内視鏡検査などの検診や往診にも対応
地域密着型の医療の提供
宮地クリニック
(あま市/木田駅)
最終更新日:2021/10/12
- 保険診療
悩みに合わせてクリニックを分けることも一般的となってきている近年、悩みに対して専門的に深く診てもらえることは、メリットとして大きいものと言える。しかし時として「これはどこに相談したら良いのか?」といった悩みに直面することも少なくない。また、3世代で生活している家族にとっては、同じタイミングで体調不良となることもあるため、「家族で一緒のクリニックに通えたら」と感じることもあることだろう。そんな中、地域において「健康のことでなんでも相談できる存在」として頼られてきた「宮地クリニック」。4代目院長である宮地洋英院長に、地域に密着した医療を通して、子どもから大人、高齢者に至るまで手厚い医療を提供できる体制について話を聞いた。
(取材日2017年1月10日)
目次
地域に根差したクリニックだからこそできる、どの世代にも目を向けた手厚い診療
- Qお子さんの診察の際に心がけていることは何ですか?
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A
お子さんの診察の場合、お母さんなど保護者の方が同席されることがほとんどかと思いますが、できる限りお子さん本人のほうを向いてお話しすることを心がけています。お子さんご自身が症状を詳細にお話しすることは難しいでしょうが、状態を見極めるためにはご本人に目を向けることは当然のことですから。もちろん保護者の方の情報もとても大切なものですし、いつからどんな症状が出たかといった情報もまた、診察では欠かせません。どちらか一方ではなく、どちらにも配慮できる診療をめざすことを、常に大切にしています。
- Q校医の立場からも地域のお子さんの健康を支えているそうですね。
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A
毎年の健康診断はもちろん、就学前健診や行事前に行う健診でもお子さんたちを診させてもらっています。ですので、どんな時期に、どんな健診を行っているかは一通り把握しております。校医を務めるようになってまだ間もないですが、小学校の児童がけがをして来院、なんてこともありますよ。最近のお子さんは外で遊ぶ機会も減ってきているかもしれませんが、体力をつけるためには外で遊ぶことも大切ですし、風邪などの予防のためには手洗いやうがいも当然ながら心がけていただきたいですね。お子さんたちからすると、「校医」と聞いてもあまりピンと来ないかもしれませんが、「学校でも医院でも診てくれる先生」と思ってもらえたらうれしいです。
- Q30代以降の世代で健康で気をつけるべきことは何でしょうか?
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A
どんな方にも大切なのは、生活習慣の評価です。食べ過ぎや運動不足は万病のもとですから。また健康状態を評価するために、年に一度健診を受けること、そして健診の結果をかかりつけ医と共有することは大切な取り組みだと思います。30~40代だと「要再検査」という判定になることは少ないでしょうが、だからといって「これまで通りの生活で問題ない」ということではありません。たとえ数値が基準値内であっても「基準値の範囲内で高め」という場合もあります。しかしその段階で具体的なアドバイスを受ける機会は少ないですよね。そういった時に、かかりつけ医に健診結果を見せ、指導を仰ぐことは将来的な病気を防ぐためにも有効と思います。
- Q貴院でも健診の再検査を受けることはできますか?
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A
経鼻内視鏡による上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)や血液検査、レントゲン撮影などを受けることができます。経鼻内視鏡は経口内視鏡と比べ負担が少ないのが特徴ですが、再検査が必要な場合は臓器が変形していることもあるため、時間がかかることも少なくありません。しかし見落としなどあってはいけませんから、丁寧さを欠くことのないよう注意をはらっています。絶食が必要なため当院では主に午前中に検査を行いますが、患者さんの中には検査後会社に出勤される方もいますよ。他にも動脈硬化検査(CAVI)にも対応しておりますので、動脈硬化のリスクのある方に対しての治療方針を検討する際に行うこともあります。
- Q通院が難しくなった場合は往診にも対応しているとか。
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A
今はまだ多くありませんが、「今後通えなくなっても、診ていただけますか?」という相談を受けることはありますし、実際に往診に切り替わった方もいらっしゃいます。ご本人やご家族からの相談が多いですね。往診は祖母の代からも行っていたようですし、地域の皆さんに頼っていただけるよう、今後も患者さんの要望に合わせて対応していきたいです。往診や訪問診療の場合、介護保険の申請なども必要となってくるでしょうから、もしもわからないことがあれば、できる限りのサポートをいたしますので、気軽にご相談ください。