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大西 幸作 院長の独自取材記事

大西内科クリニック

(堺市北区/三国ヶ丘駅)

最終更新日:2020/04/13

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「大西内科クリニック」は、JR阪和線および南海高野線の三国ヶ丘駅西口から徒歩2分という、アクセスが便利な場所にある。開業から25年たっているとは思えないほど、清潔感のあるクリニックだ。院長である大西幸作先生は、大阪労災病院で消化器内科医長として働く傍ら、2018年12月末、父である前院長の急逝を受けて後を継いだ。「専門分野とする消化器の診断・治療をしっかりと行うことはもちろんのこと、地域のホームドクターとして、あらゆる悩みに応えていきたい」と語る大西先生に、患者への想いや今後の展望など、たっぷりと語ってもらった。
(取材日2020年4月3日)

慢性疾患に応じて、専門とする医師の診察が可能

クリニックを継承して1年が経過されたそうですね。

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はい。私の父である前院長が急逝し、2018年の12月から私が院長職を引き継いでから、1年ほど経過しました。当院は1994年の開業から25年の歴史があり、1ヵ月に数百名の患者さんが訪れます。特に年末は患者さんの数も多く、慢性疾患を持つ患者さんにとって大事なお薬を急に切らせるわけにはいきません。父が大切にしてきた患者さんたちのためにも、クリニックを臨時休診にするという考えはありませんでした。ですから、父の昔からの友人や私の古くからの知り合いの医師に手伝ってもらい、父が他界してから今日まで、突然の臨時休診はないように診療を続けてきました。現在は医師4人体制で、私も労災病院とクリニックをかけ持ちしながら勤務しています。

こちらのクリニックの特徴は何でしょうか?

消化器内科と循環器内科、2つの専門分野に精通していることですね。当院に勤務している4人の医師は、一般内科の診療はもちろん、それぞれが専門とする分野の診療も可能ですので、疾患に応じて受診していただけます。2020年3月より大腸内視鏡検査の対応もスタートしました。日帰りであることに加え、鎮静剤を使用して苦痛が少ない状態で受けていただくことができますし、今は予約も取りやすいと思いますよ。ただ、当院は前処置のためのスペースが現在はありませんので、自宅で下剤を服用していただける方に限定しています。大腸がんは日本でも死亡率が高い病気ですから、早期発見につなげるためにも、40歳を過ぎたら一度検査を受けていただくことをお勧めします。

病院とクリニックを並行して診療される毎日はお忙しいのでは?

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確かに毎日忙しいですね。ですが、患者さんとの会話が楽しくて毎日が充実していますし、周囲の協力もあって、より良い医療の提供につなげられていると感じています。患者さんの中には、担当医が変わってしまうのではないかと不安に感じる人もいるかもしれませんが、常に私が中心となって信頼できる医師たちと連携して診療を行いますのでご安心ください。また、長年勤めてくれているスタッフもいて、今後もクリニック全体で地域の患者さんに寄り添っていきたいと思っています。引き続き研鑽を積んで、この地域の患者さんに還元していくためにも、しばらくは二足のわらじで頑張っていきたいと考えています。

常にアップデートした医療を提供していきたい

日々の診察の中で、気をつけていることは何ですか?

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急性期病院と地域のクリニックでは、提供すべき医療は少し異なります。特に地域医療においては、何よりも「このクリニックに来れば安心」と思っていただけるような、静穏さを提供したいと思っています。その考えから、できるだけ患者さんの目を見て診療し、笑顔で接するように心がけています。実際に医院継承してみると、勤務医として大きな病院にいるだけでは知ることがなかった課題も感じました。例えば、患者さんの血糖値や血圧のコントロールを行うには、その方の生活背景に踏み込んだ問診が必要なので、日頃からのコミュニケーションが欠かせません。そのため、新たに土曜午後の診療時間枠を設けて、患者さん一人あたりを長く診療できるような体制も整えました。

ほかにも、院長に就任してからの変化はありますか?

