全国のドクター8,470人の想いを取材
クリニック・病院 161,469件の情報を掲載(2019年9月23日現在)

医療法人 光瞳会 城眼科

医療法人 光瞳会 城眼科

城信雄院長
頼れるドクター掲載中

日本人に多い「正常眼圧緑内障」
定期的な検査で発見し治療する

医療法人 光瞳会 城眼科

保険診療

Main

健康診断や歯科検診は定期的に受診しているが、眼科検診はそこまで積極的ではないという人もいるのではないだろうか。眼科疾患の中には自覚症状が乏しく、重篤化するまで気づきにくいものも多いそうだ。その1つが緑内障。中でも日本人に多い「正常眼圧緑内障」は、自覚症状がないまま少しずつ視野が欠けていき、検診によって発見されるまで気づかない場合も多いのだとか。症状がないと受診しようとなかなか思いづらいが、「自分で気づけない病気だからこそ、眼科検診で早期発見し、緑内障の進行を食い止めたい」と話すのは、「城眼科」の城信雄院長。長年、関西医科大学付属病院で緑内障手術に携わってきた、緑内障治療のエキスパートだ。正常眼圧緑内障の特徴や、定期的な眼科検診から治療までの流れを聞いた。(取材日2018年11月22日)

検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!

緑内障は具体的にどんな病気ですか?

緑内障は視神経の異常によって、見える範囲や視力に障害が起こる病気です。眼圧が上昇して眼球が固くなると、視神経が圧迫されて傷つき、目から得た情報が脳にうまく伝えられなくなります。緑内障は眼圧と深い関係がありますが、実は眼圧の数値が正常でも視野障害が起こることがあり、わが国では緑内障に罹患した患者さんの約7割が、この「正常眼圧緑内障」という統計も出ています。急激に眼圧が上昇すれば何らかの症状がありますが、正常眼圧緑内障の場合は自覚症状がほとんどなく、進行も緩やかなため、自分で病気に気づきにくいというのが難点です。治療の好機を逃さないためにも、定期的に眼科検診を受けることが大切です。

どのような人が緑内障にかかりやすいのでしょうか?

緑内障は高齢者に多い病気と思われがちですが、40歳以上の20人に1人、60歳以上の10人に1人が罹患しており、若い世代でもかかる可能性のある頻度の高い眼科疾患です。特に近視が強い方、近親者に緑内障を患っている人がいる方は、正常眼圧緑内障にかかりやすいことがわかっており、40歳を過ぎたら年に一度は眼科検診を受けることを勧めています。障害を受けた視神経は修復することができず、緑内障は一度かかってしまうと完治できない病気であり、日本人の失明原因の1位を占めます。緑内障に視覚機能を奪われないためにも、視野の狭窄が進む前に病気を見つけて、症状がそれ以上、進行しないように食い止めていくことが重要です。

緑内障と診断されたら、どのように治療するのでしょうか?

治療は主に点眼薬を用いて、眼圧が上昇しないように管理していきます。正常眼圧緑内障の場合、もともと眼圧は高くないのでコントロールがしやすく、早期に治療を開始して継続すれば現状の視野を維持することが可能です。高齢化が進み、昔よりも長生きできる時代になりました。40代、50代で緑内障を発症してしまい、寿命を全うするまで視野が持たないのでは、高齢になってせっかく体が元気でも、生活の質は落ちてしまいます。緑内障が問題になってくるのは今ではなく、歳をとってからなんですね。緑内障はこれといった予防策はありません。将来の失明の可能性を減らすためにも、若い時より定期的に検査を受ける習慣をつけてほしいと思います。

検診・治療START!ステップで紹介します

問診票を記入

来院し受付を済ませたら、問診票への記入を行う。眼底検査では瞳孔を広げるために目薬を使うのだが、検査後2、3時間は目がかすんだりぼやけたりするため、来院時は車やバイクは避けて、公共交通機関を利用してほしいそう。使用している眼鏡やコンタクトレンズ、あとはお薬手帳があれば持参してほしいとのこと。予約をしていなくても、検診を受けることは可能だそう。

医師による問診

見えやすさや痛みなどの自覚症状、既往歴や服用中の薬など、問診票を見ながらチェックしていく。現在の患者の状況を確認するために問診、ならびに視診を行う。近親者に緑内障の人がいる場合や、眼科の症状で気になることがあれば、話をしておく。

医療機器を用いた検査

緑内障は自覚症状がないため発見が難しい病気だが、眼科検査を受けることで早期の緑内障も数値化して診断することが可能。検査は、視力検査、眼底検査、眼圧検査、視野検査のほか、OCT(光干渉断層計)を用い、障害が生じている視神経繊維の量を計測して、緑内障の進行度合いを調べることが可能である。正常な人は1年に1度、緑内障と診断された人は2ヵ月~4ヵ月に1回のペースで検査を受けるのが望ましい。

検査結果の報告

検査結果をもとに、緑内障の進行具合が詳細に伝えられる。初期の緑内障は自覚症状がないだけに、自分の視野の狭さを知り、驚く人も多いそうだ。治療計画を立てる際は、現状に着目するのではなく、10年先、20年先の視野の状態を予測し、パンフレットを使ったり、画像を見せたりしながら、わかりやすく説明してくれる。

点眼薬を用いた緑内障治療

進行が早い場合は手術が選択されることもあるが、多くの場合、眼圧を下げるための点眼薬を用いて、進行を遅らせるよう治療を行う。点眼薬の種類は豊富で、利便性や回数、副作用も考慮しながら、患者の状態や喘息などの持病に合わせて適切な薬を処方する。緑内障の治療は、継続することが大切。高血圧や高脂血症などの慢性疾患と同じように、どれだけ本人が自覚して治療を続けられるかがポイントだという。

ドクターからのメッセージ

城 信雄院長

日本で失明原因のトップを占める緑内障。一番の理由は発見の遅れです。人間ドックや健康診断の眼底検査で指摘されても、見え方に異常を感じないため、何となく放置している人もいるかもしれませんが、せっかくの検査結果を無駄にしてはいけません。今は大丈夫でも治療せずにそのまま過ごせば、数年後には問題が起こる可能性が高まります。緑内障は自分で気づくことは困難ですが、検査をすれば初期段階での診断が可能です。そして初期で治療を始めて、継続している患者さんで失明した人は、これまで私が診てきた限りではいません。緑内障は誰でもかかる可能性のある、頻度の高い慢性疾患です。他人事と思わず、眼科検診を受けていただきたいです。

Access
Access
Access
Access
Access
Access
Access
Access
Access
Access
Access
ドクターズ・ファイルをご活用いただく皆様へ
使い分けよう!「総合病院」と「クリニック」
Promotion landing
外出先でもドクターズ・ファイル
Qr doctor

ドクターズ・ファイルの情報をスマートフォン・携帯からチェック!スマートフォン版では、GPS位置情報を利用した最寄りの病院探しができます。

書籍「頼れるドクター」のご案内

ドクターズ・ファイル特別編集ムック「頼れるドクター」を一覧で紹介します。 →全ラインアップを見る

Denentoshi after
Bunkyo after
Chiba after
関連コンテンツ
採用情報『ドクターズ・ファイル』では編集部スタッフを募集しております。 詳細