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井上 真理子 院長の独自取材記事

池田産婦人科医院

(京都市伏見区/桃山南口駅)

最終更新日:2022/04/07

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京阪宇治線の桃山南口駅より南へ徒歩3分、住宅街の一角にたたずむ「池田産婦人科医院」。1979年に先代院長の池田幸先生が開業して以来、長きにわたって地域の女性たちの健康を守り続けてきた。1998年より副院長として同院に勤務し、2019年に院長職を受け継いだのは、池田先生の娘である井上真理子先生。院長就任を機に、内装も全面リニューアルしたのだそう。今回、「患者さんにリラックスしてお越しいただきたいですね。スタッフ全員でフォローしますので、ご安心ください」と明るい笑顔を見せる井上院長に、診療方針や心がけていること、今後の展望など豊富な話題で語ってもらった。

(取材日2022年3月8日)

女性のかかりつけ医に「婦人科」を選んでもらうために

クリニックとは思えないようなすてきな内装ですね。

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ありがとうございます。各階、それぞれ違う物語の世界観を参考にさせていただき、夢あふれる空間に仕上げました。特に1階のテーマになった物語はフランス語の原作を読むのが父との共通の趣味でして、私自身とても好きなんです。それぞれの場面を参考に、バラ模様の壁紙を貼った待合室や、夜の星空をデザインしたトイレなど、たくさんのこだわりを詰め込みました。患者さんにリラックスしていただけるとうれしいですね。ちなみに、女子高生の患者さんなんかはSNSにアップするための写真を撮ってますよ(笑)。患者さんたちにも好評のようで良かったなと感じています。

デザインにこだわった理由などはあるのでしょうか?

当院は婦人科のかかりつけ医をめざしていますので、そのためには、まずは気軽に通いやすい環境づくりが大切だと考えました。かかりつけ医というのは定期的に通っていただくものですから、来院の度に違った楽しみが見つかるのもいいかなと。実際に、今は感染対策で待合室も分けていますし、患者さんにとっても「次はあっちの待合室が見てみたい」といった楽しみもあるようです。女性は生理や更年期障害をはじめ、婦人科系の病気に悩まされることも少なくありません。最近では、女性ホルモンが減ってくる更年期になると、骨が弱くなることもわかってきました。骨粗しょう症は骨折してしまったら整形外科がいいと思いますが、婦人科でも予防や治療は行えます。女性のかかりつけ医として、ぜひ婦人科を選択していただきたいですね。

婦人科とともに、泌尿器科も診療されていますね。

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そうなんです。京都では少ないかもしれませんが、女性泌尿器科を標榜しました。というのも、一般的な泌尿器科は男性の患者さんが多く、女性にとって行きづらい場所だと思うんです。その悩みを解消し、さらに「婦人科と泌尿器科どちらに行けばいいのだろう……」と悩んでいる方にお応えしたいなと。日本泌尿器科学会泌尿器科専門医である福井彩子先生が診察を担当していますので、ぜひお任せください。福井先生は頻尿や尿漏れなど過活動膀胱の専門家で、週2回の外来診療を担当していただいています。他にも、日本産科婦人科学会産婦人科専門医で腹腔鏡手術を得意とされている衛藤美穂先生、また、ポリープ手術などの経験が豊富な森崎秋乃先生も在籍しています。また、必要に応じて専門の医療機関への紹介も速やかに行いますので、安心していただけたらと。医療機関同士の顔が見える連携を大切にしていますので、スムーズに紹介させていただきます。

スタッフ連携を大切に、リラックスできる環境を提供

接遇に力を入れていると伺いました。

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医師と看護師、スタッフが協力し合い、みんなで患者さんを手厚くフォローするように心がけています。例えば、クリニックのエントランスでスタッフが患者さんを出迎え、検温や消毒、靴の片づけまで行い、待合室のお席までご案内するようにしているんです。特に初診の患者さんは緊張していると思いますので、なるべくリラックスしていただけるようにしたいなと。また、診療においては、同じ女性として、常に「自分がされる立場だったらどうか」を考えるようにしています。どのような検査をしたら痛くなってしまうか、どんなことに不安を抱きがちかなどを考慮した上で、患者さんに向き合っていくことが目標です。できる限り痛みの少ない検査に努めていますが、中には痛みを感じてしまう患者さんもいらっしゃいます。そのような場合には、検査後に看護師やスタッフが丁寧にフォローするなど、婦人科に苦手意識を持ってしまうことがないように配慮しています。