診療時間拡大のほかに、心電図やエコーの機器を新しく買い替え、電子カルテを導入するなど、設備を充実させました。当院は複数の医師がいますので、申し送りに不備が生じないように、カルテやエックス線写真などは機器を通してすべて連動させるなど、できる限りの先進的な医療体制を整えました。また、2019年8月にはクリニックを改装して、私が専門とする消化器疾患に対応した内視鏡検査室を作りました。従来は、胃カメラ検査などは連携病院を紹介していましたが、今後は診断から検査までを当院で実施することで、柔軟に患者さんの健康をサポートしていきたいと思っています。

近隣の医療機関との連携にも注力されていると伺いました。

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病診連携は父の代から積極的に取り組んでいます。現在は私が大阪労災病院の消化器内科医長であることから、大きな病気があればすぐ、大阪労災病院などにサポートしてもらえる体制になっています。先日も、クリニックに十二指腸潰瘍の出血が疑わしい患者さんが来られたのですが、すぐに救急に電話して一緒に大阪労災病院へ行き、内視鏡検査を行いました。「処置が早くてよかった」と患者さんに安心していただき、うれしかったですね。当院で早期胃がんを発見した際も、大阪労災病院で私が内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)をすることができます。また、連携という点では当院のスタッフや近隣の薬局さんの存在も欠かせません。患者さん一人ひとりをよく理解していますから、お薬を変えた際は薬局の薬剤師さんが必ず確認の連絡をくれるなど、非常に助けてもらっています。日頃から連携を密にすることで「全員で地域医療を支えている」という一体感があります。

父のような信頼される医師をめざし歴史を継承していく

まさに、皆で支え合っている地域医療ですね。

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そうですね。当院に長年通院してくれている患者さんからは、「先生が後を継いでくれて安心した」、「お父さんと似ているね」などと声をかけていただくことが多くて。父は心から患者さんと寄り添ってきたんだなと、改めて誇りに思います。そんな父の面影を残したいと、待合室では写真が趣味だった父の作品の数々をモニターに映し出しているんですよ。父の映像が流れると泣き出す患者さんがいるほどで、その様子を見ていたら、父が患者さんを支えてきただけではなく、多くの患者さんに父も支えられてきたのだと、地域医療の素晴らしさを感じました。「これからもクリニックをずっと続けてほしい」というありがたいお声をいただいているので、期待に応えていける医師になれればと思います。良いところは残しながらも、新しい時代にフィットした医療を提供し続けていきたいですね。

ところで、先生のご趣味は何ですか?

私は中学から大学までテニス部に所属していたので、今でもプレイしたい気持ちはあるのですが、クリニックと病院の診療や勉強会・研究会の活動と、忙しくてなかなか自分の時間を持てずにいます。家に帰るともうすぐ1歳の娘がいるのですが、子どもと過ごす時間もないほどで……。忙しい合間を縫って、週末にゆっくりお風呂に入ることが、最大の楽しみですかね。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

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当院が誕生して25年。患者さんも80代、90代とご高齢の方が多くなってきました。老老介護や独居などといった状況の中で、通院さえも難しく感じられる方も多いと推測しています。そのような悩みは一人で抱え込まず、病気以外のことであっても気軽に相談していただければと思います。また、風邪などの一般的な内科診療以外にも、消化器内科や循環器内科を専門とする医師と連携を図れること、そして総合病院と同等の設備をそろえて、苦痛の少ない胃・大腸の内視鏡検査を実施していることは、当院の強みです。医師同士も、気心の知れた仲の良いメンバーが集まっていますので、治療方針など熱くディスカッションすることもしばしば。慢性疾患で複数の科に通い、ご自身だけではコントロールが難しかった方も、それぞれに応じた包括的でこまやかなサポートを実現することができます。どんなに些細なことでも構いませんので、まずは一度ご来院ください。

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