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吉田 亮人 院長の独自取材記事

医療法人 メドック健康クリニック

(名古屋市昭和区/川名駅)

最終更新日:2019/08/28

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名古屋市昭和区にある「メドック健康クリニック」は、内科、神経内科、整形外科、リハビリテーション科、婦人科、泌尿器科、耳鼻咽喉科を標榜。人間ドックや脳ドックといった健診部門も併設されており、地域住民の健康を守る拠点として貢献している。商業施設にも見える外観の建物は、「気軽に入れるクリニック」をめざしてのこと。父である前院長の後を継ぎ、2016年9月に院長に就任した吉田亮人(よしだ・あきひと)先生は、循環器内科の医師として長く病院で手術などを行ってきた。物腰柔らかく、「僕だったらこうしてほしいと思うことを患者さんにするようにしている」という患者思いの吉田先生に、院長としての抱負やクリニックの強み、内科を担当する医師としての思いやモットーについて聞いた。
(取材日2017年6月1日)

多くの外来診療と健診を併設し、地域住民の健康を守る

お父さまの後を継ぎ、院長に就任されたのですね。

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父の体調が悪かったため、2016年4月にこちらに戻って来ました。父からは、私が医師になって2、3年目ごろから「早く帰って来い」と言われ続けていたのですが、父と入れ替わりのタイミングになってしまいました。ここは普通のクリニックより診療科や取り組みが多いので、スタッフに助けてもらいながらできるだけ父の頃と変わらないようにしています。

お父さまの思いやスタイルを継承しようと考えていらっしゃるのでしょうか?

父とは一緒に働いたことがないのですが親子だからか「説明の仕方がよく似ているね」と言われますね。父は診察室で患者さんとじっくり話をしていたそうです。僕はついスムーズに診察してしまうのですが、別にどこも悪くなくてしゃべりに来ている方もいらっしゃるようです。孫の話をしてくれたり、写真を見せてくれたり。そういう方には、健康に暮らしていけるようにサポートしていこうと思っています。

逆に先生の代から変えたことはありますか?

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僕が入ってから電子カルテを導入して、他の科とも情報を共有できるようにしました。もともとは同じ患者さんでもカルテが紙で科ごとに分かれていたんです。紙のカルテの良いところは早いことだけれど、やはり情報の共有はしっかりしたい。僕も自分が担当している内科の分野だけではなく、他の科ではどういう病気でかかっているかなど患者さんの情報をすべて知ったうえで、薬の調節などもしたいですから。人間ドックのほうも今は紙でやっているのですが、来年からは電子機器に変えて、健診の案内もデジタル化できたらと考えています。

「自分だったら」を常に考え、なるべく最低限の薬に

診察の際に心がけていらっしゃることは何でしょう?

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僕だったらこうしてほしいなと思うことを、患者さんにしてあげたいと思っています。例えば、僕もできるだけ薬は飲みたくないので、なるべく最低限の薬にしています。特に薬を飲み始める1錠目を処方する時は、すごく気をつけていますね。飲まなければいけないラインは、もちろんガイドラインでも決まっているんですけれど、患者さんの仕事環境や生活背景も含めて考えたいのです。なるべく薬に頼らなくていいように、日常生活についてお聞きして、生活習慣の改善などのアドバイスもするようにしています。最近は「この薬を飲んではいけない」といった週刊誌の記事を見せてくれる患者さんも多いのですが、不信に思ったまま飲みたくない薬を飲んでほしくないので、そういう相談はぜひしてほしいですね。患者さんには「不安なことがあれば言ってね」とお伝えしています。

勉強会などにも積極的に参加していらっしゃるそうですね。

時代の変化に対応して、医学も新しくなっているものは取り入れたいと思っています。病院勤務時代とは異なって、クリニックで診療しているだけですと情報が入ってきにくくなりますので、勉強会があれば進んで参加するようにしています。自分の専門でない分野や、他の科の勉強会に行くことが最近は楽しくて。広く勉強しながら、患者さんにフィードバックできればと思っています。内科で診られる疾患ではない場合も、「うちじゃないよ」と門前払いをするのではなく、なるべく対応できるところまではしています。専門的に診てもらったほうがいい場合は「〇〇科へ行ってください」とお伝えします。診察室のパソコンを使って、紹介したクリニックを地図やストリートビューで一緒に確認することもありますね。

クリニックでは多くの科を標榜していらっしゃいますが、そのメリットは?

