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榎本 康宏 院長、榎本 一成 理事長の独自取材記事

榎本内科

(豊田市/保見駅)

最終更新日:2022/03/09

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愛知環状鉄道の保見駅からすぐの場所にある「榎本内科」は、長年地域に愛され続けるクリニックだ。広々とした駐車場があり、明るくゆとりのあるバリアフリーの院内へとつながる。前院長で現在は理事長を務める榎本一成先生が日本循環器学会循環器専門医、息子の榎本康宏院長は日本糖尿病学会糖尿病専門医と、2つの領域の専門性を軸にした親子二人三脚の診療が魅力だ。2人に医院の特徴や診療への思いを聞いた。

(取材日2021年11月1日)

循環器や糖尿病、内分泌疾患をはじめ、全身を診る

開業して28年だそうですが、院内はきれいで年月を感じさせないですね。

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【榎本理事長】開業は1993年ですが、2009年に思い切って医院を建て替えました。バリアフリー化はもちろん、患者さんの負担にならない動線を一番に考えて通路を広くし、処置室はベッドではなく、リクライニングチェアにしました。点滴の時などは、ベッドに横たわるよりもリクライニングのほうが患者さんの負担が少ないですからね。また、将来、息子とともに診療ができるようにと、2つの診察室を作りました。現在、それが役に立っています。

お2人のご専門を教えてください。

【榎本理事長】私の専門は循環器で、開業前は加茂病院(現・豊田厚生病院)の内科に勤めていました。勤務医時代は、専門の循環器疾患だけでなく、腎疾患や透析も行いました。その頃の経験が開業医となった今、たいへん役に立っています。学生時代は、得意ではないところを一生懸命勉強しよう、挑戦しようという気持ちもあって循環器内科を選びました。循環器内科というのは全身を診る科ですから、結果として良かったと思っています。
【康宏院長】私も内科ですが、専門は糖尿病や内分泌疾患です。糖尿病は患者さんに長く寄り添っていくことが治療の基本。そういう点が自分に合っていると考えました。患者さんの悩みを聞くことが治療に結びつく、というケースは少なくありません。

最近は糖尿病の方の来院が増えていると伺いましたが、患者さんに接する上で心がけていることはありますか?

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【康宏院長】糖尿病は一度なったら治らないなどネガティブなイメージがあり、病名をお伝えしたときに気落ちする患者さんも多いのですが、決してマイナスなことだけではないということを伝えていますね。「無病息災」が理想かもしれませんが、糖尿病と正しく付き合っていくことで、「一病息災」も可能だと考えています。例えば、生活習慣を正し、きちんと治療を続けていくことで、肝臓の病気の改善が期待できるといったケースもあるのです。糖尿病になったことを“生活習慣を見直すチャンス”と捉え、前向きに治療を続けていけるよう、患者さんに寄り添っていきたいといつも思っています。

病気を正しく理解できるよう、わかりやすい説明を

康宏院長は、いつからこちらの診療に加わったのですか?

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【康宏院長】私は名古屋市の名城病院や大垣市民病院、トヨタ記念病院などでの勤務を経て、2016年の春から当院での診療を始め、今年10月に院長に就任しました。父が体調を崩したことがきっかけで開業医としての道を歩むことになりましたが、この5年あまりで父から学ぶことは多く、地域医療の大切さも再認識しました。父と一緒に診療を始めて感じたことは「父が患者さんに愛されている」ということ。それを患者さんを通して教えられました。父は「わかりやすい言葉」と会話のしやすい雰囲気を大切にして、患者さんの話を丁寧に聞き取ります。それは私も大いに見習いたいですね。また、父は昔ながらの基本に忠実な診察である、聴診・打診・触診・視診を大切にしています。検査機器が限られている開業医にとっては非常に大切なことなのだと、改めて気づかされました。

お2人の診療におけるモットーは何でしょう?

