全国のドクター9,298人の想いを取材
クリニック・病院 161,126件の情報を掲載(2020年10月24日現在)

  1. TOP
  2. 大阪府
  3. 大阪市城東区
  4. 放出駅
  5. 医療法人潤優会 松谷クリニック
  6. 松谷 亮一 理事長

松谷 亮一 理事長の独自取材記事

松谷クリニック

(大阪市城東区/放出駅)

最終更新日:2020/04/01

72376

JR学研都市線の放出駅から東へ歩いて3分。「医療法人潤優会 松谷クリニック」は、約50年にわたって地域に親しまれている耳鼻咽喉科と小児科のクリニック。「私のモットーは誠心誠意。患者さんは自分の家族だと思って診療にあたることです」と、笑顔を絶やさず出迎えてくれたのは、理事長を務める松谷亮一先生。あくまで地域密着型クリニックという基本スタンスを守りつつ、小児科の診療を行う。小さな子どもを抱える親の悩みを解消につなげ、Bスポット療法とも呼ばれる上咽頭擦過療法や睡眠時無呼吸症候群といった専門性の高い治療を率先して行うなど、患者や治療に対する思いは人一倍熱い。そんな松谷理事長に、現在の取り組みや診療時のポイントなど、熱い胸中をじっくり語ってもらった。
(取材日2019年8月22日)

専門性の高い治療で患者のさらなるニーズに応える

こちらでは、どのような診療が中心ですか?

20191010 1

まずは、地域の皆さんに気軽に通ってもらえるクリニックでありたいと思っています。そして新しい治療や医療機器を導入し、なるべく多くの皆さんの力になることが当院の役割だと考えます。副鼻腔炎や中耳炎で苦しんでいる子どもたちの診療や、ご高齢で耳が遠い方の補聴器の相談など一般的な耳鼻咽喉科診療はもちろんですが、難聴や耳鳴り、めまい、声がれなど、現代人に多い成人の疾患にも対応しています。また、当院にはストロボスコープという機器があり、声帯の振動を直接見ることができます。歌手やアナウンサー、お坊さん、学校の先生など、喉や声のことでお困りでしたらご相談いただければと思います。他にもやれることはまだまだたくさんありますから、患者さんのお役に立てるよう、いろいろ考えていくつもりです。

近年、特に力を入れている治療はありますか?

最近ニーズが急増しているのは、Bスポット療法とも呼ばれる上咽頭擦過療法です。鼻の奥から喉につながる上咽頭の炎症に対して薬を直接塗る治療法で、鼻や喉の奥の痛み、不快感や違和感など、さまざまな不調の改善を目的としています。患部へのアプローチは鼻からと喉からの2通りがあり、なるべく苦痛を与えないよう、患者さんの特性を見ながらセレクトするのがポイントです。いつも癖のように鼻の奥を鳴らしているような方にはお勧めしたい治療法ですね。当院には、この治療を受けるために、わざわざ調べて来られる方も多いです。

睡眠時無呼吸症候群の治療も行っていますね。

20191001 2

睡眠時無呼吸症候群になると眠りが浅くなるため熟睡感がなく、日中も眠くなって倦怠感や集中力の低下を招くなど、特に車のドライバーや精密な仕事をしている人には深刻な問題となります。また、眠っている間に呼吸が止まってしまうため心臓や肺に大きな負担がかかり、寿命に影響したり突然死の原因になったりする場合もあるので、決して軽んじてはいけません。体型的な問題と関連性が深く、40代以上の肥満気味の男性に多く見られるのが特徴です。治療に関しては睡眠時に機械で空気を送り込んで気道を確保することにつなげる持続陽圧呼吸療法、いわゆるCPAP療法が中心で、当院ではさまざまなタイプのデバイスを用意しており、患者さんに合わせてチョイスすることが可能です。また、鼻閉塞のある場合は鼻に入れるチューブ状の医療機器、下顎の落ち込みで舌根沈下が起こる場合は歯科と連携してマウスピースを用いた治療も行っています。

小児科とのコラボレーションで総合的な診療を実現

診察室にはたくさんのモニターがありますが。

20191010 3

患部を観察する際はCCDカメラを利用して、できる限り可視化しています。耳や鼻の中というのは普段は見えない部分だけに、通院が長引くと「まだ通わなくちゃいけないの?」と思われることもあるでしょう。そんな時に目で見て確認できれば「やっぱりもう少し通院したほうがいいな」とご納得いただけます。実際に経過を見ながら実感を得てもらうことは私が大切にしていることの一つで、開業してからずっとこのスタイルを続けています。お子さんたちも、モニターに映る自分の鼓膜を興味津々で見てくれますよ 。

