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気づきにくい緑内障
定期検査で早期発見・早期治療を

城眼科

(枚方市/枚方市駅)

最終更新日:2019/01/10

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  • 保険診療

40歳以上の日本人の有病率は実に5%。緑内障は20人に1人がかかる可能性があり、決して珍しい病気ではない。「40歳を過ぎたら、誰もが緑内障を疑って検査を受けるべき」そう話すのは、枚方市にある「城眼科」の城信雄院長。緑内障は一度かかってしまうと、失った視野を元どおりにすることはできず、完治は望めない。症状が進行して、失明という恐ろしい事態になることを避けるためにも、早期発見・早期治療で視野障害の進行を食い止めていくことが重要だと言う。平均寿命が延びても、視覚機能が寿命を全うできるように、緑内障に対する正しい知識について、城院長に話を聞いた。 (取材日2018年11月22日)

生涯「見える生活」を送るため、定期検査で早期発見・早期治療

Q緑内障とは、どのような病気なのでしょうか?
A
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▲疾患の早期発見のため、定期的な受診が必要

緑内障は、目と脳をつなぐ視神経に障害が生じることで、視野、つまり見える範囲が狭くなる眼科疾患です。白内障と名前が似ていますが、白内障は白く濁った水晶体を取り換えれば見えるようになるのに対して、緑内障は視神経が一度傷ついてしまうと再生ができず、失った視野を回復できない点が緑内障の怖いところです。病気の原因は明らかにされていませんが、眼圧と深い関係があります。眼圧というのは眼球の硬さを表し、眼圧が高い状態が続くことで視神経が圧迫されて、ダメージを受けやすくなります。ただ、眼圧が正常であるにもかかわらず緑内障になるケースも多く、むしろ日本人はこの「正常眼圧緑内障」のほうが多いと言えます。

Q緑内障の自覚症状はどのようなものがありますか?
A
2

▲同院では幅広い眼科診療を受けることができる

急性の緑内障発作であれば自覚症状がありますが、初期段階は多くの場合が無症状です。視野が狭いと感じる、視界がかすむ、光を見ると虹のような輪っかが見えるなどの症状がある場合は、すでに緑内障が進行してしまった状態と言えます。緑内障の多くは緩やかに進行するため、急に見えにくくなることはありません。また、片目が緑内障になっていても、もう一方の正常な目が視野を補うため、異常に気づかないことが多いのです。緑内障は末期になるまで症状がなく、自分で病気を早期発見するのが難しい病気ですが、知らずに放置すると最悪の場合、失明につながる恐れがあります。症状が現れる前に検査を受けて、病気を見つけることが重要です。

Q高齢者に多いイメージですが、若い方の発症は多いのでしょうか?
A
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▲患者の通院負担にも考慮し、日帰り手術にも対応している

40歳以上の20人に1人、60歳以上の10人に1人が緑内障を発症しており、決して高齢者特有の病気ではありません。結膜炎などほかの眼科疾患で受診した人でも、緑内障が見つかる確率は高く、40歳を過ぎたら誰もがかかる可能性がある病気だと疑って積極的に検査を受けてほしいと思います。緑内障は最近になって若年化し、発症率が増えたわけではありません。もともと患者さんの数自体は潜在的に多かったのですが、日本人の平均寿命が延びたことで、将来的に緑内障が弊害となる人が増えたというのが適切な見方です。今すぐの視野が問題なのではなく、80歳、90歳まで視力を持たせるためにも、早期に治療を始める意味があるのです。

Q早期に治療を開始するためには、定期的な検査が重要なのですね。
A
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▲先進の設備を導入し、安心かつ安全な医療提供を心がける

検査を受けることで、自覚症状のない初期段階で緑内障を発見することができます。昔は眼圧検査のみでしたが、眼圧が正常でも緑内障になることがわかってからは、眼圧検査のほかに眼底検査、視野検査、OCT(光干渉断層計)検査を行い、視野の欠損範囲や視神経繊維の量を数値化し、進行具合まで詳細に確認するようになりました。自覚症状がないだけに視野の狭窄(きょうさく)を知って皆さんショックを受けられますが、緑内障と診断されたからといって、すぐに症状が悪化するわけではありません。今の状態を保てるように10年後20年後を見据えた治療計画を立てていきます。初期で発見するためにも1年に1度、定期的に検査を受けてください。

Q最後に、緑内障の治療について教えてください。
A
5

▲「かかりつけ医に相談することが何よりも大事」と話す城院長

「手術ですか?」と尋ねられることも多いですが、ほとんどが点眼薬を用いた薬物療法になります。進行が早く、薬では間に合わない場合は手術を選択しますが、手術で視神経を回復させることはできません。眼圧を下げやすいだけで、見やすくなるわけではないんです。緑内障の治療は完治をめざすのではなく、眼圧をコントロールしながら視野障害を抑制することが狙いです。高血圧などの慢性疾患と同じで、一生眼圧を管理していかないといけませんが、治療を継続することで現在の視野の状態が保て、高齢になった時の失明リスクを下げることができます。将来の自分のための治療であることを理解して、病気と上手に付き合っていくことが大切です。

ドクターからのメッセージ

城 信雄院長

緑内障と診断されると、皆さんとてもショックを受けられますが、「緑内障=失明」というわけではありません。医療の進歩により、治療や検査の精度はどんどん良くなっています。早期に発見して治療をしていけば、寿命を全うするまで視野を維持することは、決して難しいことではないのです。緑内障は見つかったからと言って、すぐに何か問題が起こるわけではありません。困るのは20年後、30年後です。人間ドックや企業健診の眼底検査で眼圧の数値を指摘されたけど、特に症状がないのでと、検査結果を放置している人は、眼科で検査を受け、適切な治療を受けることをお勧めします。80歳、90歳で「見える生活」を送るために大切なことです。

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