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高澤 雅秋 院長の独自取材記事

高沢内科

(豊橋市/豊橋駅)

最終更新日:2019/10/25

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豊橋駅から徒歩5分、白いレンガ調の建物が目印となる「高沢内科」。開業した父を継ぎ2002年からは2代目の高澤雅秋先生が院長を務め、豊橋の地で30年以上にわたって地域医療を支える内科・循環器内科の医院だ。院長は生活習慣病や痛風、動脈硬化の治療を得意とし、自身が実践する健康法や幅広い知識を通した食事や運動の生活習慣アドバイスを行う。「受け身の治療ではなく、積極的に自分でコントロールしていただけるように納得いくまで説明することを大切にしています」という患者に寄り添う診療スタイルをモットーに、その時の痛みを取り除くだけでなく、継続する治療や予防に対しても真摯に取り組む。愛犬の話題にこぼれる優しい笑顔が印象的な高澤院長に、医院の特色や生活習慣での取り組みを語ってもらった。
(取材日2019年10月9日)

地域のかかりつけ医としての役割を担う

長きにわたり、豊橋の地域医療を支えていらっしゃるのですね。

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そうですね。もともと地元ということもあり、豊橋市民病院に勤めていた父が1985年に開業して30年以上になります。しばらくは二人三脚でやっていましたが、2002年に院長として正式に継承しました。豊橋駅から徒歩で通院できる便利さもあってか、ありがたいことに近隣から電車利用の方まで幅広くお越しくださっています。患者さんにはコレステロールや糖尿病などの生活習慣病や、痛風のお悩みを抱える30代40代の方もいらっしゃいます。地域とのつながりで言えば、父や私が豊橋市民病院で勤務していたこともあり、入院などが必要な際の近隣病院との連携も整っています。

院内の雰囲気が温かく、こまやかな配慮も感じられます。

外観は開業当時のままですが、2003年に内装をリニューアルしました。高齢の患者さんに快くご利用いただけるよう、自動ドアやトイレのバリアフリーをはじめ、手すりや杖置き場などを設置しました。待合室の壁とソファーも一新して、明るい雰囲気を大切にしています。出入り口には犬のキャラクターで「おだいじに」と書かれた玄関マットを敷いていますが、これには患者さんにほっとしていただきたいという思いと、私が犬好きというちょっとした遊び心も込めています。待合室には古い豊橋の町を撮影した写真集なども置いていますが、そういうものを会話のきっかけにして、さまざまなお話を伺っていくこともあります。犬の話もよくしますね。

医師をめざされたのは、お父さまの影響が大きいのでしょうか?

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やはり影響は大きいと思います。父は内科の医師で、さらに両親の祖父も医師をしていました。父方の祖父は軍医だったと聞いています。小さな頃から父の背中を見ながら人を助ける仕事に憧れ、自分も医者になれるといいなと漠然と思っていました。当時は野球その後はサッカーをやっていて、体を動かすことは好きでしたね。そういう背景があって大学の医学部に進学する時には、スポーツドクターになりたいという夢が実はありました。しかし骨折などの痛みを自分に置き換えて力が入らなくなってしまい断念して、内科の道を歩むことに決めました。そこにはいずれは自身も開業し、父の後をという気持ちもあったと思います。

納得の上に成り立つ、継続する治療へのアドバイス

痛風や生活習慣病の治療を得意とされているそうですね。

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痛風については研究会に参加したことをきっかけに知識を深めていて、新しいことを勉強しながら再発しないための治療に取り組んでいます。痛風は最近になって新たな原因が見つかるなどの動きがあり、これからも継続して学び、治療に役立てたいと考えています。生活習慣病では「食べたり飲んだりすることがだめだとはわかっているけれど」という患者さんが多いですね。その際に説得力のある指導ができるように、毎日愛犬の散歩に行き、食事に気をつけ、体重を計測するという自己管理を実践しています。以前に体重を6キロ減らしたこともあるので、スイーツはストレス解消にもつながり全否定はできないけれど、少量で満足できるようにといったアドバイスをするなど経験も生かしています。受け身ではなく、患者さんが納得して積極的に行動できる治療をめざしています。

薬と食事の副作用については、どのようにお考えでしょうか?