待合室も診察室も小児科のような雰囲気ですね。

そうですね。キッズスペースもありますし、いたるところにキャラクターや動物などの絵をたくさん飾って、どうすればお子さんたちに怖がらずに受診してもらえるかを常に考えています。耳や鼻の処置では時につらいことも伴いますから、嫌だ嫌だと泣き叫んで行きたがらないのが普通です。そこで、できるだけリラックスしてもらうために笑顔で声かけをして、ネブライザーにフルーツの香りをつけたり、診療が終わればカプセルトイで遊べるようにしたり、そうした工夫のおかげで自分から行く行くと言ってくれる子が増えてくれました。お兄ちゃんが診療を受けていると、弟さんが「僕もやってほしい」とせがむほどです。当院が耳鼻科デビューになる子も大勢いますから、処置を怖がらなくなることは、その子にとって大きな意味があると思います。

小児科の診療も行う理由を教えてください。

20191010 4

子どもを持つお母さんの中には、「耳鼻科と小児科、どちらで受診したらいいの?」と迷われる方が大勢いますし、小児科をかけもちしている患者さんもいます。ここに小児科があればそのような悩みは不要になると考え、毎週土曜日に専門のドクターを呼んで小児科診療を行うようになりました。大阪の民間クリニックで、耳鼻科と小児科を併設しているところはほとんどないと思います。耳や鼻はもちろん、おなかのことや皮膚のことも同時に診療できますから、子どもの日常的な疾患のほとんどはここで対応できると思います。また、同じ建物内に小児科の先生がいることでリアルタイムで情報を共有し、複数の視点から総合的な診断をして的確な治療につなげられることも大きなメリットですね。

必要なのは、誠心誠意と奉仕の気持ち

新たに始めた取り組みはありますか?

20191010 5

豊中市の千里中央にある分院の話ですが、今年の5月に「せんちゅうクリニック」としてクリニック名も新たにスタートさせました。こちらには耳鼻科と小児科の個室診療室があり、それぞれのドクターが毎日常勤して診療しています。まだオープンして日も浅いですが、ご利用いただければその便利さをきっと実感していただけると思います。また、こちらの本院でも耳鼻科専用の診療ユニットを新たに設置し、2020年4月から月曜、金曜の午後の診療は耳鼻科診療を2診同時併行できるようになります。これまで以上に多くの患者さんを効率的に診ることができるようになると思います。また、整体とのコラボレーションも予定しております。

休日はどのようにお過ごしですか?

ここ数年、日本のきれいな風景、歴史上の名所などをじっくり味わいたいと、あちこちを訪ね回っています。そこで感じたのは、やはり人とのふれあいなんですね。沖縄旅行へ行った時は、ある方の自宅に呼ばれてごちそうをいただいていると、そこに沖縄の伝統芸能を受け継ぐ青年団が来てくれました。総勢で50人ほどだったでしょうか。庭に即席の舞台を設えて、照明車や音楽を流すトラックも来て、素晴らしい踊りを披露してくれたんですよ。こんなもてなしを受けたのは初めてでしたから、もう非常に感動しました。こうした人の温かさ、気持ちの温かさを感じられるふれあいや交流ができれば、人生はすごくハッピーになるのではないでしょうか。私の生きがいは、誰もが喜べる場を提供すること。このクリニックもまさにそうで、患者さんやご家族に喜んでいただければ、それが私にとって何よりの喜びです。

最後に、医師としての心構えを教えてください。

20191001 6

やはり患者さんに対して誠心誠意で接していくことが何より大切ですね。患者さん一人ひとりに合った最良最適なサービスを、誠心誠意で提供していく。そのために問われるのは、やはり人としての資質ではないかと思います。社会に貢献して奉仕する気持ちがないとやっぱり駄目ですよ。どの職業でもそうかもしれませんが、何らかのかたちで人の役に立つことがモチベーションであるべきではないでしょうか。要はハートです。それが伝わるか伝わらないかは、ひとえに私たちの努力にかかっていると思います。ここでこうして診療しているのも何かのご縁で、本当に温かい人たちに囲まれながらここまでやってこれました。その期待に応えられるよう、今後も励んでいきたいと思います。

Access