全国のドクター12,911人の想いを取材
クリニック・病院 158,234件の情報を掲載(2024年9月20日現在)

  1. TOP
  2. 和歌山県
  3. 橋本市
  4. 橋本駅
  5. 医療法人涼悠会 トメモリ眼科・形成外科
  6. 手術をしないとどうなる?QOL向上を図る白内障手術

手術をしないとどうなる?
QOL向上を図る白内障手術

トメモリ眼科・形成外科

(橋本市/橋本駅)

最終更新日:2024/08/15

トメモリ眼科・形成外科 手術をしないとどうなる? QOL向上を図る白内障手術 トメモリ眼科・形成外科 手術をしないとどうなる? QOL向上を図る白内障手術
  • 保険診療
  • 自由診療

40代頃から徐々に始まり、80代にはほとんどの人がかかると言われる白内障。目の中でレンズの役割をする水晶体が濁り視力が低下する病気で、根治をめざすには手術が必要だ。しかし、手術への恐怖や不安から適切な治療を受けずに放置してしまい、生活に支障を来したり、緑内障などの合併症を引き起こして失明リスクを高めたりすることも。和歌山県橋本市にある「トメモリ眼科・形成外科」は、留守良太院長が先進の医療機器を取りそろえ、数多くの日帰り白内障手術を実施しているクリニック。地方でも世界水準の白内障手術の提供をめざしているという。そこで今回は豊富な経験を持つ留守院長に、白内障や同院こだわりの手術について詳しく話を聞かせてもらった。

(取材日2024年7月18日)

白内障は放置せず、早めの手術でQOLの改善を

Qそもそも白内障とはどういった疾患ですか?
A
トメモリ眼科・形成外科 気になる症状があれば早めに相談を

▲気になる症状があれば早めに相談を

白内障は目の中でレンズの役割をする水晶体が濁り、光が通らなくなることで徐々に視力が低下する進行性の病気です。主な原因は加齢で、60代以上になると約80%の人がかかっているとも言われています。加齢性の場合は症状の進行は比較的ゆっくりなので、初期にはなかなか気がつきません。見え方に支障が現れるのは濁りがかなり広がってから。痛みや充血などはまずありませんが、「目がかすんで見える」「視界がぼやける」「物が二重に見える」「光がまぶしい」などの症状があれば白内障の疑いがあります。また加齢以外にアトピー性皮膚炎や糖尿病などの全身疾患、他の目の病気の合併症、目のけがや薬剤の副作用で起こることもあります。

Q手術を受けずに放置するとどうなりますか?
A
トメモリ眼科・形成外科 生活に支障をきたす前に、定期的な受診も重要

▲生活に支障をきたす前に、定期的な受診も重要

白内障が自然治癒することはありませんので、白内障を放置すると最終的には失明に至ります。白内障が悪化し続ければ眼圧が上昇した状態が続き、急性緑内障を引き起こす可能性もあります。緑内障は日本人最大の失明リスクです。緑内障で欠けた視野は取り戻すことができません。見えないことでの心身へのストレスも大きなものになりますし、高齢の方の場合は認知症や生活習慣病への悪影響も考えられます。さらに、水晶体の奥にある網膜の状態が見えなくなるため、検査をしても加齢黄斑変性や糖尿病網膜症などの病気が発見しにくくなります。手術への不安があるとは思いますが、主治医と相談して点眼治療や手術を検討することが大切です。

Q手術以外の治療方法はあるのでしょうか?
A
トメモリ眼科・形成外科 豊富な経験と技術で地域を支える院長

▲豊富な経験と技術で地域を支える院長

現在の医療で白内障の根治をめざす方法は手術しかありません。老化現象で根治をめざせるのは白内障のみのため、多くの方が受けられます。しかし、ごく初期の方、年齢や全身の状態が悪い方、認知症によってすぐに手術を受けることが難しい方には、点眼薬で進行の抑制を図りながら経過を観察しています。ただし点眼薬で水晶体がきれいになるわけではないので、白内障はゆっくりながらも進行します。進行して視力が低下すれば、結局は手術が必要となります。手術は怖いかもしれませんが、入院も不要で、痛みも少なく通常10分程度で終了します。いずれ手術をと考えているのであれば、その後の人生をたっぷり楽しめるよう早めの手術をお勧めします。

Q貴院で受けられる手術の特徴を教えてください。
A
トメモリ眼科・形成外科 さまざまな症例に対応できるよう検査機器もそろえている

▲さまざまな症例に対応できるよう検査機器もそろえている

当院は「地方でも世界水準の眼科医療を提供する」をモットーに、先進の手術支援システムを導入しています。レーザーを使った手術中の目の動きを追跡・分析するビジョンシステムや、適切な場所を切開、眼内レンズを目の中心に正しく固定するためのイメージガイドシステムは和歌山県下で早くから導入しました。また、術前に計測した患者さんの目の計測データと世界中の数百万という症例データをオンラインで照合することで、より精密度の高い治療計画の立案が可能です。これにより多焦点眼内レンズや乱視矯正用眼内レンズの手術精度が上がり、手術後の屈折誤差ともに最小限に抑えることめざせるようになりました。

Q手術を受けるベストなタイミングはありますか?
A
トメモリ眼科・形成外科 それぞれのライフスタイルに合わせて対応してくれる

▲それぞれのライフスタイルに合わせて対応してくれる

一つのタイミングは「生活に支障が現れるようになった時」です。車の運転をしたい、趣味のゴルフを楽しみたいなどのモチベーションがある場合は早めに決断したほうが楽しい時間が増えるのではないかと思います。また認知症を患っている場合にも、早めの手術をお勧めしています。当院ではご家族の理解が得られれば認知症の患者さんにも多焦点眼内レンズを挿入し、視覚から得られる安心を守っていけるよう推奨しています。全身疾患がある場合は、全身の状態を注視しより良いタイミングを相談していくと良いですね。いずれにせよ、手術のタイミングは人それぞれ。現在は早期の白内障手術も保険適応となっていますので、主治医とよく相談しましょう。

ドクターからのメッセージ

留守 良太院長

白内障手術は多くの人が受ける手術であるからこそ、安全性以上のものが求められていると思います。当院は早くから多焦点眼内レンズを用いた白内障手術に対応しており、小瞳孔やチン小帯断裂など難症例の白内障にも日帰り手術で対応しています。また、他院で手術を受けられた方の再手術や相談にも対応しています。そして術後の見え方にこだわっており、白内障手術後の近方視力、遠方視力の改善、並びに乱視の矯正を図るための眼内レンズもそろえています。これまで「地方にいるから」と専門性の高い治療を諦めている方も多かったと思いますが、もう我慢の必要はありません。ぜひ気軽にご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

白内障手術(多焦点眼内レンズ、乱視矯正用眼内レンズ)/44万円~

Access