全国のドクター14,545人の想いを取材
クリニック・病院 156,364件の情報を掲載(2026年10月18日現在)

ドクターズ・ファイル会員でできること

予約情報をマイページ上で管理できます!※

過去の予約を一覧化

予約内容の確認

予約の変更・キャンセル※

※一部対象外の医療機関もありますので、あらかじめご了承ください

会員登録がお済みでない方は

すでに会員の方は

  1. TOP
  2. 大阪府
  3. 大阪市西成区
  4. 岸里玉出駅
  5. 古志医院
  6. 古志 武彦 院長

古志 武彦 院長の独自取材記事

古志医院

(大阪市西成区/岸里玉出駅)

最終更新日:2026/10/15

古志武彦院長 古志医院 main

岸里玉出駅から徒歩2分、玉出駅から徒歩6分の閑静な住宅街にある「古志医院」。院長の古志武彦先生が、急逝した父から医院を引き継ぎ2000年に新たなスタートを切って以来、地域に密着したかかりつけ医として住民の健康を支え続けている。日本内科学会総合内科専門医、日本糖尿病学会糖尿病専門医の資格を持ち、総合内科の医師として幅広い悩みに誠実に応じる。近年は高齢化に伴い、訪問診療や多職種連携を通じた在宅医療にも注力している。また、発熱患者の動線を分けるなど感染症対策も徹底。今回は、通院困難な患者を支える体制や、働き盛り世代の不調に対する窓口としての役割など、地域医療にかける思いをたっぷりと聞いた。

(取材日2026年9月17日)

医師の家系に生まれ自然と医師をめざす

医師をめざされた経緯を教えてください。

古志武彦院長 古志医院1

実は中高生の頃は、開業医であった父の苦労や世間の医師に対する厳しい目を見て、医師になるのは避けたいという気持ちがありました。経済や心理に興味があり、モラトリアムを維持するためにあまり勉強もしていなかったんです。本当は何になるべきかわからないまま進学したというのが実情です。ただ、適塾で学んだ曽祖父をはじめ、祖父、父も医師であり、母方の祖父母も医療を生業としている家系に育ちました。そのため、どこか心の中に「将来は自分も医師になるのかも」という思いが無意識のうちにあったのかもしれません。今振り返ると、ご先祖さまが自然と導いてくれたような気もしますし、最終的にこの道を選んで良かったと思っています。

大学、勤務医時代の経験についてお聞かせください。

大学時代は、競技スキー部に所属して合宿や大会に出場したことは貴重な経験でした。一番の収穫は、尊敬できる恩師に出会えたことです。プロフェッショナリズムの重要性を教えてくださった先生や、「一身体一単位」として総合診療を重んじる先生のお話に感銘を受け、そこから真面目に医学と向き合うようになりました。卒業後は大阪大学医学部の第二内科に入局し、市中病院、兵庫医科大学病院を経て、学位取得後に、国立循環器病研究センターに勤務しました。当時の上司のご配慮で、脳血管内科だけでなく心臓内科、腎臓・高血圧内科、動脈硬化代謝内科など循環器疾患全般をローテーションで学ばせていただき、エビデンスに基づいた臨床経験を積めたことが、今の私の大きな礎となっています。

開業に至るまでの経緯と、勤務医との違いを感じたことがあれば教えてください。

古志武彦院長 古志医院2

国立循環器病研究センターの後、市立豊中病院内科糖尿病センターに勤務していた時に、当院の院長だった父が急逝しました。これからさらに専門性を磨こうと意気込んでいた矢先だったため戸惑いはありましたが、地域医療を守るために医院を引き継ぐことを決めました。勤務医から開業医になって最も戸惑ったのは、病院と一般の診療所では患者さんが求めているものがまったく異なるという点でした。最先端の医療を希望される方だけでなく、診療所にはより幅広い価値観を持つ方が来院されます。そこで、常に最良の医療を追求しつつも、患者さんお一人お一人の多様なニーズや満足度を重視するスタイルへと、自分自身の意識を大きく切り替えました。

多職種と連携し、通院困難な患者を在宅で支える

前回取材から9年がたち、地域や診療に変化はありましたか?

