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武田 正志 院長の独自取材記事

たけだクリニック

(豊川市/豊川駅)

最終更新日:2019/08/28

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豊川駅・豊川稲荷駅から3分ほど歩くと、「たけだクリニック」の看板が見えてくる。待合スペースは、開放的な吹き抜けの天井とやわらかな雰囲気のチェアが並び、そして華やかなフラワーアートが彩っている。また、どんな人でも使いやすいよう、広々とした通路や洗面所などにも、こまやかな配慮が行き届いているのも印象的。「少しでもリラックスして診療を受けられるように」という武田正志院長の想いが反映された空間だ。出身地から遠く離れた豊川市での開業の経緯や地域のホームドクターとしての矜持に加え、専門である呼吸器の疾患について、また開業当初から尽力してきた訪問診療についても語ってもらった。
(取材日2018年9月6日)

「目の前の患者のために全力を尽くす」がモットー

広々として、とてもすてきなクリニックですね。

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ありがとうございます。1998年に市内の別の場所で開業したのですが、立地の問題もあり、2012年にこちらに移転しました。ウェブ予約を導入し、待ち時間が少なくなるよう努めていますが、季節によっては待ち時間が長くなることもあるので、ゆったりと待てる空間にしたいと考え、待合スペースに十分な広さを確保しました。天井を吹き抜けにしたことで開放感も感じられると思います。待合用の椅子も無機質なものではなく、デザイン性と温かみが同居しているこだわりの品です。さらに、フラワー教室の先生が作ってくれたフラワーアートを飾り、華やかな雰囲気にしました。他には、トイレの扉を円形にスライドするデザインにして、車いすでも入りやすく、ゆったり感じられるようにしつらえています。院内の雰囲気で、せめて気分だけでも明るくなってくれるといいなと思います。

なぜ医師をめざされたのですか?

子どもの頃にケガをしたことがあり、バイクとぶつかる事故にあって2ヵ月近く入院したり、体育の授業で手首や足首のケガをし、通院したことなど経験しました。そうした入院や通院の中で、医師という仕事の素晴らしさを目の当たりにし、ぼんやりと「医者になれたら」という夢を抱くようになりました。その後、高校でも理数系に進み、着実に医師への道を歩むことができました。千葉県で育ったのですが、ご縁があって浜松医科大学へ進学。勤務医として経験を積みながら、総合青山病院に勤めることになり、豊川へやって来ました。医師として経験を積み重ねながら、もう30年近く豊川にいるので愛着も深いですね。

具体的には、どのような経験を積んできたのでしょうか?

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大学病院での勤務などさまざまな病院を臨床医としての経験をしてきましたが、最初の頃は、日々の仕事に忙殺されて目標が持てませんでした。目的意識のない業務に疲れ切ってしまったこともありましたが、ある時、重大な疾患を持った患者さんの診療に携わったことで、目の前の患者さんのために全力を尽くすやりがいを知ることができました。その患者さんは間質性肺炎を患っており、入院後1日で話もできないような状態になってしまったんです。あっという間の急変に私自身うろたえたのを覚えています。その時に、「どんな時でもどんな治療でも、全力で目の前の患者さんを見ることが何より大切だ」と確信し、今もその信念を持ち続けています。

身近な病気の治療と訪問診療に尽力

呼吸器が専門だと伺いました。

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はい。内科全般を診療していますが、特に呼吸器が自分の専門分野です。クリニックとして、風邪や肺炎などの感染症はもちろんのこと、長引く咳の代表である喘息の治療も行っています。喘息は子どもの疾患だと思われがちですが、大人になっても苦しんでいる人もたくさんいます。この病気は一人ひとり症状の程度が違い、一般化して診断することができないのが難しいところなんです。治療に関しても、患者さんの訴えや生活を考慮しながら、最適な方法を選ぶ必要があります。吸入薬はもちろんですが、生活環境についてもアドバイスしながら対処していきます。他にはCOPD(慢性閉塞性肺疾患 )なども長く治療してきました。喘息のように発作による症状の変動がなく、慢性的なものなので、自分がCOPDだと気づかない方も多いのです。だからこそ、ご本人に自覚を持ってもらうことが治療のスタートになります。

