にも早期に対処できるように、健診は必ず受けていただきたいと思います。当院では、健診の結果をもとに、食事・運動・生活習慣などのアドバイスや、その後のフォローアップなどを行っていますので、受けて終わりではなく一緒に改善をめざしていきましょう。元気な状態で健診からお付き合いをスタートし、ライフステージに沿って最期まで患者さんに関わり、お手伝いすることが当院のめざすところです。この地域で予防医療にも、先頭を切って取り組んでいきたいですね。気になることがあれば何でも気軽に相談してください。
こちらのクリニックで健診を受けるメリットを教えてください。

このエリアで人間ドック全般に対応しているクリニックや健診センターは数少ないのですが、当院の特徴は、健診で異常が見つかったときに、その場で追加でCTやMRIの検査がすぐに実施できることです。検査機器と体制がそろっているのは先代が病院をめざしていた頃の名残でして、そのおかげでいろいろな悩みを持つ方が来院できる場所になっていると思います。また、検査の後のフォローについてすぐにお話しできるところも強みです。当院にはさまざまな専門の医師やスタッフがいます。管理栄養士も在籍していますので、栄養指導も可能です。
地域住民の「生活」を医療と介護両面でサポート
同法人の関連施設との連携について詳しく教えてください。

医療はもちろん、介護領域全般も網羅できる体制を構築しており、健診やフレイル対策などの予防医療から、クリニックの外来診療、透析治療のほか、介護が必要になった際には介護部門が通所・入所や在宅、看取りへの切れ目ない連携を行っています。診察室を出たら終わりではなく、住み慣れたわが家で最期まで患者さんが生活できるようにサポートすることが私たちの役割なのです。一方で、利用したいと思っても「どんなことをしてもらえるのか」「そもそもどこに相談したらいいのかわからない」といった方が多いので、「この人にはこれが必要」という道案内をする役割を担っていきたいと考えました。医療と医療、そして医療と介護をつなぐ中継地点というイメージです。クリニックを入り口に、医療法人・社会福祉法人真誠会グループの関連施設と連携し、働き盛りの若い時から、介護が必要となり最期を迎える時まで、地域住民の生活を支えていきたいと考えています。
春日院長が診療で大切にしていることをお伺いしたいです。
友達や家族のような感覚で気軽に話すことができる医師でありたいですね。これは、私が医師になってからずっと思っていることです。ただ話をしに来てもらうだけでもいいんです。患者さんの中には不安で表情がこわばっている方もおられますが、皆さん何かしらで一度は笑って帰ってほしいと考えています。見た目はいかついのですが、話し好きですので気軽に話しかけていただけたらうれしいです(笑)。安心して相談できる場所でありながら、正確な診断と、それに対する適切な治療を提供できる場所をめざしています。その両面が担保されていて、初めて「正しい医療」が行えると考えています。
読者へのメッセージをお願いいたします。

「地域を見て人を診る」ことを大切に、正しい医療の提供をめざし、気軽にいつでも立ち寄っていただけるクリニックをつくりたいと考えています。患者さんを診るということは、治療だけではなく、その方の生活を見るということです。医師は患者さんの生活にはなかなか関わりづらいのですが、患者さんは診察室の外で過ごす時間のほうが圧倒的に長いわけですし、病気も生活の一部と考え、医療だけでなく介護の面においても、患者さんの「生活」を支えていきたいです。それが当院と真誠会グループが地域において果たすべき役割だと考えています。
自由診療費用の目安
自由診療とは人間ドック/4万3000円、医療脱毛/部分脱毛2000円~、しみケア/1万3000円~、IPL機器を用いたケア/1万7000円~