古志武彦院長 古志医院3

この9年間で地域にお住まいの方々の高齢化がさらに進んだと感じています。それに伴い、患者さんの層も変化し、サルコペニアやフレイルといった身体機能の低下、そして認知症などへの対応がますます求められるようになりました。また、この地域は高齢の方の独居世帯が非常に多いという特徴があります。ご家族がいらっしゃっても離れて暮らしているケースが多く、患者さんご本人が「薬はちゃんと飲んでいる」とおっしゃっても、実際にご自宅に伺うと薬が大量に残っているといったように、ご本人の訴えと実際の生活状況が乖離していることも少なくありません。だからこそ、日頃から生活の様子を多角的に把握することが非常に重要になってきていると感じます。

訪問診療にも力を入れられていると伺いました。

以前から長く通院してくださっていた患者さんが、ご高齢や病気によって通院が困難になるケースが増えてきたため、ご自宅へ伺う訪問診療に対応しています。患者さんが望まれれば、住み慣れたご自宅での看取りまで対応できる体制を整えています。ただ、私一人の力では限界がありますので、地域のケアマネジャーさんや訪問看護ステーションの方々との多職種連携が欠かせません。特に普段から患者さんの生活を身近で支えてくださるケアマネジャーさんや訪問看護師さんからの情報収集は、適切な診療を行う上で非常に重要です。院内でも、電子カルテを活用したりミーティングを行ったりして、チーム全体で患者さんの情報を密に共有しています。

高齢の患者さんと接する際、どのようなことを心がけられていますか?

古志武彦院長 古志医院4

一番大切にしているのは、患者さんお一人お一人に興味を持ち、その方の背景や価値観に共感することです。診察前の問診内容はもちろん、世間話を交えながら日々の暮らしぶりを伺うようにしています。病気の治療においては、必ずしもガイドラインどおりに進めることが全員にとっての正解とは限りません。中には「お薬はあまり飲みたくない」という方もいらっしゃいます。そうした場合は、しっかりとリスクをご説明した上で、患者さんご自身が納得される着地点をゴールに設定し、経過を見守ることもあります。理想を押しつけるのではなく、患者さんの価値観に寄り添うことが、ご満足いただき、末永い信頼関係を築くことにつながると考えています。

総合内科専門医として、何でも気軽に相談できる窓口に

働き盛りの世代へ向けた診療や、予防医療についてはいかがですか?

古志武彦院長 古志医院5

超高齢社会において健康寿命を延ばすことは重要ですが、同時に40〜50代の働き盛りの方々にも、予防の観点からもっと気軽に当院を利用していただきたいと思っています。例えば、男女の更年期やED(勃起不全)、AGA(男性型脱毛症)の治療に対応しています。更年期に現れる諸症状だと思ったり、ストレスでうつ症状が出ていると感じたりしても、実は背景に甲状腺疾患などの内科的な要因が隠れていることも珍しくありません。総合内科専門医として、まずはさまざまな視点から基礎疾患の有無を確認し、必要があれば適切な医療機関へご紹介しますので、「何科に行けばいいかわからない」という時こそ頼ってほしいですね。

今後の展望を教えてください。

私は国立循環器病研究センターレジデント時代に、循環器疾患の終末像ともいえる患者さんを数多く経験させていただきましたので、病気を未然に防ぐ「予防」の重要性が骨の髄まで染みついています。糖尿病専門医としての知見も生かし、糖尿病、高血圧、脂質異常症や肥満などの生活習慣病の管理及び脳卒中、心臓病、腎臓病などの循環器疾患の一次予防、二次予防には引き続き注力していきます。今後はそれに加えて、高齢者のフレイルやサルコペニア、認知症予防にもさらに介入していけたらと考えています。デイケアなどと連携しながら、リハビリ的な筋力トレーニングや栄養管理含め、地域の皆さまが長く元気に自分らしく生活できるよう、微力ながら地域医療の拠点として貢献していくことができればと思っています。

最後に、読者の方にメッセージをお願いします。

古志武彦院長 古志医院6

健康面で少しでも不安なことや疑問があれば、一人で悩まず、まずは何でも相談できる最初の窓口として当院にお越しください。そこで不安を取り除くお手伝いができれば幸いですし、通院が難しくなっても訪問診療でしっかりとサポートいたします。私自身は、休日はしっかり睡眠を取り、軽く散歩をしたりおいしい物を食べたりして心身をリフレッシュし、日々の診療への活力を養っています。これからも、単に疾患や臓器を診るだけではなく、患者さんの人生全体を総合的に診て、上手に年齢を重ねること、つまりウェルエイジングのお手伝いをしていきたいと考えています。地域の皆さまの健やかな毎日を、スタッフ一同、全力でサポートさせていただきます。

自由診療費用の目安

自由診療とは

ED治療/1500円~、AGAのケア/9800円~