アレルギー疾患への対応も充実しているそうですね。

いまや花粉症は国民病ですし、アトピー性皮膚炎の患者さんも減っていません。アレルギーによって引き起こされる症状はさまざまで、鼻炎や目のかゆみはもちろん、肌荒れすることもあります。その症状が現れるたびに、耳鼻科、眼科、皮膚科と受診しなければならないのは、患者さんにとって不便なことですよね。ですからできるだけワンストップでアドバイスできるよう、専門外であってもベーシックな診療ができるようにしたいと考えて勉強してきました。患者さんの体を全身的に診ながら、症状によってはきちんと別科の医師へ紹介していきます。まずは相談窓口だと思って、お気軽にいらしてほしいですね。

訪問診療にも力を入れているとお聞きしました。

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そうですね。開業当初から通院できない患者さんを訪問し、定期診療を行ってきました。この地域はご高齢の患者さんが多く、足腰が悪かったり通院の足がなかったりといった方に加え、認知症の方も少なくありません。当初はご自宅へ訪問することが多かったのですが、現在は高齢者介護施設への協力医として、定期的に訪問診療を実施することが増えてきました。さらに当院は、多職種連携に力を入れ、訪問看護ステーション施設のスタッフさんをはじめ、いろいろな方と連携しています。超高齢社会が進み、入院ではなく施設も含めた在宅医療の重要性はますます高まっていると感じていますね。もちろん在宅医療で対処できない場合には、すぐに総合病院へ紹介しています。さらに施設の方々と密に連携して、総合的な健康サポートを心がけています。今後は入院ではなく在宅の患者が増えるようですし、訪問診療の重要性はますます高まると感じています。

かかりつけ医として長く信頼されるために研鑽を続ける

研修にも積極的に参加されていると伺いました。

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医療は日々進歩していくので、私たち医師がそれを知らなかったでは済まされません。将来振り返った時に、ベストの治療だったと自分が言えるよう、常にアップデートが必要です。講演会にはできるだけ多く参加しています。先日もアレルギーに関する勉強会に参加し、薬剤師や理学療法士、介護士など多職種連携の重要性や、地域包括での活動について理解を深めました。ウェブでの研修を受講することもありますし、院内でも、スタッフや近隣の薬剤師さんと一緒に研修会をよくやっています。クリニック全体で知識の底上げを図って、より良い治療を行っていきたいです。

そのようなお忙しい日々の中、お休みにはどんなことを楽しんでいますか?

実はカメラが好きで、花や愛犬、愛猫の写真などを撮っています。気に入った写真を院内に飾っていますし、SNSで作品と投稿し楽しんでいます。撮影対象を見定めたり加工したり、一つ一つの工程が楽しいのです。また時間ができたら撮影に出かけたいです。高性能なカメラが2機あり、レンズを取り替えて、さまざまに楽しんでいます。

ありがとうございました。では最後に、読者へメッセージをお願いします。

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人生100年といわれる時代において、健康に過ごせる時間は何よりも価値があると思います。病気の治療はもちろんですが、心の健康や気持ちの安定も支えられるような診療ができればと思っています。そのためには小さな変化を見逃さず、病気が大きくなる前に抑えてしまうことが必要です。何か気になることがあれば、ぜひかかりつけ医を受診してください。私も相談を受けたら“たかが風邪”とは思わず、丁寧に、患者さんのバックグラウンドも加味しながら診察しようと心がけています。逆に言えば、初診の患者さんの診断はとても難しいんです。だからこそ、信頼できるかかりつけ医を持って、長いスパンで付き合っていくことをお勧めします。体質や性格、生活を知った上で診察してもらえる関係性は、大きな財産です。私も、そんなふうに長く付き合える患者さんとの出会いを楽しみにしています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インフルエンザ予防接種 1000円(豊川市在住の65歳以上の方)/1000円(広域予防接種事業に申し込みされた方)/3000円(6ヵ月~13歳未満の方)/4000円(13歳以上の方)/

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