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近視・乱視の眼内コンタクトレンズ
レーシックとの違いとは?

トメモリ眼科・形成外科

(橋本市/橋本駅)

最終更新日:2024/08/15

トメモリ眼科・形成外科 近視・乱視の眼内コンタクトレンズ レーシックとの違いとは? トメモリ眼科・形成外科 近視・乱視の眼内コンタクトレンズ レーシックとの違いとは?
  • 自由診療

目の中に小さなレンズを挿入し、近視・乱視などの目の屈折異常を補正する眼内コンタクトレンズ手術。近年、レーシック手術と並んで注目を集める先進の治療法だが、実施している施設がまだそれほど多くないため、興味はあっても治療の実際について詳しく理解できていない人が多い。また、自由診療となるため高額な手術費を目にして二の足を踏んでしまう人もいるだろう。「地方でも世界水準の眼科医療を」をモットーにする「トメモリ眼科・形成外科」の留守良太院長は、和歌山県で積極的に眼内コンタクトレンズ手術を実施し、多くの実績を積んでいる眼科医。先進的な医療に取り組むことで地域医療のボトムアップに貢献し続けている留守院長に、眼内コンタクトレンズについて、またレーシック治療との違いについて詳しく解説してもらった。

(取材日2024年7月18日)

視力回復のために有用な眼内コンタクトレンズ。メリットとデメリットをよく理解してから決断を

Q眼内コンタクトレンズとはどういったものなのでしょうか?
A
トメモリ眼科・形成外科 患者一人ひとりに寄り添い手術の丁寧な説明を心がけている

▲患者一人ひとりに寄り添い手術の丁寧な説明を心がけている

眼内コンタクトレンズ手術とは、近視・乱視といった屈折異常がある目の中に小さなレンズを挿入し、裸眼で日常生活を送れるようにすることをめざす視力補正手術の一つです。コンタクトレンズのように取り外して手入れや管理をする必要がなく、異物感もありません。手術後は術後すぐから眼鏡やコンタクトレンズなしでの生活が望め、その効果は半永久的に維持が期待できます。また、万が一白内障などの病気になった場合にはレンズを取り外すことができますので、治療の妨げにもなりません。患者さんのメリットが期待できる方法であり、レーシックに変わる新しい方法として注目されていますが、実施している医療機関はまだそれほど多くありません。

Q具体的にどんな人が眼内コンタクトレンズに向いているのですか?
A
トメモリ眼科・形成外科 それぞれの症状に合わせて適応できるか確認している

▲それぞれの症状に合わせて適応できるか確認している

強度の近視・乱視の人や、左右の視力差が大きいなど眼鏡やコンタクトレンズでの視力補正が難しい人、ドライアイやアレルギーがある、スポーツをするなどの理由でコンタクトレンズや眼鏡の使用が難しい人、眼鏡やコンタクトレンズが不便だと感じる人などにお勧めです。ただし、上記の条件に当てはまっていても、体が成長している未成年や妊娠中の方、白内障や緑内障などの目の病気がある方、糖尿病などの全身疾患がある方は適応外となります。さらに視力の変化がまさに進行している方の場合は、せっかく手術をしてもレンズの度数が変動する可能性が高いためお勧めできません。

Qレーシック手術とはどう違うのですか?
A
トメモリ眼科・形成外科 より専門性の高い検査で適切な診断を行う

▲より専門性の高い検査で適切な診断を行う

レーシックはレーザーで角膜を削って形状を調整し、視力回復を図る手術です。角膜だけの手術なので短時間に受けることができ、年齢制限もありません。ただし一度削った角膜は元に戻せないため、手術のやり直しはできません。また、まれに近視が戻る可能性があり、ドライアイの症状が高確率で出ることが多いです。一方、眼内コンタクトレンズは角膜を削らないため必要に応じて再手術できるのが最大のメリットです。レーシック手術では対応が難しい強度近視にも適応可能で、クリアな見え方が期待できることも特徴です。ただしレーシック手術よりも回復に時間がかかり、費用もかかります。

Q眼内コンタクトレンズのデメリットはありますか?
A
トメモリ眼科・形成外科 治療効果だけでなく、患者の安心に意識を置いているという

▲治療効果だけでなく、患者の安心に意識を置いているという

可能性は少ないものの、眼内手術になるため感染症のリスクを伴います。感染症予防のため術後には点眼などの適切なケアを行う必要があります。また、挿入したレンズがうまく合わない場合には、期待どおりの見え方にならないことがあります。新しい見え方に慣れていないだけならばいずれ慣れていきますが、レンズの大きさが合っていないなどの原因があれば、再手術が可能です。そして、レーシックに比べると新しい技術となるため、実施している医療機関が少ないのもデメリット。お一人お一人に合わせたレンズの発注する必要もあるので、治療までの待機時間が長くなることが考えられます。手術を受ける場合は時間に余裕を持って計画しましょう。

Q自由診療の手術ですが、気をつけたほうがいいことはありますか?
A
トメモリ眼科・形成外科 定期的に眼科への受診を推奨している

▲定期的に眼科への受診を推奨している

眼内コンタクトレンズは保険適用外の自由診療となります。手術やレンズの費用に加え、その後の検診などの費用まで含めると高額になる可能性が高いです。手術費用やその後のサポート体制は医療機関によって異なりますので、手術を受ける前にしっかりと確認しておくことが大切です。手術の有用性を考えると適している方にはお勧めできる手術ではありますが、高額であることは間違いありません。自分の年齢やこれからの人生で使用するだろうコンタクトレンズや眼鏡の費用などを概算して比較し、じっくりと考えていただければと思います。

ドクターからのメッセージ

留守 良太院長

眼内コンタクトレンズ手術は画期的な視力補正手術ですが、実施している医療機関はまだ多くありません。当院では、地域の皆さまにこの手術を受けていただくべく、手術を実施しています。高額な治療になりますので、術前には費用や補償についても丁寧に説明し、手術のメリット・デメリットを十分に納得していただいた上で手術を行っています。手術適応かどうかの検査・診断も自信を持って行っていますので、興味がある方は一度ご相談いただければと思います。これまで、「先進的な医療は地方では受けられない」というイメージを持っている方にこそ、眼内コンタクトレンズについて、そして当院について知っていただけたらと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

眼内コンタクトレンズ手術(レンズ種類により異なる)/61万6000円~

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