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宮地 洋英 院長の独自取材記事

宮地クリニック

(あま市/木田駅)

最終更新日:2019/08/28

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蟹江川にもほど近い、昔ながらの住宅地の一角に位置する「宮地クリニック」。宮地洋英院長の曽祖父が初代院長として開業し、宮地院長は4代目にあたる、非常に歴史の長いクリニックだ。現在は内科をはじめ、小児科、消化器内科、胃腸内科、皮膚科、外科と非常に幅広い診療科目を置き、「何かあったらまずここへ」と思える存在として、患者の健康を支えてきた。物静かではあるが、目の前の相手にしっかりと目を向け、真剣に耳を傾ける姿がとても印象的な宮地院長。その姿勢から、優しさと真摯さがにじみ出ているように感じる。そんな宮地院長に、診療で大切にしていることや、これからどんな成長を遂げていきたいか、じっくりと話を聞いた。
(取材日2017年11月29日)

代々続くクリニックを継承し、地域医療を支える

今年の2月にクリニックの建物を新築されたと伺いました。

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以前の建物の老朽化が進んでいたこともあり、新しく建て直したんです。古い建物の2階には病床もあり、先代の院長である父の時代には、入院患者さんも受け入れていました。父は外科が専門でしたので、外来診療と並行して盲腸などの手術を行っていたそうです。またその頃には看護師寮もあり、現在の看護師長は父の代に看護師寮に入寮して、診療を手伝いながら看護師の資格を取ったという方で、まさに当院の歴史を知る方でもあるんです。その他の看護師さんも、皆さん長年勤めてくださっている方ばかりで、いつも和気あいあいとしながらクリニックを支えてくださっています。自宅も同じ敷地で隣り合っていましたので、私自身も祖母や父の姿を見ながら、自然と医療の道を歩むことを決めていましたね。

たいへん歴史のあるクリニックなのですね。

この地で開業した初代院長は私の曽祖父だそうです。その後祖母が引継ぎ、父、そして4代目となる私へと受け継がれてきました。それぞれ専門とする分野は異なりましたが、常に地域の患者さんを支えるために必要なことは何かを考え、取り組んできました。診療科目の幅広さはその歩みがあるから、といったところですね。私自身、医師を志すと決めた時、全身を診られる医師になりたいと思い、また恩師の影響もあって、消化器内科を専門としてきました。その研鑽を生かして、当院にも新たな幅を持たせられたらと思っています。現在は私だけでなく、父も週3日は診療に立ってくれていますので、明確なすみ分けをしているわけではないですが、外科や整形外科の領域は父、内科の領域は私といったように、お互いの専門分野を生かしながら、2人体制で診療を行っています。

クリニックづくりでこだわった点について教えてください。

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現在は入院が必要な患者さんは連携する病院に送るなどしていますので、建物の設計の際はメインとなる外来診療を行うにあたって必要と考える設備や動線づくりを意識しました。診察室は、私と父がそれぞれ使う部屋を用意しつつ、隔離室を兼ねた個室を用意しています。発熱など感染症が疑われる患者さんは、受付で一声かけていただければそちらの部屋でお待ちいただけますし、その場で診察もできるようにしてあります。建物のデザインなどは父の趣味の影響が大きいですね(笑)。南欧の建築物をイメージしたと聞いています。ただ環境としては新しくしつつも、身長計などまだまだ使える機器などもありましたので、そういったものは今もそのまま使用しています。

患者を正面から迎えて、じっくり耳を傾ける

来院される患者さんは近隣の方が多いのでしょうか?

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そうですね。特に高齢の方が多いように感じます。ご高齢の方は内科的な症状だけでなく、足腰の痛みなど整形外科的な悩みも多く抱えていらっしゃるので、どちらも同じクリニックで相談できる、といったところで足を運びやすいのかもしれません。小学校も近くにあり、学校医も担当しております。小児科も標榜していますので、小さなお子さんが風邪をひいていらっしゃるということもあります。季節によって流行もさまざまですので、そういった意味ではいろんな患者さんがいらっしゃるとも言えるでしょう。やはりそういった点はクリニックならではと感じるところですね。

診療時心がけていることは何ですか?

しっかり話を聞いて診察をさせてもらう、といったところでしょうか。そのためにまず大切なのは、患者さんにお話しいただくこと。ですが、患者さんが話したいこと“だけ”を聞いているだけでは、本質が見えてこないこともあるんです。診療中は、クリニックに来たその時に感じていることはお話しいただけるのですが、足を運ぶきっかけとなったお困り事など、肝心な部分が抜け落ちてしまうことがよくあるんですね。患者さんご自身も、後になって本当に聞きたかったことなどを思い出すことも少なくないので、私からはそういった抜け落ちがないように、どのような経過をたどってきたのかなども、しっかり確認していくことを心がけています。その上で、こちらとしても聞きたいことを引き出していく、といったところですね。あとは、なるべくコンピューターではなく、患者さんの方を向きながらお話しするようにしています。

確かに、先生が画面ばかり見ていると不安になりますからね。

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これまで特に意識していたわけではないのですが、患者さんから「他のところではコンピューターばかり見ていて、全然こっちを見てくれなかったけれど、先生はこちらを見てお話ししてくださいますね」と言われることがありまして。でも患者さんをちゃんと見ないことには、診療はできませんよね。目に見える症状を見落としてしまうことだってあるかもしれません。それはあってはいけませんし、これからもこの姿勢は大切にしていきたいです。

これからも地域に根差し、寄り添う医療を提供

診療の他にも経鼻内視鏡などの検査も受けられるのですね。

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内視鏡検査そのものは以前から取り組んでいましたが、経口での検査設備しかなかったため、設備を新しくするタイミングで経鼻内視鏡検査に切り替えました。やはり経鼻内視鏡検査のほうが患者さんへの負担も少ないですから。検査時も患者さんが苦しくないかお声がけをして確認をとりながら、でも時間をかけすぎないように気を配りつつ進めるようにしています。また、あま市在住の40歳以上の方が受けられる胃がん検診は、胃透視が指定されているため、胃透視の検査設備も用意してあります。市の胃がん検診で活用される方や、健診の再検査で胃カメラを希望される方もいらっしゃいますよ。他にも超音波検査機器を診察室に置いておりますので、診察時に気になることがあればその場で診ることもありますね。もちろん検査のためのお時間を設けるほうが落ち着いて観察ができますが、後にすることで機を逃してもいけませんし、柔軟に対応できるような体制にしています。

今後の展望についてお聞かせください。

外来診療に加えて、今はまだ少ないですが、通院が難しくなった方に向けて訪問診療にも取り組んでいます。小さなお子さんから大人まで、どんなときも幅広く診ていけるクリニックであり続けたいですね。あと、待合室の一角に設けているキッズスペースに、モニターやDVDプレーヤーを置いて、お子さんが楽しみながら待てる環境づくりも考えているところです。今はキッズスペースにはぬいぐるみを置いているんですが、診察室に持ってきてしまう子もいて(笑)。そんな風に愛着を持ってもらえるのはうれしいですね。お子さん連れなど、ご家族で一緒にかかれるクリニックとして、成長していきたいです。

読者へのメッセージをお願いいたします。

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これまでの歴史を大切にしながら、引き続き地域の医療を支えていきたいと考えています。些細なことでも、気になることがあればお気軽に足を運んでください。熱を出したときや何となく調子が悪いとき、健診で再検査が必要と言われたときなど、後回しにせずにお越しください。診察をして何も問題がなければ、それだけで安心できますから。何かあったら、まずはご相談ください。

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