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伊藤 晄二 院長、春日井 正秀 副院長の独自取材記事

栄産婦人科

(名古屋市中区/矢場町駅)

最終更新日:2019/07/16

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矢場町駅から徒歩10分、繁華街の一角に6階建ての「栄産婦人科」がある。伊藤晄二(こうじ)院長は助産師の母とともに1977年に実家の土地にビルを建てて開業。2018年4月には以前から病診連携で交流のあった春日井正秀先生を副院長に迎え、二人三脚で診療を行っている。建物は重厚な雰囲気のビルだが、内部は明るく、改装を加えてバリアフリー仕様に。「待ち時間は少なく、必要な検査、必要な投薬をし、またプライバシーの保護には特に注意しています」と伊藤院長。「患者さんには納得してもらえるまで丁寧に説明します」と春日井副院長。朗らかでバイタリティーあふれる院長と、物静かで利他の精神にあふれる副院長、気心の知れた2人の連携が頼もしい。そんな2人に、医療にかける思いを語ってもらった。
(取材日2019年6月15日)

待ち時間は少なく、患者の立場に立った医療を提供

開業までの経緯やクリニックの歴史、地域の特色などについてお話しください。

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【伊藤院長】私は1968年に名古屋大学医学部を卒業後、名古屋大学医学部産婦人科で勤務医をしていましたが、開業を決意し、実家のあったこの地にクリニックを建てました。当時助産師をしていた母とともに1977年より産婦人科を開業し、現在に至っています。ですから、この地域でもう40年以上の歴史があります。開業当初は6階建ての建物だけ、という感じでしたが、徐々に改装を重ね、大理石の内装にしたり、時代に即してバリアフリー化も進めています。栄は名古屋の中でもオフィスビルや商業施設が立ち並ぶ繁華街で、クリニック周辺は昔からの下町の雰囲気もありますね。当院の患者さんは飲食店関係で働く方とか、自営業の方とかが多いのが特徴でしょうか。

お二人の関係をお聞かせください。また、副院長先生が赴任されて変わったことなどありますか?

【伊藤院長】10年離れているので一緒に仕事はしていませんが、私たちは名古屋大学医学部の同じ研究室に在籍していたんです。私がいた時の研究室のキャップが名古屋逓信病院の院長になられたので、当院から名古屋逓信病院の産婦人科に患者さんを紹介することが多いのですが、そこにずっといらしたのが春日井先生でした。長いお付き合いで気心が知れていたということもあり、春日井先生が定年退職された2018年から当院の副院長をお願いしています。春日井先生がいらしてから患者さんが増えたんですよ。良い先生に来ていただいてありがたく思っています。
【春日井副院長】伊藤先生とは長いお付き合いですね。勤務医の頃から手術でお手伝いに来たりすることもありましたし、患者さんを紹介いただくことも多かったですね。そんなご縁で昨年からこちらで働いています。

診療方針についてお聞かせください。

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【伊藤院長】大事なことは病気を早く治してあげること、特に患者さんの痛みを取ることです。そのため、なるべく待ち時間を少なくし、必要な検査、必要な投薬のみをするということを重視しています。2人体制になってからは、まず春日井先生が患者さんに詳しく丁寧に説明をしてくれますので、その間に、もう理解して詳しい説明が要らない患者さんに対して私が診察するとか、診察の順番を工夫したりして、なるべく待ち時間が増えないようにしています。そのあたりはスタッフもよく考えて効率良く診察できるように準備してくれています。当院のスタッフはみんな若い人たちばかりですが、患者さんに対してとても親切に、きちっと対応してくれていて助かっていますね。
【春日井副院長】当院のモットーは「安心、安全、信頼の医療を提供する」ということでしょうね。