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「どこの科にかかればいいのかわからない」と言って内科に来られる患者さんは結構多くいらっしゃいます。内科でできる範囲を調べて、耳鼻科だったり整形外科だったりした場合に、すぐにその場で別の科を受診してもらえるのは患者さんにとってメリットがあると思います。僕も別の科の先生に直接連絡して、「こういう疾患だと思うのですが、診てもらえますか?」とすぐ連絡できますし。後からカルテを見て、勉強にもなりますし。「〇〇科のクリニックへ行って」で終わらず、当院で全部診ることができるのは、長所だと思っています。

充実した検査機器。健診でも患者に声掛け不安を払拭

人間ドックなど健診部門を併設している強みは何でしょう?

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より早期に介入できることだと思います。健診で何か見つかった場合は、そのまま外来に行ってもらうことができますから。また、健診のためにMRIやCTがありますので、対応可能な検査が多く、2次検査も自分のところでスムーズにできるという良さもあります。当院には大腸CTもあるので、活用してほしいですね。内視鏡検査に比べ苦痛が少なく、内視鏡とほぼ変わらないくらいの検出率がありますので、気軽に受けられると思います。脳ドックと肺の検診コースでは、ここで発見して大きな病院につないだことが何度もあるんです。脳は特に症状もなく、症状が出る頃にはかなり重症化していますので、未然にチェックできるのは患者さんにとってメリットがあると思います。

健診部門で、スタッフの皆さんに特に伝えていることはありますか?

健診はどうしても流れ作業になってしまいがちですが、診察室で何か気がついた場合は必ず患者さん本人に伝えるようにしてもらっています。スタッフだけでなく他の先生方にも、ちょっと気になったら、ここがこうだからと説明してもらうようにお願いしています。会社の健診の場合は、医師と話す時間がないんですよね。患者さんに声をかけすぎると後ろにずらりと並んでしまうので、難しい。今後の課題として、人間がやらなくていいことはITを利用するなどして効率化し、患者さんとお話しをするといったところに人をもっと時間を割けるようにしたいと思っています。

先生が医師をめざしたきっかけを教えてください。

父が消化器内科の医師でしたので、なんとなく自分も医師になるんだろうなと思っていて、あまり他の職業は考えませんでしたね。外出先で出会った患者さんと気軽に話をしていた父の姿を見て、こういう地域密着で仕事ができればいいなと思っていました。循環器内科をめざしたのは、父が希望していた「〇〇内科」のなかで、僕1人いればだれかの命を救える分野だったからです。日本人の死因の上位は心筋梗塞ですからね。実際に、そのおかげで対応できた人がいると、医師をやっていてよかったなと思います。また、手術や治療の結果が出るまでが早いところも自分の性格に合っているなと思いました。

最後に、今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

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スタッフも含めた院内での勉強会を今後は定期的にやりたいと思っています。医学も10年たてば変わりますので、新しい知識をみんなでシェアできたらいいなと構想しています。以前、近隣の方向けに、睡眠時無呼吸症候群についての講習会を開いたことがあるのですが、他の科の先生も巻き込んでもっと開催していきたいですね。また、当院はよそにはない温熱免疫療法についての外来を設けています。うちの父もがんでしたので、何か他にいい治療法はないかと探す気持ちはよくわかります。その選択肢の一つとして、だれかの力になれたらうれしいなと思います。院長というと、なんだか敷居が高くなる気がするのですが、僕は本当に普通の30代の男性です(笑)。地域の方にもそんな感覚で気軽にご相談に来てもらいたいなと思います。

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