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東條 文明 院長の独自取材記事

三愛クリニック

(大阪市鶴見区/放出駅)

最終更新日:2024/06/10

東條文明院長 三愛クリニック main

学研都市線・放出駅からほど近い線路沿いにある「三愛クリニック」は、開業以来、内科・皮膚科・胃腸内科・整形外科・リハビリテーション科の5つの科を併せ持つクリニックとして地域に根差してきたクリニックだ。現在は、皮膚科を受診する患者が増えているという。同院は、患者の「より良い人生」をめざして診療を続け、紫外線治療やプラセンタ注射にも積極的に取り組むなど、地域の人にとって心強いクリニックへと成長を続けている。2023年には新院長として東條文明先生が就任し、新体制で再スタートを切った。そこで今回は、東條院長に同院についての話を聞くとともに今後の展望についても話を聞かせてもらった。

(取材日2023年7月3日)

何でも診られるゼネラリストをめざす

まずは医師になろうと思った理由や院長就任までの経緯を聞かせてください。

東條文明院長 三愛クリニック1

子どもの頃から医師として働く父の背中を見て育ちましたので、医師の仕事に尊敬と憧れがありました。ですから自分にとって医師をめざすことはごく自然なことだったように思います。幸い大阪大学医学部に合格し、卒業後は和歌山生協病院と尼崎医療生協病院にて研鑽を積みました。当初から何でも診られるゼネラリストの医師をめざしていましたので、プライマリケアや家庭医療について専門的に学び、総合診療を行う医師として、7年間修練を積んでまいりました。医師としてようやく独り立ちできたと実感し始めたところで、前院長である父が急逝。想像していたよりもずっと早かったのですが、いずれは当院を自分が担っていきたいと思っていましたので、父の遺志を継ぎ、新院長としてクリニックを継承いたしました。

5つの科を1人の医師が診るクリニックは珍しいですね。特徴を教えてください。

父は常々「今の病院は、診療科目が細分化し過ぎていてわかりにくい」と話していました。例えば内科は循環器内科、消化器内科、神経内科……などと分かれていて、患者さんはどこへ行けばいいのかわかりにくいと思います。この10年ほどで、町のかかりつけ医の必要性がいわれるようになってはきましたが、まだまだ一人の患者さんが複数の病院を受診しなくてはならない状況です。だからこそ当院は「何でも相談できるホームドクター」でありたいと考えています。そのために私自身も皮膚科や整形外科・リハビリテーションについても広く勉強してきましたし、東洋医学についても学んでいます。もちろん専門的治療が必要な場合は専門の医師を紹介しますが、患者さんの悩みに合わせてさまざまな症状を診られるゼネラリストでいようと心に決めて、日々の診療に取り組んでいます。

患者さんに接するときに心がけていることは、どんなことですか。

東條文明院長 三愛クリニック2

患者さんの目線に立つことです。当院は1歳から90歳以上の方まで実に幅広い年代の方々が受診してくださっています。当然、理解度、生活環境もそれぞれです。治療や症状について説明するときは、その人に合わせたしゃべり方で、その人にとってわかりやすい言葉を使うようにしています。意識してるのは、医学用語は使わないこと。ニキビとか、しみも医学的には専門用語があるんですが、それは医師が患者さんに言うこととは違うと父からもよく言われていました。難しい言葉で話しても伝わらない。患者さんのことを思えば、普段患者さんが使う言葉で話すほうがいいはずです。丁寧にお話ししていくことで、不安そうだった患者さんの顔がホッとした顔に変わるよう努めています。

「より健康に、より元気に、より美しく」をサポート

皮膚科を受診される患者さんがとても多いそうですね。

東條文明院長 三愛クリニック3

皮膚科の患者さんが全体の8割ほどで一番多いです。ニキビやアトピーが治らず、悩んでいるとホームページを見て来られる方がたくさんいます。1歳から90歳まで年齢も幅広いです。ただ、しみなどのお悩みで来られる方も多いので、30代から40代、そして50歳くらいの女性がメインです。中でも、特に注力してるのは薄毛治療。男性の場合AGAと呼び、悩んでいる方が大勢いるといわれています。治療を始めるまでは勇気が必要かもしれませんが、最初は暗い表情をしていた患者さんも、治療が進むにつれてどんどん笑顔が見られるようになってほしいと思っています。当院では悪性の円形脱毛症に対するトリアムシノロンアセトニドの局所注射も実施しています。もし悩んでいる人がいれば、気軽にご相談いただければと思います。

