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ポリープ以外の病気も見つかる
早期発見のための大腸内視鏡検査

わごうヶ丘クリニック

(愛知郡東郷町/日進駅)

最終更新日:2018/09/19

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  • 保険診療

大腸内視鏡検査というと、痛い、恥ずかしいというイメージで受診をためらっている人が多いかもしれない。「わごうヶ丘クリニック」の三木健司院長は、麻酔や鎮静剤を使わずに、なるべく患者に痛みを与えないような検査を心がけていると話す。以前は胃がんが多いといわれた日本人だが、食の欧米化により最近は大腸がんが増えてきているそう。大腸にポリープが見つかるとそれだけで不安になる人もいると思うが、ポリープは小さいうちに切除することでがん化を防ぐことができるかもしれない。しかし、小さいポリープは自覚症状がないため、自分で気づくことが難しい。だからこそ、大腸内視鏡検査を受けることで、早期発見・早期治療が大切になってくるだろう。同院での検査方法や麻酔を使わない検査について聞いた。 (取材日2018年8月20日)

検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!

Qどのような症状の人が、大腸内視鏡検査を受けるべきでしょうか?
A

まずはひと月に何回も下痢をするとか、下痢と便秘を繰り返すなどの慢性的に便通異常がある方ですね。あと自覚症状はまったくなくても健診で便潜血陽性になった方、そして紙に血が付くあるいは下血がある方は大腸内視鏡検査を受けることをお勧めします。症状があっても大腸に異常が見られない場合も多いですが、症状の有無に関係なくポリープなどの病変が見つかる場合もあります。つまり正しく診断をするためには、大腸の中に問題があるのか、ないのかの確認が必要で、そのために大腸内視鏡検査を受けていただきたいのです。

Q大腸内視鏡検査を受けると、どのような病気が発見できますか?
A

まずポリープです。ポリープには良性と悪性のものがありますが、一般的に大腸のポリープは腺腫といわれるものが多く、将来がんになる可能性もあるので切除が必要になります。ポリープ以外には、例えば憩室。中高年に多く見られる、大腸のひだの一部が袋状に外に膨らむ状態のことです。無害のことが多い半面、時に炎症や下血の原因になることもあります。ほかにも高齢者や糖尿病・高脂血症などの動脈硬化に起因する血流障害により発生する虚血性腸炎や、潰瘍性大腸炎という比較的若い人に見られる腸に慢性の炎症を起こす病気などがあります。これは遺伝的な要因や環境要因などによる免疫異常として起こると考えられています。

Qこちらのクリニックでは麻酔を使わずに検査をすると聞きました。
A

ですからなるべく腸を伸ばした状態でカメラを進めていくことが大切なんです。腸を伸ばすためには押しより引きがポイントになるんですが、これは医師の経験や技量による部分が大きいです。麻酔や鎮静剤で痛みを少なくして検査することはできますが、薬品により副作用のリスクもあります。痛み止めを使わなくても、医師の技量で極力痛みが出ないように検査をすることは可能であり患者さんの苦痛を少しでも減らせるように心がけ検査にあたっています。また鎮静や麻酔をしないため患者さんは自身の腸の中をモニターで観察しながら検査を受けていただけます。検査中は担当の看護師が必ず一人つき、不安を和らげるような声かけをしてもらっています。

検診・治療START!ステップで紹介します

1医師と看護師による問診と説明

体の不調、下血の有無、下痢・便秘の状態など、医師による問診を受け、大腸内視鏡検査が必要と判断された場合は、看護師から検査の流れについて説明を受ける。その際、検査を受けるにあたって注意するべきこと、3日前からの食事の取り方、下剤の飲み方、排便のチェック表などの資料を一式もらえるので、それに従って当日まで過ごすようにする。資料は注意事項など詳しく書かれているので、初めて受ける人にも安心だろう。

2家庭での前処置

検査前日の夜、消化が良い食事を19時までに済ませ20時以降は絶食。就寝前に水で下剤2種類を飲む。以降は絶食だが、お茶や水は摂取してもいい。起床後7時に200mlの水を飲む。その後、便が透明になるまで、腸管洗浄液を1~2リットル服用するが、これは排便の状況により量が変わる。当日は担当看護師よりクリニックから体調や排便状況確認の電話があるので、心配事がある場合は確かめるといい。準備を整えて来院する。

3大腸内視鏡検査

検査着に着替え、検査中は水分補給及び必要時に直ちに薬剤を静脈内投与するために点滴を施行する。カメラ挿入時は左側臥位になるが、途中で体位を変えることがある。検査中、患者はカメラが映し出す映像をリアルタイムで見ることができ、ポリープの有無を自分の目で確かめることができる。ポリープや病変などがあった場合は、組織採取やポリープ切除を行うが、腸壁の粘膜層には痛覚がないため痛みを感じることはないという。

4帰宅後の注意事項

麻酔や鎮静剤を使わずに検査をするため、検査後2時間ほど処置室で休息を取った後、すぐに日常生活に復帰が可能。ポリープ切除がない場合、帰宅後は消化の良い物からなら飲食が可能である。ポリープ切除した場合は、当日はなるべく安静を心がける。その後、1~2週間は激しい運動や重労働、長期旅行などは控え、喫煙、アルコールも禁止だ。検査後、痛みや出血などがあった場合は、クリニックに直接連絡する。

5検査結果の説明

内視鏡検査でポリープが発見された場合、必要に応じて切除し組織検査に出す。ポリープが悪性でも取り切れていればそれで治癒切除完了。深達度が深く追加手術が必要な場合は、患者の通いやすさなどを考慮し相談した上で、手術施設がある病院を紹介してもらえる。手術後のフォローアップは同院でも行っており、手術をした病院との連携を取りながら、通常の診察は同院で、節目の検診は手術をした病院で行うこともできる。

ドクターからのメッセージ

三木 健司院長

一番伝えたいのは、検査を受けてほしいということですね。健康診断は年1回受ける方も多いと思いますが、大腸内視鏡検査を受けたほうが良いという結果が出ても、恥ずかしいという思いが先にたってしまい検査を受けない方もいると思います。また、胃カメラに比べて大腸の検査はもっと大変そうだ、と思って尻込みしている人もいると聞きます。でも実際受けてみると、横になって15分くらいの検査で終わります。検査後には「もう終わったの? 思ったより痛くなかったし早かった」と驚く方もいらっしゃいます。病気が潜んでいるリスクを考えると、とにかく初めの一歩を勇気をもって踏み出してもらうことはとても大切なことだと思います。

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