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心臓や血管を診る循環器内科
生活習慣を見直し循環器疾患の予防を

小田内科 循環器内科

(西宮市/西宮北口駅)

最終更新日:2024/06/13

小田内科 循環器内科 心臓や血管を診る循環器内科 生活習慣を見直し循環器疾患の予防を 小田内科 循環器内科 心臓や血管を診る循環器内科 生活習慣を見直し循環器疾患の予防を
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命に関わる「心臓」や「血管」などの病気を診る循環器内科。どのような症状がある場合に受診したほうが良いのかをイメージできる人は少ないのではないだろうか。「血管の老化は気がつかない間に進行し、さまざまな循環器疾患のリスクを高めていきます。気になる症状があれば、ぜひ受診してください」と話すのは、「小田内科 循環器内科」の小田成彦院長。循環器疾患は生活習慣との関わりも深く、食生活や運動習慣の改善による予防や早期発見が重要なのだとか。同院では、生活習慣病と関連する睡眠時無呼吸症候群の治療も行っている。今回、循環器疾患の種類や症状、検査や治療法などについて詳しく教えてもらった。

(取材日2024年5月13日)

気がつかない間に進行する血管の老化。定期的な健康診断や生活習慣の改善で循環器疾患の予防・早期発見を

Q循環器疾患には、どのような病気がありますか?
A
小田内科 循環器内科 睡眠時無呼吸症候群の治療も行っている「小田内科 循環器内科」

▲睡眠時無呼吸症候群の治療も行っている「小田内科 循環器内科」

循環器とは、血液、リンパ液などの体液を循環させる器官の総称です。この器官に問題が生じると、さまざまな症状を伴う病気を引き起こします。循環器内科では、血液を送り出す心臓をはじめ、全身に血液を送り届ける血管の診療を行います。具体的には、高血圧症、急性心筋梗塞などの虚血性心疾患や心不全といった心疾患、脳梗塞や脳出血、くも膜下出血といった脳血管疾患、動脈瘤、心臓弁膜症などが挙げられます。循環器内科の診療においては、すべての臓器になくてはならない血液を正常に送り届けることができるように、心臓や血管の機能を管理していくことが目標です。なお、心疾患は日本における死因の第2位、脳血管疾患は第4位となります。

Q循環器疾患の原因を教えてください。
A
小田内科 循環器内科 心電図やエコーなどの検査機器を完備

▲心電図やエコーなどの検査機器を完備

循環器疾患における血管の病気の多くは、動脈硬化が原因です。動脈硬化とは、文字どおり動脈が硬くなる状態のことで、加齢によるところもありますが、個人差が大きいのが特徴です。加齢以外の動脈硬化の主な原因としては、生活習慣病と喫煙が挙げられます。肥満、1日2合以上の飲酒、偏った食事、運動不足、睡眠不足、高血圧症、糖尿病、脂質異常症、歯周病など、循環器疾患の発症リスクを高める要因は多岐にわたります。

Qどのような症状があれば、すぐに受診したほうが良いですか?
A
小田内科 循環器内科 丁寧な説明や患者との対話を大切にした診療を行う

▲丁寧な説明や患者との対話を大切にした診療を行う

例えば、胸の痛みや動機、息苦しさ、胸の痛みや圧迫感、むくみ、呼吸困難、背中の痛み、めまいなど、普段と違う症状があれば、早めに受診したほうが良いでしょう。胸の痛みであれば狭心症や心筋梗塞、動悸であれば不整脈、息苦しさや胸の苦しさであれば心臓の病気が進展して心臓全体の動きが悪くなっていたり、心不全が起きていたりする可能性も否定できません。ほかにも、意識消失発作、爪や唇などの血色不良であるチアノーゼ、間欠性跛行、急激な四肢痛などがあれば、ぜひ受診を検討してください。

Q循環器疾患の検査や治療について教えてください。
A
小田内科 循環器内科 食生活や運動習慣の改善による予防や早期発見が重要

▲食生活や運動習慣の改善による予防や早期発見が重要

心臓に異常が疑われる場合、心電図やエコーによる検査とともに、他の内臓疾患を調べるための採血も行います。不整脈の恐れがあれば、24時間心電図を計測するホルター心電図検査も実施します。検査の結果、循環器疾患と診断された場合、基本的には食事指導や運動指導による生活習慣の改善を試みます。それだけでは症状の改善が見込まれなければ、薬による治療を行っていきます。血液の流れを良くするためのカテーテル治療が必要となり、狭心症や心筋梗塞が疑われる場合、当院では基幹病院を速やかに紹介させていただきます。

Q睡眠時無呼吸症候群の治療も行っているそうですね。
A
小田内科 循環器内科 めまいや息苦しさなど、普段と違う症状があれば専門家に相談を

▲めまいや息苦しさなど、普段と違う症状があれば専門家に相談を

睡眠時無呼吸症候群とは、睡眠中に呼吸が何度も止まってしまう病気です。「いびきがうるさい」と言われたことがある方は、もしかしたら睡眠時無呼吸症候群かもしれません。大きないびきや呼吸が止まっている時間が長くなると低酸素状態を招くほか、日中の眠気などによるストレスを引き起こす恐れがあります。それによって高血圧症や脳卒中、心筋梗塞などの虚血性心疾患の発症リスクを高めてしまいます。また、睡眠時無呼吸症候群は糖尿病や脂質異常症の合併もあるなど、生活習慣病との関わりが深い病気です。そのため、生活習慣病の治療を行う当院では、生活習慣病の改善をめざすとともに、睡眠時無呼吸症候群の治療にも対応しています。

ドクターからのメッセージ

小田 成彦院長

生活習慣病で通院している方は、その状態を管理していくことが心臓病などの循環器疾患を予防するために有用です。定期的な通院によって、心臓や血管の異常も発見しやすいでしょう。しかし、そうではない方は注意が必要です。血管の老化は自覚症状がない状態で進行してしまうため、病気を見つけること自体が難しくなります。ぜひ定期的に健康診断を受けたり、自分で生活習慣を管理したりするように心がけてください。当院では皆さんが健康で長生きできるお手伝いをしていきたいと考えています。どうぞお気軽にご相談ください。

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