全国のドクター9,150人の想いを取材
クリニック・病院 161,367件の情報を掲載(2020年4月09日現在)

  1. TOP
  2. 大阪府
  3. 大阪市東住吉区
  4. 駒川中野駅
  5. 医療法人 天野整形外科
  6. 運動器の機能回復・競技復帰をめざすスポーツリハビリテーション

運動器の機能回復・競技復帰をめざす
スポーツリハビリテーション

天野整形外科

(大阪市東住吉区/駒川中野駅)

最終更新日:2018/12/10

Main Main
  • 保険診療

「スポーツリハビリテーション」というと、プロのアスリートやスポーツに熱中している人が受ける“特別なもの”というイメージがある。たしかに、ケガや故障に悩むスポーツ選手が、リハビリに励む姿をテレビなどで目にする機会は多い。しかし、スポーツリハビリの目的は、運動器の機能を改善、回復させることにある。スポーツ競技が原因となったケガ、故障による機能低下をリカバーすることはもちろん、立つ、歩く、座るなど、日常生活での動作の改善にも適しているという。「天野整形外科」の天野大(ひろし)院長は、自らもサッカー選手としての経験を持ち、スポーツリハビリに力を入れている。天野院長に、スポーツリハビリの特徴や診療の流れなどについて詳しく話を聞いた。(取材日2018年11月16日)

検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!

Qスポーツリハビリーションと通常のリハビリとは違うのですか。
A

スポーツリハビリテーションも通常のリハビリも、体の動きの改善、回復をめざすというところは同じです。大きく異なるのは、通常のリハビリでは牽引など器具を用いた施術が中心になるのに対して、スポーツリハビリテーションでは理学療法士が筋肉をほぐしたり、動きが低下して悪くなっている筋肉の動きを促したりする処置を行うという点です。スポーツをしている人だけが対象ではなく、手術後の運動器の機能回復やご高齢者の日常動作の改善なども対象となります。目的によって、スポーツ競技への復帰をめざすアスレチックリハビリテーションと、日常生活の動作の改善をめざすメディカルリハビリテーションに分類できます。

Qチームで治療、施術を行われるそうですね。
A

医師、理学療法士、アスレチックトレーナーのチームで行います。医師は問診や触診などの診療を通して、どこに問題があるのかを正しく把握した上で治療方針を立てます。リハビリの施術は、理学療法士が中心になって行います。アスリートを競技に復帰させるトレーニングについては、アスレチックトレーナーが担当します。それぞれのパートで的確な対応ができるよう、チームで患者さんの情報をしっかりと共有して治療、施術を行います。チームで対応することで、時間をかけたリハビリテーションが可能になるのが大きなメリットで、患者さんにご自宅などで取り組んでいいただきたいセルフエクササイズのやり方なども丁寧に説明できます。

Qどの程度のケガをしたら整形外科受診すればいいのでしょうか。
A

スポーツ中に捻挫などのケガをしても、「そのうちに治るだろう」と受診しない人がいます。また、チームでのポジションを気にしてケガを隠す人もいます。こうしたケースでは、時間がたつと練習や競技ができる程度にまで回復することがあります。しかし、治ったわけではないので、そのままプレーし続けると徐々に悪化して、受診した時にはかなり悪い状態になっているということがよくあります。一方、ご高齢の方は、痛みや動きの悪さを我慢されることが少なくありません。「大したことない」と自己判断するのではなく、痛みが強い、動作に支障を感じているという場合は早めに受診して、医師の診断に基づいた適切な処置を受けたほうが安心です。

検診・治療START!ステップで紹介します

1医師による問診

ケガや故障がどのような状況で起きたのか、どの程度の痛みや動きの不具合があるのかなどについて医師による問診が行われる。より正確な診断につなげるために、これまでのケガや故障の経験などについても質問されることがある。いずれも診断に関わる重要な情報になるので、できるだけ詳しく答えたい。また、質問されなくても、気になっていること、不安に思っていることがあれば、遠慮せずに医師に伝えておくことが大切だ。

2画像診断機器を使った検査

問診の内容に基づいて、レントゲン、エコー、MRIといった画像診断機器を用いた検査を受ける。エコー、MRIを使用することでレントゲンでは写らない骨以外の腱や軟骨組織などもチェックできるという。問診の内容と画像診断の結果を総合して医師が診断を行い、症状やこれから始まるリハビリについて詳しく説明される。

3理学療法士によるリハビリ

実際にリハビリを行う際は、患者が緊張することがないように理学療法士が気さくに声をかけながら施術が行われる。緊張しているとどうしても体がこわばってしまい、リハビリの機能が半減してしまうこともあるそうだ。

4チーム体制によるリハビリ

スポーツリハビリを円滑に進めるためには、ドクターと理学療法士の密接な連携が欠かせないという。このため医師と理学療法士は、患者についてのさまざまな情報を共有して、同じ目標に向かって治療や施術を行う。理学療法士は理学療法のセオリーだけではなく、医師の治療ガイドラインなどについてもきちんと理解した上で、医学的な考え方と相反することがないように施術を行うそうだ。

5目標に合わせたリハビリ

リハビリは、治療プランに定められたリハビリの目標に沿って行われる。目標は、日常生活での痛みの軽減や動きの改善、アスリートの競技フィールドへの復帰など、一人ひとりの患者によって異なる。また、最終目標に至るまでには、いくつかのか到達すべきポイントが設定されている。リハビリを受ける患者は、こうしたポイントをひとつずつクリアしていくことで、最終ゴールとなる目標への到達をめざす。

ドクターからのメッセージ

天野 大院長

スポーツリハビリテーションがめざすのは、運動器の機能改善・回復です。アスリートはもちろん、スポーツクラブに所属している中高生、日常の動作に痛みや不安を伴う方も対象となるので、痛みや支障を感じておられる場合は早めに受診されることをお勧めします。誰にでもあるお子さんの成長痛と思われていた痛みが、実は筋肉と腱の付着部の炎症によるものというようなケースもあるので、自己判断は危険です。また、ケガや故障の判断を本人に任せておくと、我慢したり、隠そうとしたり、お子さんの場合は気づかないこともあります。お子さんやご家族、選手の様子に変わったところがないか、周囲の方々が見守ってあげてください。

Dr
Access