塩之谷整形外科

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塩之谷香院長
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医療トピックス

足トラブルにひもづく靴選び
その重要性と『足と靴の外来』

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保険診療

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うおのめやたこ、爪の変形や、外反母趾や扁平足などの、足のトラブル。こういった多くのトラブルの原因の一つが、「足に合わない靴を履き続けていること」だということを、ご存知だろうか。履き心地の良いものを、と選んでいても、自分の足にピッタリと合う靴に出会うのは簡単なことではない。場合によっては、指定された靴を履かなければならない人もいるだろう。そもそも、自分の足に合った靴とはどんなものなのだろうか。足の外科を専門とし、ドイツ靴医学を学んできた「塩之谷整形外科」の塩之谷香院長に、足と靴の関係から、靴選びの基本、そして20年以上にわたって取り組み続けている「足と靴の外来」について、詳しく話を聞いた。 (取材日2018年4月4日)

自分の足に合った靴を履き、毎日を生き生きと歩む

足に合わない靴を履いているとどんなトラブルが起こるのですか?

1 ▲靴の大切さを語る塩之谷香院長 多くの場合、合わない靴を履いていると、うおのめやたこ、爪のトラブルや外反母趾といったことが起こりやすくなります。これに加えて、特にお子さんの場合、下肢に痛みを訴えるということがあります。これは靴が合っていないことで下肢に慢性的な疲労が蓄積した結果。ですので、可動域に問題はなく、検査でも異常は見つかりません。またお子さんの体は環境にすぐに順応してしまうため、たとえ合わない靴を履いていても本人が「合っていない」と自覚していないことも珍しくないです。夜に症状が出て、朝になると治まることから、成長痛と診断され、長く症状に悩むことも。合わない靴を履く弊害は、皆さんが思う以上に多いんですよ。

靴を選ぶ際に気をつけるポイントを教えてください。

20180420 2 ▲靴店主が患者の足に合う靴を選び、履き方などのアドバイスも行う 年齢によって細かなポイントは異なりますが、基本的には、固定する部分はしっかり固定し、ゆとりを持たせるべきところは余裕を持たせることが重要です。まずかかとまわりがしっかりしていて、きちんと蹴り出せるように、足先の3分の1の位置でしっかり曲がることや、靴底が平らで安定していることも大切です。つま先が圧迫されないよう、余裕があるかの確認も重要で、反対にかかとはしっかりフィットしていなければいけません。かかとが固定されていないと、靴が脱げやすく、また前すべりしてしまいますからね。かかとの位置をしっかり固定できるよう、ひも靴やお子さんの場合はベルクロテープなどで調整できるものが良いでしょう。

診察では必ず“普段の靴”の持参をお願いしているそうですね。

20180420 3 ▲靴のチェックをする塩之谷香院長 具体的には、「日常生活で履いている靴」ですね。通勤・通学時や仕事中、スポーツをする時に履いている靴を見ると、不調の原因が靴によるものと判明することが多いんです。原因を把握し、必要な対策を練らないことには、根本的な解決にはつながりません。足だけを見ていても、本質はわからないですからね。ですので、靴をお忘れになった場合、ご近所の方であれば取りに戻っていただきます。それと、靴の状態を見ることで、普段の靴を脱ぎ履きする様子も予測できますし、患者さん自身が考える「足に良い靴」とはどんなものかもわかるんですね。患者さんの靴に対する意識を知るためにも、普段履いている靴を確認することがすごく重要なんです。

「足と靴の外来」の診察の流れを教えてください。

20180420 4 ▲細かく調べ、靴の選定とインソールの作製を行う 診療は予約制で、初診で普段履いている靴を見て、患者さんの悩みを把握し、足の長さや足囲などのデータを採取します。そのデータをもとに、連携する靴店の方に、患者さんの足の形に合う靴を選定してもらいます。靴選びは特に重要です。いくら良いインソールを作っても、足と靴が合っていなければ、インソールはその機能を十分に発揮できませんからね。学校や企業で色や形が指定されている場合は、それも踏まえて選定します。靴が決まったら、インソールを作製。次の診療で、作製したインソールを選定した靴に入れ、専任の義肢装具士がフィッティングします。最後に私がチェックを行い、問題がなければその靴をお持ち帰りいただきます。

靴との上手な付き合い方とはどういったものでしょうか?

20180420 5 top ▲ライフスタイルを加味し、一人ひとりに合った靴との出会いを提供 今履いている靴が、「何のための靴なのか」を、今一度理解することが大切かと思います。お子さんが求めるままに、見た目のかわいい、でも足に合わない靴を買ってしまうのは、やはり良しとはできないです。働く女性の場合、勤務時ヒールを履くことを求められることも多いでしょう。しかし通勤時など長時間歩く際には、やはり歩くための靴を履くべきと言えます。もちろん、ヒールの高い靴を履いてはいけない、ということではありません。でも「おしゃれ靴」という、機能より見た目を重視した靴は、おしゃれをする場面“のみ”で活用すべき。場面ごとに適した靴を選び、履き分けていくことが、足にとって良いことかと思います。

ドクターからのメッセージ

塩之谷香院長

私自身、若い頃に靴選びで悩むことが多く、たいへん苦労してきました。そんな時にドイツ靴医学に出会ったことで、足や靴との向き合い方がガラリと変わり、20年以上にわたって靴店・義肢装具士・医師がタッグを組み、足と靴に特化した外来を続けることとなりました。靴に関する正しい知識を身につけることで、足の負担はとても軽くなります。長年足の外科を専門としてきて感じるのが、足の形は千差万別で、とても表情豊かということ。だからこそ、一人でも多くの方が「自分に合う靴」に巡り会えるよう、情報を発信していくのが私の使命と思っています。足や靴のことでお悩みがあれば、ぜひご相談ください。

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