池渕クリニック

池渕クリニック

池淵 元祥院長

頼れるドクター

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大阪市営地下鉄谷町線・出戸駅から5分、戸建て住宅と集合住宅が接する落ち着いた一角に「池渕クリニック」はある。先代が産婦人科として開業し、大規模病院で糖尿病診療に尽力していた池淵元祥(もとよし)院長が1999年に継承、今は遠方からも患者が訪れる糖尿病専門のクリニックだ。日本糖尿病学会糖尿病専門医の資格を持つ院長は先進の治療法や検査を取り入れるだけでなく、看護師や管理栄養士、薬剤師など多職種と連携し、患者の日常生活を反映したこまやかな生活指導を行っている。「検査法や治療の選択肢が増えた今、よりよい糖尿病治療を確立するために貢献したい、それが専門医の役目です」と語る院長に、クリニックの診療内容や過渡期にある今日の糖尿病治療について聞いた。
(取材日2017年11月21日)

理想的な糖尿病診療をクリニックで実践

―クリニックの歴史と、医師を志した経緯をお聞かせください。

私が6歳の時に、父がこの場所で産婦人科クリニックを開業しました。分娩などで父が昼夜を問わず働く姿を見ながら育ち、自然と医師に憧れるようになりましたね。そこでクリニックを継ごうと滋賀医科大学に進み、卒業後は大学院生として糖尿病を専門とする第3内科の心血管系グループで、柏木厚典先生のご指導を受けながら血管内皮細胞と糖毒性の関係などを研究しました。また、現在の国立循環器病研究センターでは後期研修を受け、原納優(はらの・ゆたか)先生のもとで臨床研究にも関わるようになりました。両先生の仕事に対する熱意は、今の私にも大きな影響を与えています。その後は現在の大阪医療センターで勤務していましたが、父が急逝したため1999年1月にクリニックを継承しました。

―クリニックを引き継がれる際には、どのような診療をめざしたのですか?

当時の勤務先は大規模病院で患者さんが非常に多く、またあの頃は生活指導の内容も画一的で不十分でした。そこでクリニックでは糖尿病を専門的に診ることにし、食事療法や運動療法では患者さんの日常生活を検討した上で個別のメニューを設け、指導を行うことに。食事については3日間の食事内容や生活を書き出してもらい、管理栄養士が摂取カロリーや成分を計算して、メニューの改良や食事の取り方をアドバイスします。運動が必要な方には、クリニック内でエルゴメーターとトレッドミルを使った個別の運動療法や、週1回のヨガ教室で集団での運動療法もしています。クリニックだからこそ、それぞれの患者さんの日常生活に応じたきめ細かな生活指導を継続的に行うことができると考え、継承開業というチャンスにやりがいを感じていましたね。

―自覚症状の少ない糖尿病ですが、患者さんはどのようなきっかけで受診していますか?

自覚症状のないケースとしては、特定健診で血糖値の異常が見つかった方が多いです。また、両親や身内に糖尿病の方がいて、心配から受診される方もいます。40代後半から60代の方が主ですが、最近の傾向では30代でも不摂生、特に食事内容が乱れていて体重減少や喉の渇き、眼底出血といった自覚症状のある方がいますし、あるいは緩徐進行1型糖尿病の方もみられます。ただ、インターネットで糖尿病専門の医師を探して当クリニックまでわざわざ来られる方が多いので、治療に対する意欲は高いですし、指導もしやすいですね。中には20年以上、北摂から通ってくださる方もいます。他には、連携している病院から当院に自宅の近い患者さんを逆紹介されることもありますし、近くのご家庭がかかりつけ医として数世代にわたって受診してくださっている場合もあります。



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