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榎本 一成 院長、榎本 康宏 副院長の独自取材記事

榎本内科

(豊田市/保見駅)

最終更新日:2019/08/28

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愛知環状鉄道線の保見駅から徒歩2分の場所にある「榎本内科」は、1993年の開業以来、地域に愛され続けるクリニックだ。2016年春から息子の榎本康宏先生も副院長として診療に加わり、院長の榎本一成先生とともに2人医師体制で標榜科目も増やしている。日本循環器学会循環器専門医の院長と、日本糖尿病学会糖尿病専門医である康宏先生に、診療のことや、医療に対する考え方など詳しく話を聞いた。
(取材日2017年4月7日)

親子2代、地域の内科クリニックとして頼られる存在に

開業してもうすぐ25年ですね。

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【榎本院長】私が開業したのは1993年の7月からですが、その前は加茂病院(現豊田厚生病院)の内科に勤務をしていました。勤務医時代は、専門の循環器疾患だけでなく、腎疾患や透析もやっていました。その頃の経験が開業医となった今、たいへん役に立っています。また、2009年に思い切って医院を建て替えました。患者さんの負担にならない動線を一番に考え、明るくバリアフリーの医院にしました。また、将来息子とともに診療できるよう、2つの診察室を作りました。それが現在役立っているわけですね。
【康宏副院長】開業当時私は中学生だったので、詳しいことはあまり覚えていませんが、いつも忙しい父の姿を覚えています。僕も漠然と医師になろうかなと思っていましたね。

康宏先生がこちらでの診療に加わったのは、1年前なのですね。

【康宏副院長】そうです。私は名古屋市にある名城病院、大垣市民病院を経て、トヨタ記念病院で勤務していましたが、一昨年前に父が一時体調を崩し、それがきっかけでともに診療に加わることになったんです。
【榎本院長】本当はもっと他の病院で経験を積ませてあげたかったのですが、私が体調を崩してしまったもので、今のスタイルになりました。患者さんに迷惑をかけたくはありませんから、戻って来てくれたのは頼もしい限りですよ。地域の方々の健康寿命を守るためにも、精進していってもらいたいと思っています。もっといろいろ勉強したいと意気込んでいますので、かかりつけ医としての成長を見守っていきたいと思います。
【康宏副院長】経験はどこでも積めますからね。ここで患者さんを通して、地域医療の大切さを教えてもらっています。

父である院長と一緒に診療することで学ぶことも多いのでは?

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【康宏副院長】父と一緒に診療をして一番に感じたことは、「父が患者さんに愛されている」ということですね。それを患者さんを通して教えられました。父は絶対に偉ぶらないし、患者さんの話をしっかり聞いて、丁寧です。それは私もまねしていきたいと思いますね。それに、父は昔ながらの基本に忠実な診察をします。聴診・打診・触診・視診です。検査機器が限られている開業医にとっては、非常に重要なことなのだと、改めて気付かされました。
【榎本院長】聴・打・触・視診は常識ですけど、それに加えて大切なのは勘ですね。「何かおかしい」という感覚を研ぎ澄ますことです。それはたくさん経験を積んでもらうことでしか身につかないもの。往診に行くと検査機器はないですから、五感がとても大切です。

それぞれ専門を生かしつつ、かかりつけ医の役割を

お二人はそれぞれ専門が違うのですね。

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【榎本院長】私は内科、専門は循環器ですね。学生の頃は、得意ではないところを一生懸命勉強しよう、挑戦しようという気持ちもあって選びました。結果としては、循環器というのは全身を診る科ですから、良かったと思っています。
【康宏副院長】私も内科ですが、専門は糖尿病です。糖尿病は患者さんに長く寄り添っていくことが治療の基本です。そういうところが自分に合っていると考えました。例えば、患者さんの悩みを聞くことが治療に結びつくこととかね。それに、糖尿病はいろいろな病気のリスクとなりますし、現在患者さんも増え続けていますから、糖尿病診療に力を入れることは、患者さんの健康寿命を延ばすことになると考えます。

主にどのような症状の患者が来院しているのですか?

