症状の原因を見極める
先進的な64列CTでの検査
旭街道にしかわ内科クリニック
(尾張旭市/尾張旭駅)
最終更新日:2026/07/24
- 保険診療
おなかの痛みなど、触診だけでは原因を見極めにくい症状は少なくない。これまでは大きな病院への紹介を受けてCT検査するのが一般的だったが、CTを身近なクリニックで受けられれば、症状の原因にその場で迫り、必要な治療への判断を早めることにつながる。「旭街道にしかわ内科クリニック」では、先進的な64列CTを備え、総合内科や消化器内科の診療に生かしている。性能の高いCTがもたらすこうしたメリットは、患者にはあまり知られていないのが実情だ。消化器内科を専門とする西川和希院長は、CTによる検査でわかる豊富な情報から、緊急性の高い病気の早期発見や、「何もない」ことへの安心感に役立てたいと考えている。今回の取材では、CT検査で患者が得られるメリットについて、西川理事長にじっくりと聞いた。
(取材日2026年6月30日)
目次
エックス線より多くの情報を得られるCT。症状の原因を見極め、病気の早期発見に生かす検査とは
- QCTとは何ですか。エックス線検査とはどう違うのでしょうか。
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A
▲CTは得られる情報量が格段に多いのが特徴
CTはエックス線を使って体の断面を撮影する検査で、一般的なエックス線撮影に比べて得られる情報量が格段に多いのが特徴です。エックス線撮影は体を一方向から映す検査ですが、CTは体の輪切りの画像を撮影できるため、内部の状態を立体的に把握できます。例えばおなかの症状の場合、触診だけでは原因を見極めにくく、感覚的な判断では当たることも外れることもあります。CTで内部をきちんと撮影し、緊急性の高い状態かどうかまで評価できることは、一般内科・消化器内科の診療における大きな強みになります。一方向から映すエックス線撮影よりも、一歩踏み込んで体の中を確認できる検査だとお考えいただくと良いと思います。
- QCTはどんな病気や症状の発見に役立つのでしょうか。
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A
▲病気を見逃さずに早期発見・早期治療につなげることができる
おなかの痛みなどを訴えて来院される方の検査で力を発揮します。勤務医時代には、CT検査がおなかの腫瘍の発見や虫垂炎の診断につながりました。私は消化器内科を専門としており、おなかの症状で来られる患者さんが多いので、CT検査を通して早い段階での診断につなげたいと思っています。勤務医時代の救急の現場では「もっと早く受診してくれていれば」と感じることもありました。身近なクリニックでCT検査ができれば、その場で原因に迫れます。早く治療を始めたほうが良い病気を見逃さずに済むのは大きな利点です。
- QこちらのCTは64列タイプと伺いました。
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A
▲検査中の息を止めて行う時間も短縮でき、患者の負担軽減を図る
そうなんです。64列のCTは、多くのクリニックに設置されている16列のCTに比べてより多くの情報が得られることが特徴です。そのため、短時間で広範囲の撮影が可能になり、検査時間もより短くなります。CT検査時は息を止めなければいけないのですが、ご高齢の方にとって息を止めておくのは大きな苦痛となり得ます。その時間を短縮できれば、より負担の少ない検査となるでしょう。特に当院は高齢の患者さんが多いので、メリットが大きいと考えています。64列タイプのCTは迅速な撮影が行えるため、画像が安定しやすいという利点もあります。
- QCT検査を受ける際の注意点はありますか。
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A
▲事前準備はほとんど不要なCT検査、気になることは気軽に相談を
CTの良いところは、特別な事前準備がほとんど不要な点です。基本的には空腹の状態での検査が望ましいですが、おなかの痛みが強い場合や緊急性の高い症状の場合は、空腹の状態にしていただく必要はなく、その場ですぐに撮影できます。そのため来院されてから準備に時間をかけることなく、症状の原因を早く確認したいときに適しています。検査そのものも短時間で終わるため、体への負担が少ないのも利点だと思います。なお、造影剤を使う検査については、当院では大きな病院での対応が望ましいと考え、役割を分けています。まずは身近なクリニックで負担の少ない検査で情報を得て、次の判断につなげる。そうした使い方をしています。
- QCT検査はどうすれば受けられるのでしょうか。
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A
▲原因を早い段階で見極められる環境が身近にあることが大切
患者さんご自身の希望で実施するというより、医師が必要と判断した場合にご案内する検査です。私たちは、お話を伺ったりおなかに触れたりして、考えられる病気の候補を絞り込みながら診療しています。その中で緊急性の高い病気や、早く治療を始めたほうが良い病気が候補に挙がったとき、本当にそれなのかどうかを確かめるためにCT検査をご提案します。検査自体は5分ほどで終わり、その日のうちに結果についてお話しできます。さらに後日、放射線科の医師による読影も行い、別の病気が隠れていないかをダブルチェックする体制を整えています。消化器以外の病気が見つかることもあるため、複数の目で確認することを大切にしています。

