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複数疾患の同時手術も
クリニックで対応可能な日帰り手術

医療法人秀明会 吉田眼科医院

(大阪市阿倍野区/北畠駅)

最終更新日:2025/01/15

医療法人秀明会 吉田眼科医院 複数疾患の同時手術も クリニックで対応可能な日帰り手術 医療法人秀明会 吉田眼科医院 複数疾患の同時手術も クリニックで対応可能な日帰り手術
  • 保険診療

昨今、白内障をはじめとした眼科クリニックでの日帰り手術は、身近なものになりつつある。スケジュールの調整がしやすく、日常生活への影響が少ないため、患者にとっても安心だろう。大阪市阿倍野区にある「吉田眼科医院」も、眼科疾患の日帰り手術に取り組むクリニックの一つ。主に手術を担当する吉田秀之先生が緑内障を専門としていることもあり、同院では白内障はもちろん、緑内障、硝子体、斜視など、より専門性の求められる手術も数多く実施。加えて同時手術にも対応し、通院や将来的なリスクといった患者負担を減らすことにも取り組んでいる。「通院から手術、術後管理までワンストップで医療を提供し、患者さんが安心して通えるクリニックをめざしています」と話す吉田先生。今回は、同院で行う日帰り手術について詳しく聞いた。

(取材日2024年12月18日)

白内障から緑内障、網膜硝子体手術まで、専門性高く幅広い眼科手術に対応し、併用手術も実施

Qこちらで受けられる日帰り手術について教えてください。
A
医療法人秀明会 吉田眼科医院 さまざまな日帰り手術に対応している同院

▲さまざまな日帰り手術に対応している同院

当院では白内障手術、緑内障手術、硝子体手術のほか、「めばちこ」や「ものもらい」と呼ばれる霰粒腫(さんりゅうしゅ)摘出術、結膜の病気の除去を行うための翼状片手術などのさまざまな日帰り手術に対応しています。日帰り手術のメリットは、入院の必要がなく、短時間で終了することです。院内には先進の医療機器をそろえ、日本眼科学会眼科専門医が患者さん一人ひとりの生活スタイルや価値観を考慮して、オーダーメイドの治療プランをご提案しています。手術時には麻酔科を専門とする医師が立ち会うのも特徴で、全身状態をこまやかにモニタリングしながら手術を進めますので、安心して手術に臨んでいただけると思います。

Qまずは白内障手術について、詳しく教えてください。
A
医療法人秀明会 吉田眼科医院 白内障手術について詳しく説明する吉田先生

▲白内障手術について詳しく説明する吉田先生

当院では、白内障手術では水晶体を超音波で砕いて吸い取る「超音波乳化吸引術」という方法で、濁った水晶体を取り除き、眼内レンズという人工水晶体を目の中に挿入しています。手術では切開が必要となりますが、その傷もわずか3~4ミリ程度で、手術時間も5~10分、トータルでも2時間程の短時間です。痛みもほとんどないように、点眼や注射による麻酔を行いますし、どうしても「痛みに弱い」「不安が強い」という方には、静脈内鎮静法による麻酔にも対応しています。白内障手術では、2020年4月から一部の多焦点眼内レンズが選定療養と認められました。多少費用はかかっても、生活の不便を改善したいと選択される方は増えていますね。

Q緑内障手術についてはどうでしょうか。
A
医療法人秀明会 吉田眼科医院 先進の眼科医療機器を導入し、より質の高い診療の提供に努める

▲先進の眼科医療機器を導入し、より質の高い診療の提供に努める

残念ながら一度緑内障で失った視野は戻らないため、緑内障の手術は進行を抑えることを目的とした、眼圧を下げるための手術になります。緑内障の治療では、一般的に薬物治療を行って、選択的レーザー線維柱帯形成術(SLT)やレーザー虹彩切開術などのレーザー治療を行っても十分な眼圧下降が得られず、病気が進行する場合に手術適用となります。手術をしても見えたり、明るくなったりということがありませんから、緑内障手術は術後の回復が早く合併症が少ないとされる、低侵襲緑内障手術(MIGS)を積極的に取り入れています。日帰りの緑内障手術の方法としては、患者さんの状態により選択し、濾過手術や流出路再建術などを行っています。

Q網膜疾患に対する硝子体手術についても教えてください。
A
医療法人秀明会 吉田眼科医院 精密な検査とともに丁寧な説明を心がけている

▲精密な検査とともに丁寧な説明を心がけている

硝子体手術は硝子体と呼ばれるゼリー状の組織を対象とした手術で、網膜に異常が発生した際に行われます。手術は繊細かつ高度な技術が必要で、眼科の手術の中では難しい手術の一つとされています。ひと言に網膜疾患といっても、加齢黄斑変性、網膜裂孔、網膜剥離、網膜静脈閉塞症、糖尿病網膜症など多種多様にあり、病気によって治療法や術後の状態はまったく異なります。できる限り注射やレーザー治療での対応をめざしますが、黄斑前膜や黄斑円孔、網膜剥離の一部などではすぐに手術適用となるケースも多いです。急に手術となると驚かれると思うので、眼底写真や検査結果を示し、丁寧にご説明することでご納得いただけるよう心がけています。

Qこれらの手術を同時にできるそうですね。メリットは何ですか?
A
医療法人秀明会 吉田眼科医院 同時に手術を行うことで、患者自身の負担軽減にもつながる

▲同時に手術を行うことで、患者自身の負担軽減にもつながる

目の病気は中高年期以降に発症確率が高まるため、白内障と緑内障、白内障と網膜疾患が併発しているケースも少なくありません。その際、白内障があるのに放置して、緑内障手術や硝子体手術だけを行うと、白内障が進行してしまうといわれています。併発している場合には、同時に検討することが望ましいでしょう。ほかに、治療にかかる時間や通院回数といった負担を減らせるメリットもあります。とはいえ、多様な手術に対応し、同時に手術を行えるクリニックは限られます。クリニック選びは慎重に検討することをお勧めします。

ドクターからのメッセージ

吉田 秀之先生

目の疾患には、手術のタイミングを逃すと急にリスクが上がるものが多く、一度悪くなったら元に戻すことが難しい場合も少なくありません。特に緑内障は40歳以上から、白内障は60歳以上からリスクが高くなります。「最近、見え方が変わった」「どうも見えづらい」など、気になる症状がある時には早めに受診してほしいと思います。目の手術に抵抗がある方もおられるでしょうが、手術するしないに限らず、一度検査してみるだけでも構いません。今の状態がわかれば、何か対策を取ることもできるでしょう。また手術となった場合も、痛みに配慮しながら、できる早く日常生活の戻れるよう低侵襲な手術を心がけています。いつでもご相談ください。

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