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早期発見につなげ乳房と命を守る
専門家が行う乳がん検診

百万遍クリニック

(京都市左京区/元田中駅)

最終更新日:2022/01/11

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  • 保険診療

40代後半からリスクが高くなるとされる乳がん。20〜30代で発症するケースもあり、家族歴も関係するといわれることから、若い年代でも乳がん検診に関心を寄せる人は珍しくない。一方で、「検査とはいえ、乳房を出すのには抵抗がある」「マンモグラフィは痛いと聞いて不安がある」などの理由から、検診を受けることに二の足を踏む人も。この現状に対し、「百万遍クリニック」の重富博之院長は、「早期発見であれば乳房を保存しやすくなります。まずはこまめに検診を」と指摘する。「女性の皆さんの不安を軽くし、乳房と命を守る」をコンセプトに、乳腺外科診断の充実と早期発見・早期治療に力を尽くす同院。取材では、乳がん検診の内容や重要性、検査を進めるにあたっての配慮や工夫について話を聞いた。

(取材日2021年12月21日)

得意分野が異なるマンモグラフィと超音波検査。2つの検査を組み合わせて診断精度を高め、早期発見をめざす

Q乳がん検診は何歳頃から受けるのが望ましいのでしょうか?
A
1

▲乳がん検診には欠かせないマンモグラフィ

乳がんは、日本人の場合40代後半から50代に多く、最近では60代でも増えているといわれています。40代を迎えたら、定期的に検診を受けることをお勧めします。ただ、30代以下で乳がんが見つかるケースも少なからずあるため、若いうちから検診を受けていただくのも良いかと思います。もちろん、しこりや痛みなど気になる所見がある場合にも、迷わず受診してください。気になる諸症状のほとんどはホルモンバランスの変化が原因していたり、良性腫瘍だったりします。不安な気持ちを軽くするためにも、気軽に検診を活用していただきたいですね。

Q乳がん検診の内容を教えてください。
A
2

▲パンフレットなども使いわかりやすい説明を心がけている

当院の乳がん検診では問診や触診と併せて、マンモグラフィと超音波検査を行います。マンモグラフィは乳房をプレートで挟んで圧迫した状態で複数方向からエックス線撮影する検査で、しこりになる前の石灰化した病変や乳腺の乱れを見つける能力がとても高いのが特徴です。一方、超音波検査は、小さなしこりを見つけるのが得意です。日本人は乳腺組織の多い高濃度乳腺の人が多く、マンモグラフィのみでは白く写るしこりが、同様に白く写る乳腺に隠れてしまい、見落としてしまう可能性があります。できるだけ確実に異変を拾い上げるためにも、2つの検査を同時に受けることが望ましいです。

Q「マンモグラフィは痛い」と聞くので心配です……。
A
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▲痛みに配慮された超音波検査機器

確かにマンモグラフィでは撮影時に乳房を引っ張りながら圧迫するので、痛みを伴うことがあります。ただし痛みの程度には個人差があり、一様に「痛い検査」というわけではありません。当院では経験を積んだ検査技師のサポートのもと、画像の質を保ちつつ痛みに配慮して撮影を進めます。もしも途中で強い痛みを感じた場合は遠慮なくお申しつけいただければと思います。また、生理前や生理中など女性ホルモンの影響により乳房が張りやすい時期を避けるのもお勧めです。どうしても痛みに耐えられない場合は、画像検査は超音波検査のみとなります。痛みもなく、エックス線による影響の心配がないのも、超音波検査の特徴です。

Q検診を受ける頻度の目安を教えてください。
A
4

▲早期発見につなげるためにも定期的な検診を推奨している

「前回の検診で特に問題はなかったから」と、自治体で推奨している2年ごとに受けられる方も一定数いらっしゃいますが、当院では早期発見につなげるためにも年1回検査を受けていただくことをお勧めしています。痛みや違和感、分泌物、しこりなど何らかの自覚症状がある場合に保健適用で検査を行います。ちなみに、何歳まで続けるべきかというのははっきり定義されておりません。80代になって乳がんが見つかるケースもありますので、心配のある方はなるべく長期間、定期的に検診を受けるのが安心かと思います。

Q日頃から気をつけたり意識したりしておきたいことはありますか?
A
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▲リラックスして検査が受けられるような明るい雰囲気の中待合室

40代以降は、セルフチェックを習慣化すると、異変を見つけやすいかと思います。ただ、セルフチェックをしていて問題なさそうだからといって、乳がんのリスクが潜んでないとは言い切れません。あくまで補助的なものとして捉えつつ、ご自身の体に関心を向けていくことが大事ですね。また乳がんは家族歴とも関連する病気で、血縁のある近親者に乳がんや卵巣がんの方がいる場合はリスクが高い傾向にあるとされています。身近に女性特有のがんを患った人がいる場合は、若いうちから検診を受けていただくと安心でしょう。

ドクターからのメッセージ

重富 博之院長

当院では診療経験が豊富な医師が多数在籍し、曜日によっては女性医師も診療にあたっています。患者さんの心理的・肉体的負担をできる限り軽くできるよう、医師と技師は十分に配慮しながら検診を進めてまいりますので、不明点や不安、ご希望はお気軽にお伝えください。また検診の結果、MRI検査などの精密検査が必要となった場合にも、そのまま当院で検査が受けられ、手術に関しては当院のグループ病院をご紹介することも可能です。定期的な乳がん検診やセルフチェックを行っていただくことが、早期発見と早期治療につながります。そして早期に治療できれば、乳房も温存しやすくなります。少しでも心配な症状があれば、いつでもご相談ください。

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