【康宏院長】生活習慣病はその名のとおり、生活習慣を見直すことが基本。毎日の習慣を改善していくには、正しい知識を持つことがとても大事です。正しい知識を持つのとそうでないのとでは、同じことをするにも効果やモチベーションが変わりますからね。ですから、まず患者さんにご自身の病気を正しく理解していただくため、「わかりやすい説明を、少しずつ」するよう心がけています。
【榎本理事長】患者さん自身が気づいていないことを見つけてあげることですね。問診でいかに聞き出すかがポイントです。どんな生活をしているかを聞き取って必要な検査をする、塩分の多い生活をしているなと思ったら、具体的にできそうなことをアドバイスするようにしています。そのために、患者さんがご自分の症状を気兼ねなくお話ししていただける雰囲気づくりを大切にしています。

こちらでは、AGAやEDの診療にも対応されているそうですね。

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【康宏院長】生活習慣病とも共通する話なのですが、AGA(男性型脱毛症)や、糖尿病の合併症でもあるED(勃起障害)は、かかってしまうと日常生活の中で気をつけなければいけないことが増えて、「生活の幸福度」が下がってしまう病気です。生活の幸福度が下がってしまうのは、とても悲しいことですよね。ですから、そういったところに少しでも寄り添いたいと思い、診療を始めました。AGAもEDも血流障害が原因の一つとして挙げられますが、その場合、改善にはお薬だけではなく運動も大切なんですね。そうしたことを患者さんにお伝えしながら、今後は運動指導も取り入れていけたらと考えています。

運動は、糖尿病治療にも欠かせませんよね。

【康宏院長】はい、そのとおりです。運動療法によって糖尿病が改善に向かうだけでなく、EDの改善も期待できるということであれば、患者さんにとってモチベーションアップにつながるのではないでしょうか。一方、運動が好きではない方に対してどうアプローチしていくか、というのがとても難しいとも感じています。教科書には書いていませんからね。日々患者さんから学び、模索しながら、どんどんアップグレードしていきたいと思っています。

患者の「生活の質向上」に貢献していきたい

感染症対策についてのお考えをお聞かせいただけますか?

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【康宏院長】糖尿病の方が新型コロナウイルス感染症にかかった場合、重症化のリスクが高いとされているため、光触媒浄化環境装置を導入するなど、当院でもさまざまな対策をとってきました。その中でも、患者さんに「コロナの正しい知識を持った上で気をつけていただくこと」を大事にしています。例えば、「ワクチンを打つのが怖い」という方がいらっしゃれば、その不安に対して、私が科学的なデータをかみ砕いて丁寧に説明し、患者さんがそれを理解した上で選択していただけるよう心がけています。不安のあまり気をつけ過ぎてしまうと、生活が窮屈になってしまう側面もありますので、「毎日の検温や手洗い消毒など基本的な感染対策をとって、免疫を落とすような生活をしなければ、むやみに恐れることはありませんよ」とお伝えしています。正しく気をつける、必要以上にナーバスにならないことが大事だと思います。

大規模病院との連携についても教えてください。

【康宏院長】豊田市は病診連携が取りやすい地域であり、基幹病院とのやりとりはインターネット上で可能なので、当院での治療を継続しつつ基幹病院で定期的な精密検査を受けていただくと、より安心かと思います。生活習慣病というのは自覚症状が出てからでは負担が大きいため、予防が大事になってきますが、患者さんは、なぜこの薬が必要なのか、なぜ毎月通院しなければいけないのかという疑問を少なからずお持ちではないでしょうか。精密検査を受けることで、病態が視覚的に確認できるので、症状が深刻化していないかを見つけることだけでなく、患者さんが現在受けている治療の重要性をご自身の目で見て再確認できると思います。患者さんにとっての「転ばぬ先のつえ」と「治療の意識づけ」となる精密検査も、必要に応じて受けていただくよう声かけしていきたいですね。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

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【榎本理事長】今後もますます高齢化が進みますが、患者さんの健康寿命を延ばすことを第一に考えていきたいと思います。
【康宏院長】私は、検査の数値だけにとらわれず、患者さんの生活の質を上げていきたいという思いが根本にあり、そのためのアドバイスを大切にしています。生活習慣の改善と一口に言っても、どんな運動をどのくらい行えば良いかなど、人それぞれ疑問点も違うと思いますので、コロナの状況が落ち着いたら、糖尿病教室など患者さんと定期的に話し合える場をつくっていきたいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

ED診療/1100円~、AGA診療/6000円~

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