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福田 信宏 院長の独自取材記事

福田内科医院

(瑞穂市/穂積駅)

最終更新日:2021/10/12

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のどかな田園と大規模な団地が共存するエリアに、「福田内科医院」がある。この地で40年以上開業し、地域の健康を支えてきたクリニックだ。昨年全面リニューアルを行い、感染症対策や充実した検査体制を整えた。特に内視鏡検査には力を入れ、「大規模病院と遜色のない、精度の高さにこだわって検査を行っています」と、福田信宏院長は胸を張る。内視鏡のスペシャリストとしての検査や診療について、また地元を愛する地域医療従事者としての思いを聞いた。

(取材日2021年2月12日)

感染症対策を重視して全面改装を実施

院長が医師をめざしたきっかけを教えてください。

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父はこの場所で約40年前に開業し、地域のかかりつけ医として信頼されていました。私自身も小さい頃から、父の診察を受けることもあり、医師というのはとても身近な職業でした。自分も医師になってクリニックを継ぐというのは、ごく自然な選択でした。当時は田んぼや畑ばかりだったこの地域も、近年は岐阜市・名古屋市のベッドタウンとして発展し、若いファミリー層も増えています。高齢化が進む昨今ですが、瑞穂市は若い力も感じられる活気のある場所になりつつあると感じますね。自分の故郷がより住みやすい場所へと変わっていく中で、少しでも地域に貢献できているのはうれしい限りです。

消化器内科を専門とされる一方、救急の現場でも経験を積まれたそうですね。

父も消化器内科を専門としていたのでなじみがありましたし、内視鏡を扱うこまやかな手技にも興味があり、消化器内科を専門に選びました。大学病院での勤務はポケベルを常に携帯し呼ばれたらすぐに駆けつけるような目まぐるしい日々でしたが、治療をして病気が治っていく患者さんを見ると、とてもやりがいのある仕事、そしてやはり好きな仕事だと改めて感じたことを覚えています。一方、さっきまで元気だった患者さんが急変する例に何度も遭遇し、救急医療の技量が必要だと痛感もしました。自分だけが患者さんの命を救えるという状況になった時に、手をこまねいているわけにはいきません。そこで、救急の現場で救命治療にあたり、多くの研鑽を積みました。ここで得た知見は大きなもので、自分の医師としての基盤の一つにもなっています。

2014年にクリニックを承継して、昨年リニューアルされた理由についてお聞かせください。

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もともといつかは地元に戻ってクリニックを継ごうと考えていましたから、勤務医として20年が過ぎ、十分に経験を積んだタイミングで戻ってきました。高齢の父を支えたいという気持ちもありましたね。そしてクリニックで働く中で、もう少し便利で近代的にしたいと思う部分も多く、昨年全面的にリニューアルをしました。感染症対策には力を入れ、発熱のある方とそうでない方で分けられるよう、待合室を分離できるようにしています。そもそも予防接種に来た患者さんと、なんらかの感染症に罹患した疑いのある患者さんを分けたいと思っていたのですが、偶然にも新型コロナウイルス感染症の流行があり必要性はさらに増しましたね。また、もう一つは内視鏡設備の充実です。「内視鏡センター」と名づけて、患者さんの負担を少なくスムーズに検査を受けることができる動線を意識しました。内視鏡室も空間を広くとり、検査や治療がしやすいよう環境を整えています。

先進の設備と、こまやかな心配りで内視鏡検査を実施

どんな症状があったら内視鏡検査を受けるといいのでしょう。

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一般的に大腸内視鏡検査で判明するのは、大腸がんや大腸ポリープ、潰瘍性大腸炎、クローン病などです。胃カメラと呼ばれる胃内視鏡検査であれば、胃がんや胃炎、食道がん、胃潰瘍、十二指腸潰瘍などが見つかります。腹部の張りや痛み、下痢などわかりやすい所見があれば、ぜひ相談して必要に応じて内視鏡検査を受けることをお勧めしますが、例えば早期の胃がんなどは自覚症状がないので、なかなか検査のきっかけがないかもしれません。あるいは、便に血が混じっていたとしても、ただの痔だろう、と自分で判断してしまう人も少なくないのではないでしょうか。そこでキーになるのが健康診断です。精密検査が必要だという結果が出た場合は放っておかず、必ずクリニックにご相談ください。

内視鏡検査の際に、患者さんのために工夫していることはありますか?

