春日 正隆 院長の独自取材記事
真誠会セントラルクリニック
(米子市/河崎口駅)
最終更新日:2026/07/03
「真誠会セントラルクリニック」は、1988年の開業以降、かかりつけ医と医療への入り口として米子市の地域住民の健康を支えてきた。内視鏡検査を含めた消化器内科や、糖尿病内科診療に注力するほか、循環器・呼吸器・泌尿器科の専門医療の提供、大学病院との円滑な連携、クリニックでの受け入れが少ない人間ドックにも取り組む。さらに、併設する「介護老人保健施設ゆうとぴあ」や「透析施設オアシス」、訪問診療・看護・介護・リハビリや福祉用具のレンタルなど在宅サービスを一括して調整する「ほっとケアセンター」と密に連携し、自宅での生活の支援、そして最期の看取りまで、切れ目のない対応を行う。「患者さんと一緒に年を重ね、最期まで歩んでいきます」とほほ笑む春日正隆院長に、同院のこと、介護部門との強固な連携について詳しく聞いた。
(取材日2026年5月11日)
専門家による診療と関連施設の連携で地域の健康を守る
医師をめざしたきっかけは何ですか?

父が消化器外科の医師でしたので、医師は身近な存在でした。「かっこいい」というイメージが強く、運ばれてきた患者さんを手術して治す姿にも憧れましたね。患者さんの主訴は腹痛が一番多いので、医師になったからには腹痛に対応できる医師になりたいと思っていました。それに手を動かすのが好きでしたので、父と同じ消化器外科を選ぶことに迷いはまったくありませんでした。大学卒業後は、父の母校でもある京都府立医科大学の付属病院に入局し、消化器外科の医師として10年ほど勤務しました。最後の1年間は、消化器外科の診療と並行して内科や訪問診療も勉強しました。今後、地域医療に対応していくために必要なスキルだと考えたからです。その後、親族関係にあった真誠会に縁あって入職しました。山陰は親の出身地で、私自身、中学・高校時代を過ごした土地でもあります。
先生の専門領域と、診療体制について教えてください。
当院は、内科・消化器内科・糖尿病内科・循環器内科・呼吸器内科・泌尿器科を標榜しており、私は内科・消化器内科を担当しています。勤務医時代は消化器外科が専門ではありましたが、実は結構なんでも屋的な役割も担っていたんですよ。例えば、皮膚科の診療も外科系の管轄でしたので、当直では皮膚科、整形外科、外傷の患者さんも診ていました。そうした経験があるので、すぐに手術が必要か様子見で大丈夫なのか早い段階で判断して、病院に連携できることは強みだと思います。そのほか、循環器内科と呼吸器内科、泌尿器科は、各専門の先生に担当していただいています。診療理念に賛同いただき、地域の高齢者の暮らしを守っていきたいという思いの先生ばかりですので、安心してご相談ください。大きな総合病院よりも待ち時間が短くて済むのもメリットだと思います。
診療理念をお聞かせください。

元気なまま天寿を全うする方もいらっしゃいますが、年齢とともにどこかしらに不調が出てくることを考えると、医療と介護は一つとして考えなければなりません。当院は真誠会グループの一員として「最後まで診る」ことをコンセプトに掲げています。関連施設として介護老人保健施設と透析施設を併設しており、先代はこれらをまとめて“一つの村”のように考えていたそうです。当院を玄関に、ライフステージに合わせてそれらの施設と協同して診ていくかたちですね。慢性的にずっと付き合っていかなければならない病気もありますから、医療も介護も全体的にカバーして診ていくことが必要だと思っています。患者さんが関連施設に入ることになった場合も、私が主治医となって本当に「最期の時」を診させていただきますし、それが私の役割だと思っています。
健診や人間ドックによる早期介入、治療に注力
今、特に注力されていることがあればお聞きしたいです。

