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医療法人 たけだクリニック

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武田正志院長
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医療トピックス

止まらない咳は要注意
専門の医師に相談し適切な治療を受けよう

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風邪などをきっかけに出始める咳。数日で治まれば大きな問題はないが、何週間にもわたり止まらない場合は注意が必要だ。呼吸器内科が専門の「たけだクリニック」の武田正志院長によれば、例えば風邪は治ったのに咳だけ続くといった場合、喘息をはじめ何かしらの呼吸器疾患を患っている可能性があるという。また、放置することでますます悪化する恐れがあり、専門の医師にきちんと診てもらうことが大切だそうだ。今回は、長引く咳から考えられる疾患、具体的な検査・治療法などについて武田院長から詳しく話を聞いた。身近な症状ゆえに油断しがちな咳について改めて知ることで、今後の健康維持に役立てられるのではないだろうか。(取材日2018年11月8日)

きちんと治療を続けることが症状改善への近道

咳が長引く場合、どんな病気の可能性がありますか?

1 ▲肺機能検査のための機器がそろう 喘息や咳喘息などが代表的です。喫煙習慣がある人は、気管支や肺の慢性的な炎症により呼吸に障害を来すCOPD(慢性閉塞性肺疾患)の可能性も高いです。ACO(喘息とCOPDの合併)も2~3割あります。そして意外に多いのが、逆流性食道炎。胃酸が食道まで逆流することで喘息に似た咳が出ることがあり、胸焼けがする、げっぷが出る、場合は要注意です。また、アレルギー性鼻炎などの鼻副鼻腔疾患に伴う咳、百日咳、マイコプラズマ感染症など、長引く咳を特徴とする疾患は数多く、複数の症状が合併していることもあるため、診断には慎重を要します。「長引く咳」とは一般的には3週間ですが、2週間程度続くなら早めの受診がお勧めです。

診断において大切なポイントは何でしょうか?

2 ▲丁寧な問診を大切にしている武田院長 一口に咳といっても、痰は出るか、夜だけ症状がひどくなるなど一日の中で症状の出方が変わるかなど、状況により診断の予測は変わるため、どんな症状がどれくらい続いているかを、細かく把握することが大切です。また、特に喘息は季節、体質、生活環境など、さまざまな原因が複合して発症するケースが多いため、既往歴・家族歴があるか、ペットを飼っているかといった情報も重要です。当院では通常の問診票のほか、25の項目の咳と痰に関する質問票で、「ある・ない」形式で答えてもらいます。その上で細かく問診し、身体診察も丁寧に行いながら、必要な検査をします。もちろん、肺炎や肺結核などの重大な疾患も必ず、鑑別診断に入れておきます。

喘息について詳しく教えてください。

3 ▲好酸球性の気道炎症の程度を計る「呼気NO検査」 気管支の慢性的な炎症により、発作時の咳、ゼーゼー、ヒューヒューといった喘鳴、息苦しさなどが現れる病気です。子どもがかかるイメージが強いかもしれませんが、実は発症は全年齢にわたり、成人発症も多く、全体で10%近く有病率があるといわれています。原因は花粉、ホコリ、ダニ、カビ、ペットの毛など、アレルギー物質の場合もあれば、風邪を繰り返すうちに気管支の炎症が慢性化する場合もあり、血液検査で調べると、例えばダニ・ハウスダストでは子どもは8割、大人では6割ほどに反応します。そのため治療において、薬で症状を抑えるだけでなく、掃除をしてホコリをためないようにするなど生活環境を改善することも重要なポイントです。

どのような検査・治療を行うのですか?

4 ▲インフルエンザ、マイコプラズマ肺炎の検査に使う機器 まず挙げられるのは呼吸機能検査です。スパイロメーターという機器で肺の換気機能を調べるほか、気管支拡張剤を使い、吸入する前後で呼吸機能に変化が出るかを見ます。さらに気道に炎症があると呼気中の一酸化窒素(NO)が増えるため、主に喘息の診断に役立つ呼気NO検査も行います。その他、気管支の炎症により増える好酸球という白血球の数値を調べるための血液検査やエックス線検査など複数の検査を行い、どの疾患かを見極めていきます。治療は直近1週間~1ヵ月の状態を診て、気管支の炎症を鎮める吸入薬や飲み薬、鼻炎薬や胃薬を症状に併せて処方します。程度によりますが、長引く咳は適切な治療を受けることで改善に向かっていきます。

もし途中で治療をやめてしまった場合、どんな弊害がありますか?

5 ▲専門の医師の指導のもと、通い続けることが大切 これは喘息に関してですが、近年は病気自体を治すのではなく、発作を防いで問題なく日常生活を送れるようにするという考え方が主流です。しかし、例えば2週間薬を使ったら咳が軽くなったからと自己判断で通院をやめてしまい、何かのきっかけで再び症状が出たら受診するという方も多いんですね。一時的に症状が落ち着いたとしても、気管支などの炎症が完全に治まったわけではありません。気管支は炎症を繰り返していると徐々に内側の壁が硬くなり、本来100点が出せる呼吸機能が、治療しても80点までしか出ないといった問題が起こる恐れがあります。ですから、治療は根気よく続けてほしいです。

ドクターからのメッセージ

武田正志院長

過去に長引く咳があったのに検査を受けず、同じ症状を繰り返す方はとても多いです。しかし調べてみたら喘息に特有の好酸球の値が高かったなんてことも。ですから、早めに専門の医師に診てもらうのがお勧めですね。私も呼吸器が専門なのでご相談ください。詳細な検査で明確に治療方針を決め、不安を解消できるよう努めます。また喘息の方へのアドバイスになりますが、お子さんは吸入薬を正しく使えるよう親御さんがしっかり見てあげてください。さらに何時頃発作が出たか、夜眠れたか、学校に行けたかなど細かく記録すると症状のコントロールに役立ちますよ。大人の場合は、周囲の人に発作時の対応を伝え、万が一のときに備えておきましょう。

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