薬を飲まない方の中に「副作用が怖い」という方がいらっしゃいます。けれど今の生活習慣病では、食べ物が一つの副作用になるとも考えられます。食べ過ぎると体重と内臓脂肪が増え、脂肪肝などの肝臓疾患に、塩分過多が高血圧へとつながっていきます。食べ物をエネルギーに変える以外のことが起きるのは、ある種の副作用と言えます。その点から捉えれば、食べずに体重を減らすことが一番安上がりの治療になります。また薬については避けられない副作用があり、反応してしまう方もいらっしゃいますので、早い段階で短期間に投薬をして、採血で値が悪ければ薬を止めるか変えるかという判断をしています。患者さんは少し面倒かもしれませんが、合う合わないを早く見つけることが大切ですので、安定するまでは頑張って通院してもらうように励ましています。

診療のモットーを聞かせてください。

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患者さん自身が理解と納得をしていただいた上で、一緒に治療に取り組んでいきたいと思っています。今すぐのことだけではなく、将来的に合併症を起こしていただきたくないという強い思いからです。そのためには食事と運動や薬などの日々の習慣と、続けていくことがいかに重要かということを、わかりやすく詳細に伝えることを心がけています。最近はよく勉強されている患者さんも多いのですが、生活習慣の継続は難しいというのも事実です。納得できない限り続かないというのはどの治療にも共通します。だからこそ普段の診療から何度でも時間をかけて丁寧に話すことを大切にしています。私自身の健康を示すことも大事だと思いますので、意識して頑張っていきたいですね。

日々の正しい生活習慣こそが健康のもと

さまざまな健康法を日常生活で実践されているそうですね。

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食事では、野菜から先によく噛んで食べています。咀嚼で満腹中枢が刺激され、顎も疲れて食べる量が減ります。何をどれだけではなく、一口を少なくしてよく噛むことの効率の良さを日々実感しています。そのためには、口内環境を整えることも重要で、食後の歯磨きにもこだわっています。歯医者さんで正しく指導してもらうのもいいですね。食直後、3分間大きな筋肉を動かすとブドウ糖が筋肉に入り食後血糖の上昇が抑えられるといわれていますので食べた後、早歩きを行っています。健康にとっては、噛むこと歩くことが本当に大切なのです。このような情報を患者さんに提供して、生活習慣に取り入れて予防や健康につなげてもらうことを心がけています。予防は実感しにくいものですが「やって良かったな」と思っていただけるとうれしいですね。

休日の過ごし方を教えてください。

散歩が大好きな愛犬のトイプードルと遊んでいます。いつも患者さんに「歩きましょう」と伝えていますので、実践する意味でも散歩は欠かせません。言うことは自分でもやらなければと思っています。犬がいるので宿泊での旅行には行けませんが、日帰りで京都まで足を延ばして、景色や散策を楽しむこともあります。スポーツは好きなのですが、最近は時々ゴルフをするくらいですね。医師の友人たちと行くこともあります。

患者さんとスタッフのコミュニケーションはいかがですか?

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ご高齢の患者さんに多くお越しいただいていますが、優しい心遣いで接してもらっています。私からスタッフには一つだけお願いしていて、患者さんに「二度とここには来ない」と思われないように心がけてほしいと伝えています。

最後に、読者へメッセージをお願いします。

患者さんにいろいろなことを知って考えていただき、納得して一緒に治療をしてもらいたいと思っています。血圧が高い方ならば、家で測って高い時と低い時を比べる習慣をつけ、気づくことが予防にもつながるとお伝えしています。やらされているという気持ちではなく、自覚を持ってコントロールすることが何より大切です。何かを尋ねられた場合には、きちんとお返事できるようにいつも努めています。不安を取り除いて行動することが一番ですので、納得行くまでお話しした上で治療を進めましょう。何か気になることがあれば、すぐに来ていただきたいと思います。

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