患者さんの負担が少なく、リラックスして過ごすことができる設備や機器にこだわりました。大腸内視鏡検査では下剤を服用しておなかをきれいにする必要がありますが、その際に気を使わずにゆったりと過ごせるよう、控室はトイレつきの個室を備えました。検査室はブルーライトで照らし、機器を操作しやすく見落としを防げるように環境を整え、もちろん内視鏡自体も検査精度の高さにこだわった先進のものを導入しています。内視鏡検査は受けたことがないと、検査時の苦痛や違和感に対して不安を抱かれる方も多いと思うので、事前にしっかりとお話しすることも大事にしています。また、場合によっては鎮静剤を使用することで、寝ているような状態で検査を受けることも可能です。大きな病院に行くのは面倒だという方も、近所のクリニックだったら足が向くのではないでしょうか。当院であれば、大規模病院に劣らない精度の検査を気軽に受けていただくことが可能です。

内視鏡検査を受ける意義について、改めて教えてください。

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大腸がんと胃がんは罹患者数の多いがんで、特に胃がんは30代でも数多くの方が発症しています。食の欧米化なども影響して、若い世代の胃がんが増えている印象ですね。胃がん以外にも検査をしてみると、毎日のように大腸がんやポリープが見つかります。「がん検診や内視鏡検査は40代以降の話」と思っている方も少なくないのかもしれませんが、自分はまだ大丈夫、と油断をせず積極的に検査を受けていただきたいです。胃がんをはじめ早期治療が重要な病気は多くあるので、ぜひご相談ください。早期大腸がんに対しては朝日大学と連携して、内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)での治療も行っています。私が執刀しますので、ご安心いただければと思います。

地域のかかりつけ医として生活習慣病にも注力

消化器疾患以外に、力を入れていることは何ですか?

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地域のかかりつけ医として、幅広くどんな症状にも対応しています。昨今では生活習慣病で通われる方も多いですね。こういった患者さんの日々の体の状態をしっかりチェックして、健康な状態に近づけていくのもかかりつけ医の役割だと思っています。特に糖尿病などの場合、糖尿病網膜症の恐れもあり、眼科のチェックも必要ですから、すぐ近くにある「ふくた眼科クリニック」と密に連携して患者さんの健康をサポートしています。患者さんにとっても、1ヵ所で必要な検査や治療が受けられたほうが利便性が高いでしょう。ちなみに同院は私の妹が院長を務めているので、連携体制もしっかり整っています。

院長の医師としてのモットーを教えてください。

患者さんの声にとことん寄り添うということでしょうか。患者さんは痛みや違和感、気分の悪さなど、症状があるから医療機関に足を運んでいらっしゃるかと思います。たとえ検査をして原因が見当たらなくても、「異常なし」で済ませるわけにはいきません。大きな病気やわかりやすい疾患はなくとも、原因を深掘りしたり、さまざまな可能性を検討したり、なんとか患者さんに応えるような対応や処置をしたいと考えています。消化器疾患などは特に心因性のものもあるので、そうした気持ちに寄り添うことも大切にしたいですね。患者さんの体だけでなく、気持ちが少しでも明るくなるような、そんな診療をしたいと思います。

最後に読者にメッセージをお願いします。

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地域の皆さんに支えられ40年以上続いているクリニックを、もっと身近で通いやすい場所にしたいと考えています。消化器疾患や内視鏡検査はもちろんですが、生活習慣病や風邪など身近な病気でも、気軽に足を運んでいただきたいですね。健康な生活を維持するためには、定期的に健康診断を受けること、そしてその結果をきちんと理解し、早期発見、早期治療につなげることはとても大切なことです。そのための助言や診療ができる場所として活用してもらえることをめざしています。私は瑞穂市に暮らし、愛犬と一緒に近所を散歩することもしばしばです。自分の故郷で家族と一緒に地域のために尽くせるとしたら、これほどやりがいのあることはありません。地域の皆さんにより良い医療を提供できるよう、これからも精進していきたいです。

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