がんや潰瘍性大腸炎など
腸疾患の早期発見に役立つ大腸内視鏡検査
くまい医院
(春日井市/勝川駅)
最終更新日:2026/07/16
- 保険診療
年齢を重ねるにつれ発症リスクが高くなるともいわれる大腸ポリープや、男女ともに罹患率が高いといわれる大腸がん、下痢や血便などの症状が起こる炎症性腸疾患など、さまざまな腸疾患を発見するのに役立つ大腸内視鏡検査。しかし検査時の恥ずかしさや、苦痛に対する不安などから、検査に二の足を踏んでしまう人も少なくない。春日井市勝川にある「くまい医院」の隈井大介副院長は、胃・大腸内視鏡検査における研鑽を深め、患者の負担軽減をめざして技術を磨いてきた。検査時に良性のポリープが見つかった場合は切除術も行える体制を整えている隈井副院長に、検査に対するこだわりと実際の検査の流れを詳しく解説してもらった。
(取材日2026年4月27日)
目次
検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!
- Q大腸内視鏡検査は、どのような病気の発見に役立つのでしょうか?
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A
大腸ポリープや大腸がん、痔、潰瘍性大腸炎やクローン病といった炎症性腸疾患、腸結核などです。内視鏡を挿入して患部を観察する検査ですから、当然ながら専門的な技術や知識が不可欠です。私自身、日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医や日本消化器病学会消化器病専門医の資格を有しており、検査を行う際は、これまで培った経験や知識を生かし、検査時の苦痛の軽減に努めています。健康診査で要再検査と指摘された方には、ぜひ検査を検討いただきたいですね。もちろん、下痢や腹痛、下血などの症状が続いていれば、年齢にかかわらず早めに検査を受けましょう。
- Q検査に際して痛みや苦しさなどがないか不安です。
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A
当院では、検査時の「痛み」という異変のサインに気づけるよう、特別な理由を除いて麻酔処置は呼吸抑制の副作用もあるため、リスク管理の観点で使用しない方針です。麻酔を使わなくても痛みや苦しさを最小限にできるよう、常に注意を払っています。痛みが強く出やすい方や、鎮静剤を使った検査のほうが適していると判断される場合には、対応可能な医療機関を紹介することもあります。
- Qそのほか、こちらで行う大腸内視鏡検査の特徴を教えてください。
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A
大腸内視鏡検査の際にポリープが見つかった場合、良性だと判断できるものはその場で切除術を行うことが可能です。大腸がんの多くは、良性のポリープから進行していくと考えられているため、この段階で切除を図ることは、大腸がんの予防にもつながります。ただし、血液をさらさらにするための薬を服用している方や、ポリープが大きい場合、悪性が疑われる場合などは、当院で無理に処置せず、専門的な治療が可能な医療機関へ紹介します。また、当院の内視鏡には拡大観察機能があり、粘膜の表面や血管の形などを詳しく観察しながら、治療の必要性を判断します。患者さんの負担をできるだけ抑えつつ、安全性を重視して検査を行うよう心がけています。
検診・治療START!ステップで紹介します
- 1受付と問診票の記入
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受付で大腸内視鏡検査について相談したい旨を伝えて、診察を待つ間、主だった症状の特徴や症状が出ている期間、治療中の病気や日常的に服用している薬、手術歴、アレルギーの有無などの情報を、問診票に記入する。健康診査の結果から、大腸内視鏡検査を受けようと思い立った場合は、健診結果を持参しよう。
- 2医師の問診
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問診票の内容に目を通した上で、副院長が改めて詳しい受診経緯や現在抱えている悩みを確認する。併せて、血液をさらさらにするための薬を服用している場合は、ポリープ切除術や組織採取の際に出血リスクを伴うことがあるため、薬の内容も確認。検査に不安がある場合は、負担の少ない検査方法や、必要に応じて大腸CT検査を行っている医療機関などへの紹介も含めて相談しながら、検査内容や日取りを調整する。
- 3検査前の準備
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大腸内視鏡検査では、腸の中をきれいにしておくことが重要。検査前日は、事前にクリニックから渡された検査食を取り、下剤を飲む。検査食とは、便として残りにくく排泄がスムーズになりやすい食事とのこと。検査当日の朝は2〜3時間かけて1〜2Lの腸管洗浄液を服用する。自宅で服用してから来院するのが基本だが、高齢の場合、体調管理の観点から来院後に服用するケースが多いそう。
- 4内視鏡検査を実施。必要に応じてポリープ切除術
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検査では、患者に苦痛を与えないよう注意しながら大腸から盲腸にかけて観察し、適宜病変から組織を採取する。ポリープが見つかった場合、良性で一定の大きさまでのものであれば、その場で切除を図ることもある。一方で、大きなポリープや悪性が疑われる病変については、無理に処置せず、入院施設のある病院に依頼するという。
- 5大腸内視鏡検査結果の説明
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検査にかかる時間は、観察のみであれば15分程度、ポリープ切除術を行う場合は30分程度が目安。検査後、体調に問題がなければ、撮影した画像を用いながら検査結果の説明を受ける。検査で採取した組織やポリープを病理検査に出し、結果がわかるのはおよそ2週間後。患者はそのタイミングに合わせて再度来院する。また、がんなどの病気が見つかった場合は、専門の医療機関が紹介される。