患者層について教えてください。

当院をかかりつけ医にしていただき、家族2世代、3世代で来院される患者さんもたくさんいらっしゃいますよ。特に金曜日には、ご家族連れで来院されることも珍しくありません。この土地で長く診ていますから、初めは子宮頸がん検診や生理痛で来院していた患者さんが更年期に悩むようになるなど、一人ひとりと長くお付き合いできるのが開業医の魅力ですね。とはいえ、若い世代の方にとっては、婦人科は少しハードルが高いようです。性感染症を疑ったり、妊娠を心配したりするような時しか来院されないケースもあります。しかし、生理痛のつらい方などは、ためらわずに受診していただきたいなと思います。重い生理痛から子宮内膜症を患い、それが後に不妊症や骨粗しょう症などの原因となる恐れがあることもわかってきています。気軽に受診していただけるとありがたいですね。

女性泌尿器科ではどのような症状を診ていますか?

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頻尿や尿漏れをはじめ、膀胱炎や血尿、性病など幅広く対応しています。特に産後の女性に多い尿漏れは、子育てに必死なあまり治療を後回しにしてしまいがちです。尿漏れパッドなどが普及していますし、「放っておいても何とかなる」「加齢のせいだから仕方がない」と思ってしまう方も少なくありません。しかし、早い段階で骨盤底筋体操などを行うと、筋力がつきやすく、症状改善の見込みも高まります。ほかにも、急な尿意でトイレに間に合わない切迫性尿失禁には薬物療法、咳やくしゃみのタイミングで漏れてしまう腹圧性尿失禁には提携先の大学病院で手術といったように、患者さんの希望を考慮しながら適切な治療方針を決定します。尿漏れなどは放っておくと、産後うつの原因にもなる恐れがある病気です。当院の看護師はほとんどが助産師の資格も持っていますし、産後の悩みも含め、気軽に相談していただけるとうれしいです。

女性の悩みを何でも相談できるクリニックをめざして

ところで、先生が医師を志した理由は何ですか?

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医師が多い家系に生まれましたので、自然と私も医師をめざすようになりました。産婦人科を専門に選んだのは、父が産婦人科の医師だったこともありますが、産婦人科の女性医師は喜ばれることが多く、お役に立てるかなと思ったことも理由の一つです。当院に勤務する前は、基幹病院で7年ほど経験を積んできました。長年、京都でキャリアを築いてきましたので、今でも基幹病院など他の医療機関との関係構築に力を入れています。これもすべて患者さんのためです。地域のかかりつけ医の使命として、必要に応じて適切な病院に紹介していきたいと思っています。

お忙しい毎日だと思いますが、趣味を教えてください。

休日はピアノなど楽器の演奏や社交ダンスを楽しんでいます。西洋絵画も好きです。院内に飾っているキャビネットやデザイナーズチェアなどのインテリアも、私の趣味で集めました。また、今はコロナ禍で控えていますが、もともとは海外旅行が好きなんです。半年くらい前から計画を立てて、出発までにその土地の言語をある程度覚えてから行くようにしています。そのほうが現地での反応が全然違うんです。とても楽しいですね。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

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婦人科受診に抵抗がある方もいらっしゃるかもしれませんが、気軽に受診していただきたいです。「こんなことで何で来たの?」なんてことは絶対に言いませんので。体調が悪いときの選択肢に婦人科を選んでいただけると、とてもうれしいですね。また、最近はインターネットの普及によって、ご自分で病気などを検索される方も増えてきました。しかし、病気を診断するのは医師の仕事ですので、検索されるならば「どんな病院・医師がいいか」にしていただきたいなと。そして、ぜひご自分に合ったかかりつけ医を見つけて、健康な暮らしに役立てていただきたいです。また、今後はピルについての啓発活動も行っていくつもりです。中学生や高校生、その保護者、男性などにも理解を深めていただけたらと。これからも気軽に受診できる婦人科として、地域の皆さんに寄り添っていきたいと思います。

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