アトピー性皮膚炎や掌蹠膿疱症に有用な、紫外線治療も取り入れているそうですね。

難治性の皮膚疾患に対して保険適用の紫外線治療を実施しています。これは特定の波長域の紫外線のみを患部に照射する方法で、副作用が非常に少なく、治療中の痛みや違和感もほぼありません。小児や妊婦でも安心して治療を受けられますし、お顔や上下肢などの目立ちやすい部分にも使用できます。アトピー性皮膚炎や掌蹠膿疱症、白斑や乾癬などに悩んでいる方には、ぜひご相談いただきたいです。土曜日はお昼まで、平日は19時半まで受診できますので、学校やお仕事帰りにも気軽に立ち寄っていただけるのではないかと思います。

プラセンタ注射についても、詳しく教えてください。

東條文明院長 三愛クリニック4

プラセンタというのは人の胎盤から抽出したエキスで、4、50年も前から日本では許可が出ている厚生労働省認可のものになります。積極的に治療に使う医師が少なく、大学などの権威のあるところで行わないので、マイナーな印象があるかもしれません。当院では、東洋医学と合わせて「ツボ打ち」で注射をします。これまで病院は「病気を治す場所」だったかもしれませんが、今は「より良く、楽しく生きる」ための場所でもあると思います。

好奇心を持って、さまざまなことにチャレンジを

さまざまな悩みを抱えた患者さんがいらっしゃると思います。日々、どんな思いで対応されているのですか。

東條文明院長 三愛クリニック5

父のもとには、気の毒なくらい肌がボロボロになってしまっている患者さんや、摂食障害に悩む患者さんなど、本当にさまざまな悩みを抱えた患者さんが通ってくださっていました。中には病院不信から、あちこちの病院をてんてんとしていた方もいらっしゃいました。だからこそ父は、すべての患者さんに対して「僕が絶対治してあげる。絶対に味方としてサポートする」という気持ちで診療していたと聞いています。そのため、必要な時には患者さんを厳しく叱ることもためらわなかったようです。ですから私も「信じてくれる患者さんは僕が守る」という気持ちで、患者さんに向き合っています。

クリニックの雰囲気も含め、愛のあるクリニックですね。

開院以来ずっと当院が掲げてきた理念は「自愛・互愛・博愛」の「三愛」。この言葉は私の祖父の言葉だそうです。働くのは、自分のため、家族のため、スタッフのため、患者さんのため、という順番で、「自愛・互愛・博愛」。まずは自分を大切にする。そして家族や周り、最後に患者さん。患者さんが一番だと自分や周りに余裕がなくなる。そんな状態で良い治療なんてできないと、父はよく話していました。私もこのクリニックを継承し、日々この言葉の意味を噛み締めています。まだまだ足りない部分もあるけれど、クリニックの名前の由来である「三愛」を実践できるよう精進していきたいです。

最後に、今後の展望や読者へのメッセージをお願いいたします。

東條文明院長 三愛クリニック6

当院は地域の皆さんとともに歩んできたクリニックですから、これからも皆さんの声を大切に「人の助けになる医療」を提供していきたいと思っています。さまざまな病気や不調に対してはもちろんですが、予防やエイジングケアにも積極的に取り組み、男女関係なく「健康で美しくありたい」という願いにしっかりと寄り添っていきたいと思っています。そのために、患者さん一人ひとりの願いに耳を傾け、その人のための治療を提案していきたいと考えています。その結果「この人に相談すればなんとかなる」と思ってくださる人が増えれば、医師としてこれほどうれしいことはありません。これからも好奇心を忘れず、さまざまなことにチャレンジしていきます。どうぞよろしくお願いします。

自由診療費用の目安

自由診療とは

プラセンタ注射/2600円~(手技料1100円・1アンプル1500円~)、AGA治療(男性の薄毛治療)/AGA三愛セット 1ヵ月分:3万3000円
※診察料1100円が別途必要となります。
※その他自由診療メニューや費用に関しては医院ホームページをご確認ください。

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