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大西 幸作 院長の独自取材記事

大西内科クリニック

(堺市北区/三国ヶ丘駅)

最終更新日:2020/04/01

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「大西内科クリニック」は、JR阪和線および南海高野線の三国ヶ丘駅西口から徒歩2分という、アクセスが便利な場所にある。開業から25年たっているとは思えないほど、清潔感のあるクリニックだ。院長である大西幸作先生は、大阪労災病院で消化器内科医長として働く傍ら、2019年12月末、父である前院長の急逝を受けて後を継いだ。「専門分野とする消化器の診断・治療をしっかりと行うことはもちろんのこと、地域のホームドクターとして、あらゆる悩みに応えていきたい」と語る大西先生に、患者への思いや、今後の展望、家庭での素顔の部分など、たっぷりと語ってもらった。
(取材日2019年7月1日)

慢性疾患に応じて、専門とする医師の診察が可能

昨年末からクリニックを引き継がれたそうですね。

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私の父である前院長が急逝し、2018年の12月から私が引き継ぐことになりました。当院は1994年の開業当初からすでに25年の歴史があり、1ヵ月に何百人という人が訪れます。特に年末は患者さんの数も多く、慢性疾患の患者さんにとっては命綱ともいえるお薬を急に切らせるわけにいきません。父が大切にしてきた患者さんたちのためにも、クリニックを臨時休業にするという考えはありませんでした。父の昔なじみの友人や私の古くからの知り合いの医師に手伝ってもらい、父が亡くなってから今日まで、定休日以外で休みにした日は一日もないんですよ。今は、医師6人体制で、私も労災病院とクリニックをかけ持ちしながら勤務しています。

こちらのクリニックの特色は何でしょうか。

消化器内科、循環器内科、糖尿病内科の3つの診療科をそれぞれ専門とする医師が診察を行っている点です。6人の医師は一般内科の診療はもちろん、それぞれの専門分野の診療も可能ですので、ご自身の疾患に応じて受診していただくことができます。私も含め6人の医師は皆、今も急性期病院での勤務と並行して診療を行っていますので、日々アップデートしている知識を駆使し、地域の中でも特に専門的な医療を受診していただける環境が整いつつあると思います。また、全員研修時代を一緒に過ごした仲間なので、この地域の患者さんたちを安心して任せられる方たちだと自信をもっていえますよ。

病院とクリニックを並行して診療される毎日はお忙しいでしょうね。

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確かに毎日忙しいですね。ですが、クリニックで会う患者さんとの会話も楽しみなので毎日が充実していますし、力を貸してくれる周囲の理解もあって、患者さんにはより良い医療を提供できていると思います。担当医が変わってしまうのではないかと、ご不安に感じる患者さんがいるかもしれませんが、常に私が中心となって信頼できる医師たちと連携して診療を行いますので、安心していただきたいです。また、長年勤めてくれている事務スタッフもおりますので、これからもクリニック全体で地域の患者さんに寄り添っていきたいと思っています。さらには、現在私が大阪労災病院で治療を行っているすい臓がんや胆管がんなどの手術や治療は、消化器疾患の中でも主流になってきている分野といえます。引き続き研鑽を積んで、より良い医療をこの地域の患者さんに還元していくためにも、しばらくは二足のわらじで頑張っていきたいと今は考えています。

常にアップデートした医療を提供していきたい

日々の診察の中で、気をつけていることは何ですか?

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急性期医療とかかりつけ医の提供するべき医療は異なります。特に地域医療においては、何よりも「このクリニックに来れば安心」と思っていただけるような、静穏さを提供したいと思っています。できるだけ患者さんの顔を見て診療し、笑顔で接するように心がけています。クリニックでは、勤務医として大きな病院にいるだけでは、知りえなかった課題も感じました。例えば、患者さんの血糖値や高血圧のコントロールを行うには、その方の生活背景にまで踏み込んでお話ししなくてはいけません。そのために日頃からのコミュニケーションは必要不可欠です。以前はなかった土曜午後の診療を設け、お一人あたりの診療時間を長くできるよう対応策も取りました。医療人として視野がさらに広がったような気持ちです。

ほかにも、先生が引き継いでからの変化はありますか?

