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武田 義廣 院長の独自取材記事

医療法人 武田小児科医院

(大阪市住吉区/沢ノ町駅)

最終更新日:2019/08/28

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古き良き大阪の風景が残る街、南住吉の住宅街の中に「武田小児科医院」はある。感染症法で定められた小児科定点の医療機関に指定されており、常に感染症へのアンテナを張り巡らせている、地域住人にとっては心強い小児科である。「病気のこと、子育てのことで不安になっている人が気軽に来てくれたらいいなと思っています」と話してくれたのは武田義廣院長。小児の病気について不安を抱えている人へ向けて、情報発信も行っている。また、院内は整理整頓・清潔が徹底されており、そんなところにも医院の診療方針がうかがえる。明るく、優しく親切にをモットーに23年間診療を続けている院長に、ゆっくりと話を聞かせてもらった。
(取材日2017年10月25日)

こまめな情報提供と丁寧な診療を

まず、院内のこだわりを教えてください。

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キッズスペースは、おもちゃを通じての感染をなくすため、思いきってなくしました。代わりに、すてきな絵本を時々入れ替えながら置くことにしました。また早くから予約順番システムを導入しましたので、自宅で待機して、順番が来たら来院していただけるようになっています。ワクチンも特別な時間帯を設けず、御希望の時間に予約を取っていただけます。その場合、待ち時間は別の場所で過ごしていただくなど感染予防対策も行っていますので、安心していらしてください。

院内報やホームページなどでたくさんの情報発信をされていますが、始めたきっかけは何ですか?

「子育ての悩みを抱える人や、病気について知識がなく不安に思っている人はたくさんいるんだな」と気づいたのがきっかけです。予防接種や流行中の病気のことをもっと知ってもらって、役に立ててもらえたらいいなと思って続けています。今は、お母さんたちはスマートフォンなど上手に使っていらっしゃる方が多いです。私自身はスマホ世代ではありませんが、医師会のパソコンクラブに属し、手作りのホームページも早く開設しました。毎日の診察の中で感じたことや病気のことを発信することで、病院の雰囲気なども伝わったらいいなと思っています。同じ話になっちゃうなあ、なんて思うこともあるのですけど(笑)。子どもたちが成長して、患者さんの顔ぶれも変わっていく中で、今でも続けています。新聞掲載やテレビなどのメディアにも発信しています。今年は手足口病について取材を受け、放映されました。

小児科の医師として、診療の際に特に気をつけていることはありますか?

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どの科も一緒だとは思うんですが、重い病気を見逃さないように気をつけることです。小児科にいらっしゃるお子さんの多くは感染性の病気なんですが、その中に大きな病気が隠れていることもあるんです。それをちゃんと見つけること。それから、お母さんの希望をよくお聞きして、その希望に沿って治療していくということ。いろいろな性格、考え方の方がいらっしゃいますから、それを真っ直ぐにお聞きする。その上で治療を進めていくことが大切になるのかなと思います。もちろん、患者さんであるお子さん本人の性格にも十分に配慮します。神経質な子からのんびりした子までさまざまですので、そこに合わせた対応をしていくように気をつけています。

患者の疑問に答えるのは医師の大切な役目

ワクチンの接種について迷う人は多いと思いますが、迷った際にはどうしたらいいでしょうか?

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「ワクチンで予防できる病気はワクチンで予防する」というのが原則です。その上で、一つ一つのワクチンのメリットと副作用を十分に理解し納得して接種していただけたらと思います。インターネットや書籍で徹底的に調べてみるのもいいでしょう。日本の予防接種は強制ではありませんが、是非賢明な選択をして接種してください。医師には何でも聞いてください。その答えが理解できなければ、十分に納得できるまで聞いてください。患者さんの疑問に答えるのも医師の大切な役目の一つだと私は思います。

「お医者さんに質問するのは緊張してしまう」という方も、実は多いのではないでしょうか。

そうだろうと思います(笑)。そもそも私自身もそうですけれど、緊張してしまったりしてよくわからないことも多いと思うんです。言葉の意味がわからない場合もあるかもしれないし、子どもがぐずってしまって聞き逃してしまうかもしれない。そうしたら後でちょっと落ち着いて、思いついたときでもいいんです。聞きたいことは何でも聞いてほしいです。医師に言いにくかったら、スタッフの誰かでも、一番聞きやすそうな人に聞いてもらえたら伝わります。ちょっとした悩みでも、ぜひお聞かせいただければと思っています。

季節ごとに流行する病気が違いますが、気をつけるべきことはありますか?

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春はロタウイルス感染症、夏は夏風邪、秋口はノロウイルス感染症、冬はインフルエンザ、といった具合に時期によって流行する病気はいろいろとあります。予防として一般的にいわれるのは、やはり手洗い・うがいです。それから、マスクの着用。普通のことですけど、やはり基本的なことは大切になるかと思います。手洗いは特に重要だといわれています。お子さんの手はさまざまなところを触りますから、その手をきれいに洗うのは大切です。外出先から帰ってきたら手を洗ってうがいをする、という習慣をつけることは単に清潔というだけでなく、病気の予防という意味でもいいことだと思います。それから無理をしすぎないこと。親子ともに、適度な休息を心がけることも大事です。

気軽に相談や受診をしてほしい

先生が小児科の医師を志したのはなぜですか?

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まず、緊急事態に対処できる医師になりたいと思っていたんです。そこで先輩に相談したら、「蘇生術をやるのであればまずは麻酔科で勉強したほうがいい」と勧められて、最初は麻酔科で研修を受けました。その後、いろいろな体験を重ねるうちに「私は新生児や小児に興味があるな」と気づきまして、では小児科かなと。実際に勤務医時代は救急でたくさんの新生児の治療もしてきましたし、今も多くの子どもたちと接してきて、小児科を選んで良かったなと思っています。また、小学3年生の時に2ヵ月足らずの間入院した経験があるのですが、その時に先生や病院のスタッフの皆さんに優しくしてもらって、どこか憧れたことも根底にはあったのかなと思います。

勤務医時代と開業してから、違いを感じるのはどんなことですか?

開業してから思うことなんですが、どんなに小さな子でもいろいろなことがわかってるなと思うんです。生後1ヵ月くらいの赤ちゃんにも、目の動きや表情などで「何かを考えてるんじゃないかな」と感じることがあるのです。勤務医時代は重病の患者さんも多かったので、そこまで気が回らなかったのかもしれません。それから、自分もまだまだ若くて、診療に精一杯で、病状とは関係ない子どもたちの些細な様子まで気を配れなかったこともあるかもしれません。今は年も重ねて、いろんな意味で余裕も出て、一人ひとりをゆっくり見ることができるようになってきたのかもしれませんね。

最後に、読者の方にメッセージをお願いします。

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今は核家族の家庭も多いですし、育児を一人で頑張っている方も多いですよね。周りに頼れる育児経験者がいないと、いろいろと心配なこと、わからないことがあるかと思います。当院は、そういったお母さま方がちょっとホッとできる場所になったらいいなと思っています。また小児科定点の診療所として、毎週、病気別のデータも常に取っています。お子さまの健康を守れるよう、さまざまな勉強会にも出席していますので、病気に関する疑問にもお答えいたします。些細なことでも抱え込まず、何でも聞いてください。予防注射や検診ももちろん大歓迎です。気軽に相談しにいく気持ちで来院してもらえたらとてもうれしいです。

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