真誠会には介護福祉のイメージをお持ちの方が多く、おかげさまで特にご高齢の方にはある程度認知していただいているのですが、当法人のスタートはあくまでもクリニック。そこでまずは、若い方に当院の存在を知っていただきたいと考えています。そのきっかけになればと、自由診療である美容医療も始めました。美容医療は、幅広い世代の方が興味を持たれている分野です。一方で受診にハードルが高い面もあるので、その敷居を取り払いたいという思いもあります。美容目的で受診されて内科のご相談を受けることもありますので、ついでというわけではありませんが、話しやすい環境をつくっていきたいですね。
クリニックに行く習慣が身につくことは、病気の早期発見や予防にもつながりそうですよね。
そうですね。将来寝たきりにならないためには、病気を早期発見し、放置しないことが重要です。ですので、気になることは気軽にご相談いただきたいですし、自覚症状がない病気にも早期に対処できるように、健診とその後のフォローアップも重要視しています。健診の結果をもとに食事、運動、生活習慣などに早期介入することは、健康寿命を延ばすことにつながると考えています。健診を受けただけで放置している方も多いので、健診を受ける意味を今一度考えていただきたいです。元気な状態で健診からお付き合いをスタートし、ライフステージに沿って最期まで患者さんに関わり、お手伝いすることが当院のめざすところです。この地域で予防医療にも、先頭を切って取り組んでいきたいですね。
こちらのクリニックで健診を受けるメリットを教えてください。

このエリアで人間ドック全般に対応しているクリニックや健診センターは数少ないのですが、当院の特徴は、CTやMRIの検査がすぐに実施できることです。検査機器と体制がそろっているのは先代が病院をめざしていた頃の名残でして、そのおかげでいろいろな悩みを持つ方が来院できる場所になっていると思います。また、検査の後のフォローについてすぐにお話しできるところも強みです。当院にはさまざまな専門の医師やスタッフがいます。管理栄養士も在籍していますので、栄養指導も可能です。
地域住民の「生活」を医療と介護両面でサポート
同法人の関連施設との連携について詳しく教えてください。

まず、関連の介護福祉施設の診療も当院で行っています。あとは、最近は介護を必要とする透析患者が増えているため、通院はもちろん、施設に入りながらの透析にも対応できる体制を整えました。この辺りのエリアには、透析施設が限られている上に、冬は雪が積もりなかなか家から出られませんし、無理な通院は危険であることから法人内で完結できるようにしました。あとは、1年前から訪問診療を本格的に始めました。現在は連携施設と協同し訪問診療・訪問看護・介護リハビリを実施しています。利用したいと思っても「どんなことをしてもらえるのか」「そもそもどこに相談したらいいのかわからない」といった方が多いので、「この人にはこれが必要」という道案内をする役割を担っていきたいと考えました。ハブ空港ならぬ「ハブ機能クリニック」というイメージです。その結果、今は当院に電話すれば何とかなる、という状況ができつつあります。
春日院長が診療で大切にしていることをお伺いしたいです。
友達感覚で気軽に話すことができる医師になりたいですね。これは、私が医師になってからずっと思っていることです。ただ話をしに来てもらうだけでもいいんです。看護師には気軽に話せるけれど医師にはなかなか話しづらいという方もいらっしゃいますが、そこをなんとか引き出したいなと思います。診療では患者さんを必ず一度は笑顔にしたいと考えています。体調が悪くて沈んだ顔をしている方も、何かしら笑ってほしいですし、そのように気軽に来ていただけるクリニックにしたいんです。見た目はいかついのですが、「しゃべるとこんな感じなんだ」と思っていただければうれしいです(笑)。診療面で一番大切にしていることは「安心・安全」。医療は、それが担保されてからのスタートですからね。
読者へのメッセージをお願いいたします。

「地域を見て人を診る」ことを大切に、安心・安全を重視し、気軽にいつでも立ち寄っていただけるクリニックをめざしています。患者さんを診るということは、医療プラスその方の生活を見るということです。医師は患者さんの生活にはなかなか関わりづらいのですが、患者さんは診察室の外で過ごす時間のほうが圧倒的に長いわけですし、病気も生活の一部と考え、医療面だけでなく介護の面においても、患者さんの「生活」を支えていきたいですね。それが当院と真誠会グループの役割だと考えています。
自由診療費用の目安
自由診療とは人間ドック/4万3000円、医療脱毛/部分脱毛2000円~、しみケア/1万3000円~、IPL機器を用いたケア/1万7000円~