はい。心電図やエコーの機器を新しく買い替え、電子カルテを導入するなど、設備を充実させました。医師が6人いますので、申し送りに不備が生じないよう、カルテやエックス線写真などは機器を通してすべて連動させるなど、地域医療としてできる限りの先進的な医療をそろえています。また、8月にはクリニックを改装して、私が専門とする消化器疾患に対応した内視鏡検査室を作る予定です。内視鏡の機器は、大阪労災病院など総合病院と同じものを導入しますし、患者さんの負担が少ない鎮静下での内視鏡検査も受けていただける予定ですので、ぜひご活用いただきたいと思います。今まで胃カメラ検査ではほかの病院に行ってもらっていましたが、今後は消化器、循環器、糖尿病と幅広く患者さんの健康をサポートしていけるようにすることで、より安心感をもっていただけるのではないでしょうか。

周辺医療機関などとの連携にも、注力されているそうですね。

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病診連携は父の代から積極的でした。今は私が現役で大阪労災病院の消化器内科医長であることから、何か大きな病気があれば、すぐに大阪労災病院などにサポートしてもらえる体制になっています。先日も、クリニックに十二指腸潰瘍の出血が疑わしい患者さんが来られたのですが、すぐに救急に電話して、そのまま一緒に大阪労災病院へ行き、内視鏡検査をしたということがありました。処置が早く助かったとおっしゃっていただき、私もうれしかったですね。また連携という点では、当院のスタッフや近隣の薬局さんの存在も欠かせません。私以上に個々の患者さんをよく理解してくださっていますから、お薬を変えた際に薬局の薬剤師さんが必ず確認の連絡をくれたりと、非常に助けられています。日頃から連携を密にすることで、皆で地域医療を支えているという考えなんです。

父のような信頼される医師をめざし歴史を継承していく

まさに、皆で支えあっている地域医療ですね。

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そうですね。長年、当クリニックと親交のある患者さんからは、「息子さんが後を継いでくれて安心した」「お父さんと似ているね」などと声をかけられることが多いんです。父は本当に親身になって患者さんと寄り添ってきたんだな、と改めて誇りに思います。そんな父の面影を残したいと、待合室には、生前写真が趣味だった父の作品の数々をモニターに映し出しているんですよ。父の映像が流れると泣き出す患者さんがいるほどで、その様子を見ていたら、父が患者さんを支えてきただけではなく、多くの患者さんに父も支えられてきたんだろうな、と地域医療の凄さを感じました。これからもクリニックをずっと続けてほしいという声をいただいているので、期待に応えていける医師になれればと思います。良いところは受け継ぎながら、新しい時代にフィットした医療を提供し続けていきたいですね。

ところで、先生のご趣味は何ですか?

学生の頃は中学から大学生までテニス部だったので、テニスをしたいという気持ちはあるのですが、今はクリニックと病院の診療のほかに、学会や研究会の活動と、忙しくてなかなか自分の時間を持てないんですよ。生後半月の娘がいるのですが、子どもと過ごす時間もないほど。今は、週末お風呂に入れるのが最大の楽しみですかね。

最後に、読者の方へメッセージをお願いします。

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当クリニックが誕生して25年。ここに通われる方も80代、90代とご高齢の方が多くなってきました。老老介護や独居などといった状況の中で、通院さえも難しく感じられる方も多いことでしょう。お悩みは抱え込まず、病気以外のことであっても気軽にご相談していただきたいですね。また、風邪などの一般的な内科診療はもちろん、消化器内科、循環器内科、糖尿病内科と幅広い診療科を設け、それぞれ専門とする医師と連携を図れることが、当クリニックの強みといえます。特に気心の知れた仲の良いメンバーが集まっていますので、治療方針など熱くディスカッションすることもしばしば。慢性疾患で複数の科に通い、ご自身だけではコントロールが難しかった方も、お一人お一人に応じた包括的でこまやかなサポートを行っていくことができます。些細なことでも構いませんので、まずは一度ご相談ください。

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