35歳を過ぎたら
定期的な乳がん検診で早期発見をめざす
きむらクリニック小児科 乳腺科
(吹田市/江坂駅)
最終更新日:2026/04/15
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乳がんは、日本人女性が患う部位別のがんとしては最も多く、9人に1人がなるともいわれている。しかし、乳がんの多くは進行が遅く、ステージ1であれば寛解も期待できる。そのため、検診による早期発見が重要になるのだ。「きむらクリニック小児科 乳腺科」では乳腺外科医である木村綾副院長が、女性を支えるホームドクターになりたいという想いから、乳がん検診に力を入れている。「発症数が多い40~50代の女性は、子育てや仕事で多忙な上、検査時の痛みへの不安もあり、受診しない人が多いんです」と語る木村副院長に、受診のタイミングや検診の種類、セルフチェックの仕方、検診の流れについて聞いた。
(取材日2026年2月27日)
目次
検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!
- Q乳がん検診は何歳から受けるべきですか?
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A
できれば35歳を過ぎたら毎年受けていただきたいですね。というのも、乳がんは30代後半から増え40~50代でピークとなるため、お子さんを持つお母さん世代、また仕事でキャリア形成している時期に、見つかることが少なくないからです。自治体などによる乳がん検診の場合は、40歳以上の女性を対象に隔年の受診を推奨しています。マンモグラフィで異常がなくてもエコーで病変が見つかることもあるので、40歳以上の方には2年に1回の検査の間の年にエコー検査を受けるようお話をしています。いずれにせよ早期発見できれば完治が期待でき、治療による体への負担も減らせる可能性が大きいので、ぜひ定期的に検診を受けるようにしましょう。
- Q乳がん検診にはどのような種類がありますか?
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A
エックス線によるマンモグラフィと超音波検査があります。マンモグラフィは乳房全体を圧迫板で挟んで撮影しますが、適切に挟むことで被ばく量が抑えられ、画像の解像度も上がります。さらに、検査時の痛みは想像よりも少ないことも多いです。マンモグラフィでは石灰化やしこりなどの病変を検出しやすく、超音波検査は乳腺濃度が高い場合もしこりの認識が比較的容易といった違いがあるので、できれば両方受けることが理想です。当院では、その他に触診、乳がんの疑いがある場合は細胞診や針生検を行っており、信頼する病理学の教授に病理診断をお願いした上で確定診断し、病院を紹介するようにしています。
- Q早期発見のために日頃の生活で気をつけることはありますか?
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A
「ブレスト・アウェアネス」と呼ばれる、乳房を意識した生活を習慣化しましょう。例えば入浴時、せっけんがついた状態で乳房を触ってみるなど、自分の乳房の状態を日頃から気にかけることが大切です。定期的に検診を受けつつ、普段のセルフチェックもしっかり行います。なお、乳房のしこり、乳頭からの分泌液、乳頭乳輪のただれ、乳房の皮膚のひきつれ、発赤乳房の痛み・張りなどの異変を感じたら、自己判断せず乳腺外科の外来を受診してください。
検診・治療START!ステップで紹介します
- 1問診票に記入
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受付を済ませて問診票に記入する。月経周期や既往歴、授乳しているかどうかなどを詳細に回答する。過去に受けた乳がん検診の結果があれば持参しよう。同院の乳腺外科は予約制で、インターネットと電話での予約に対応している。
- 2受付に問診票を提出し、検査着に着替える
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受付スタッフが問診票の内容を確認する。原則として、妊娠・授乳中はマンモグラフィ検査を受けられないため、判断に迷うような状況だったり、気になる自覚症状があったりする場合は、事前にしっかり伝えよう。問診票の確認が済んだら検査着に着替える。
- 3マンモグラフィで乳房を撮影
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透明な板で乳房が挟まれる。圧迫して薄く平らにされた状態で撮影。左右の乳房を片方ずつ行う。撮影の間、乳房が圧迫される時間は数十秒ほど。同院では、経験豊富な女性診療放射線技師が優しく声をかけながら、検査を実施している。
- 4問診と視触診の後に超音波による乳腺エコー検査
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医師による問診と視触診を受ける。その後、乳房にゼリーが塗布され、医師が超音波器具を当て、検査画像が映し出されたモニターを見ながら乳房内部を観察する。マンモグラフィ画像だけでは腫瘍の診断が難しい場所を中心に、注意深く確認される。
- 5検査結果の説明を聞く
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診察室で、検査結果の説明と、今後のアドバイスを受ける。任意型検診の場合は、その日のうちに結果を聞くことが可能である。区市町村などが行う対策型検診では、行政の保健センターから後日郵送で結果が届く。
自由診療費用の目安
自由診療とは視触診+乳腺エコー/6600円、視触診+マンモグラフィ/7700円、視触診+マンモグラフィ+乳腺エコー/1万1000円