【榎本院長】地域のかかりつけ医としての役割がありますから、患者さんもいろいろですよ。内科一般と私の専門である循環器内科、そして各種予防接種などのニーズがありますので小児科もね。お子さん、両親、祖父母と3世代で来院される患者さんもいらっしゃいます。また、基本健診、胃、肺、大腸のがん検診も随時行っていますし、在宅医療の要望もあります。
【康宏副院長】今のところ、父の患者さんがほとんどですが、糖尿病の専門外来を開設しましたので、今後は私の患者さんも増やしていこうと思っているところです。インフルエンザや肺炎球菌ワクチンなどの予防接種に加え、新たに帯状疱疹ワクチンの予防接種も取り入れました。糖尿病をはじめとして生活習慣病というのは、生涯お付き合いをしていかなくてはならない病気なので、日ごろのケアがとても大切です。通いやすい地域のホームドクターとして、私も周知されるよう頑張りたいと思います。

診察にあたって心がけていることはありますか?

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【康宏副院長】生活習慣病はまずしっかりと患者さんにご自分の病気を理解していただくところから治療が始まります。患者さんと目的意識を共有して、しっかりとお話を聴くよう心がけています。また、検査データはとても大切ですが数字だけにとらわれず、患者さんのQOLも尊重して満足していただけることを心がけています。なるべく明るい声で接するようにしています。
【榎本院長】患者さん自身が気づいていないことを見つけてあげることですね。問診でいかに聞き出すかがポイントです。どういう生活をしているかを聞き取って、必要な検査をする、塩分の多い生活をしているなと思ったら、具体的にできそうなことをアドバイスするようにしています。患者さんのありのままの症状を包み隠さずお話ししていただけるような雰囲気づくりを心がけています。

患者のことを考え、患者とともに治療をする

院内について、それぞれお二人のこだわりがあれば教えてください。

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【榎本院長】建て替えにあたってはバリアフリーはもちろん、通路を広めにしたほか、処置室はベッドではなくリクライニングチェアにしました。点滴の時などはベッドに横たわるより、リクライニングのほうが患者さんの負担が少ないですからね。また、待合室で少しでもリラックスしていただけるよう明るい雰囲気にしました。
【康宏副院長】私がここに来て一番にしたことは、電子カルテの導入です。父の療養中にやってしまったので、嫌がられましたけどね。あとは、専門である糖尿病に特化した検査機器を導入しました。血糖値などの糖尿関連の検査結果が10分ほどでお出しすることができる迅速検査機器は、痛みも少なく、患者さんの負担が減りますので、気軽にお受けいただけると思います。

今後力を入れていきたいことはありますか?

【康宏副院長】糖尿病の専門外来もそうですが、生活習慣病教室も定期的に開きたいと考えています。患者さんとのコミュニケーションの場にもなりますし、患者さんのモチベーションを上げる効果も期待できるかと思っています。生活習慣病は、その名の通り日々の生活習慣に原因があります。治療の主体は今までの生活を改善することです。治療の主役は患者さん自身です。私も患者さんとともに二人三脚で生活改善に取り組んでいこうと考えています。また、在宅医療も今後ますますニーズが増えると思いますので力を入れていきたいと思います。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

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【榎本院長】自己診断をしないで気軽に来院していただきたいし、何でも話してほしいと思っています。近隣の大学病院、総合病院とも連携していますので、必要に応じてより詳しい検査や、専門分野へのご紹介も行っています。安心してまずは来院していただければと思います。
【康宏副院長】生活習慣病というのは、症状が出ない病気です。健診などで気になる結果が出ていても、自覚症状がないために病院に行かない方が多いのが実情です。しかし、症状が出てからでは遅いのです。少しでも気になることがあれば、気軽に相談してほしい。また、糖尿病の予約外来も開設しました。今後、より一層糖尿病患者さんの健康を支えられるように私も精進して、必ずお力になれるよう頑張ります。

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