患者が納得するまで丁寧に説明を尽くす

医師をめざされたきっかけ、産婦人科を選んだ理由などをお話しください。

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【伊藤院長】母が助産師でしたから、その影響で医療関係に進もうと考えるようになりました。医師をめざそうと決めたのは高校2年生の時です。産婦人科を選んだのも母の影響が強かったですね。
【春日井副院長】私は初めから医師になりたいと決めていたわけではありませんが、生きがいのある仕事をしたいとは考えていました。利他的であるということが一番生きがいに通じるとの思いがあり、人から感謝される仕事をしたいと。たまたま医学部をめざす親しい友人がいたということもあり、私も医師をめざすことに決めました。産婦人科を選んだのは、この科の病室は笑い声が聞こえる病室だったということ、そして産婦人科は内科的な仕事も外科的な仕事も体験できるということで興味を持ちました。

普段の診療時に心がけていることは何ですか?

【伊藤院長】産婦人科は特殊な科ですので、患者さんの個人情報に関しては特に慎重な取り扱いをしています。質問に関しても病気に関しては伺いますが、必要以上にプライベートな質問はしないように心がけています。
【春日井副院長】患者さんには納得してもらえるまで説明をすることですね。医師には説明責任がありますから、時間がかかってもちゃんとわかるまで説明します。それは、納得してもらって信頼関係を築いてからでないと治療をうまく進めることができないからです。

こちらでは病診連携を重視されているそうですね。

4

【伊藤院長】クリニックでできる限界をわきまえ、専門技術を必要とする患者さんに対しては最適な専門病院を紹介すること、特に悪性疾患や緊急性を要する疾患などについては当院で無理に確定診断をしないというのが私の鉄則です。疑ったらすぐに専門機関を紹介します。無理は絶対にしません。
【春日井副院長】例えば子宮外妊娠の場合、突然破裂して緊急手術が必要になることがあります。そんな患者さんは早い段階から手術に対応した病院で管理したほうがいいですから、もし子宮外妊娠の可能性がある患者さんがいらしたら、緊急手術に対応した病院を紹介しますね。医療というのはチーム力が大事です。病診連携もチーム医療の1つのかたちです。クリニックの能力、医師の能力を見極め、そこの能力に合った患者さんを診ていく、必要に応じて連携する、それが大事ですね。

患者から信頼されることが何よりの励みに

お仕事をしていて、やりがいを感じる時や、うれしく思うことはありますか?

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【伊藤院長】やはり患者さんから信頼を得るということ、頼られるとすごくやりがいを感じますね。春日井先生が来られてから患者さんも増えて忙しくなっていますが、頼りにされているとエネルギーが新たに湧いてくるものですね。
【春日井副院長】ここは産婦人科のクリニックですが、ほかの科の病気、例えば内科や耳鼻科の病気についての知識もできるだけ増やして、病気が見つかったらそれぞれの専門科を紹介してあげられるようにしていくということも大切なことだと考えています。そういうことの一つ一つが患者さんのためになることですから、それに貢献できることは地域の医療機関として大切な役割であり、やりがいにも通じます。

お忙しい毎日かと思いますが、何か趣味はお持ちですか?

【伊藤院長】私は趣味でバンドをやっていて、ドラムとボーカルを担当しています。先日20周年記念のライブを開催しました。ほかのメンバーはみんな女性で、刺激もあって楽しいですね。こういう趣味があるからこそ日々の診療にも身が入るんだと思いますよ。
【春日井副院長】私は高校生の頃からブラスバンドでいろいろな楽器をやってきましたし、大学時代にはオーケストラに所属していました。楽器は好きですね。今は音楽教室でドラムを習っています。ドラムは右手左手、足、全部バラバラに動かすでしょ。それが認知症予防にいいんじゃないかな、と思ってやっています。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

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【伊藤院長】患者さんは自分に合う医師を選ぶということが大事だと思います。ですから聞きたいこと、疑問に思うことはどんどん聞いてくれたほうがいいですね。それから、婦人科の特殊性もあって、なかなか受診をためらう患者さんも多いかと思いますが、市販の薬などで間違った対応をして、かえって悪化させてしまうこともありますから、気になることがあったら一度婦人科を受診していただければ、と思います。プライバシーには十分配慮し、患者さんの立場に立った丁寧な対応を心がけています。

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