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所 史隆 院長の独自取材記事

所内科医院

(瑞穂市/穂積駅)

最終更新日:2020/01/10

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穂積駅より徒歩3分にある「所内科医院」は、開院から40年と長い歴史を刻むクリニックだ。2018年4月に所史隆院長が、父から同院を継承。循環器内科や消化器内科など幅広く学んできた所院長は、継承と同時に院内をリニューアルし、検査機器などの設備も整えた。現在、理事長の父と2診体制。かかりつけ医として地域に密着し、コミュニケーションを重視した診療を大切にしている。幅広い世代の患者が来院し、その中でも高齢者が多い同院では、診療だけでなく、ケアマネジャーがいるのも特徴。介護プランの相談ができる。日本循環器学会認定の循環器専門医の資格を持つ所院長に、継承にあたって感じたことや、日々の診療、患者に対する思いなどを聞いた。
(取材日2019年6月10日)

親子2代で支える地域医療、幅広い世代が来院

継承までのご経歴を教えてください。

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大学での研修終了後、岐阜県総合医療センターで1年間消化器内科に所属しました。内視鏡検査などを学び、循環器内科へ進んでいます。カテーテル治療や心臓疾患などの重篤な症例も診てきたこともあり、命に関わる心不全などの病気に対する理解や知識が深まりましたね。循環器内科に長く携わってきたので、そこが僕の診療における基盤になっています。勤務医時代から開業を視野に考えていたため、岐阜県立下呂温泉病院や高山赤十字病院などで地域医療を経験して揖斐厚生病院に勤務し、消化器内科をもっと深く学ぼうと、改めて勉強し直しました。

来院する患者層をお聞かせください。

父が開業した40年前から来院されている方が多いので、高齢の患者さんが中心です。長く来ていただいているのは、とてもありがたいことだと思います。父は内科一般診療を中心に理事長として今も診療を一緒にしていて、患者さんからは「大先生」と呼ばれているようです。中には、僕が院長だとなじまれていない方もいるかもしれませんね。この地域は、高齢者が増えてきている一方、名古屋への利便性がいい街のため、若い方が家を建てるケースも多くなっているのが特徴です。徐々に来院される若い方も増え、高齢者層とお子さん連れのファミリー層に二分化されつつある気がします。これまでの患者さんを大切にしつつ、若い方のフォローもきちんとしていきたいというのが、僕のモットーです。

継承を機にクリニックをリニューアルされたそうですね。

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はい、衛生的な環境を重視し、白を基調にしたデザインにしました。継承を機にリニューアルとはいえ、長年の努力をこうして新たなかたちにしてくれたので、やはり父は偉大だと思います。待合室から見える庭は、もともと畑があった場所です。父の提案で和のテイストに仕上げ、診察を待つ方の癒やしを与えられる空間にこだわりました。リニューアルに際して新しく入れた植木がほとんどですが、前の医院から残してあるものもあります。それは中央にある大きなザボンの木で、花が咲いて実を結ぶのです。ザボンはリニューアル前まで別の場所に植えてあったのですが、母が気に入っているから残してほしいというので、今はクリニックのシンボル的存在になっています。

設備の拡張で即日検査が可能に

設備面で新たに導入されたものはありますか?

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以前はエックス線検査装置だけでしたが、リニューアルと同時に検査機器をそろえました。経鼻で行う上部消化管内視鏡検査、心臓・腹部・頸動脈に対応した超音波検査、簡易睡眠時無呼吸検査、血管状態を把握できるABI検査などです。以前は他院を紹介して検査を受けてもらう必要がありましたが、今は当院にて即日検査が行えるようになりました。睡眠時無呼吸症候群は循環器疾患と密接な関係があり、心筋梗塞・心不全・早朝高血圧などをきたす可能性が非常に高くなります。簡易睡眠時無呼吸検査は自宅でできるので、疑いのある方の早期発見や治療に役立つと考えて導入しました。

どのような場合に検査を行うのでしょうか?

僕も父も必要最小限で検査を行うタイプです。どの患者さんでも検査をするわけではありません。まず、診察で症状や状態を確認した上で、血液検査や上部消化管内視鏡検査などを行います。ただ、頸動脈エコーは積極的に用いており、その理由は生活習慣病の方にご自身の目で健康状態を把握していただくためです。内視鏡検査は経口のほうが診断しやすいのですが、あえて経鼻を導入したのは、苦痛が少ない・会話ができる・会話ができなくてもこちらの声を聞くゆとりを持てるという観点からです。検査の段階でむやみに苦痛を与えることはないと思っているので、なるべく負担の少ない方法を選びました。経鼻で少しでも疑わしい部分を見つけたら、迅速に専門の医療機関へ紹介します。

診療において特に注力していることを教えてください。

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生活習慣病の予防と治療ですね。生活指導・血圧やコレステロールのコントロールなど、特に高齢の方は日頃から管理していくことが大事です。またそれ以外にも、健康診断で少し異常が見つかったという方の10年後20年後を見据えた管理も重要になります。父もその重要性を広めるため、校医などいろいろな活動をしていますが、僕も意識を高めるよう働きかけていきたいです。また、かかりつけ医として、迅速に重症度の見極めをしてしかるべき医療機関に紹介することも求められます。当院では、岐阜市民病院・朝日大学病院・岐阜ハートセンター・岐阜県総合医療センターとの病診連携も整っているので、スムーズな対応ができるのが強みです。

患者の心に寄り添い続ける町のかかりつけ医

クリニック独自の取り組みはありますか?

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母と妻がケアマネジャーとして勤務しているので、患者さんの希望に従って介護プランを立てたり、相談に乗ることができます。認知症が進んだ患者さんの場合、家庭での介護が難しいケースも増えているので、使える介護サービスはないかという相談が多くあるのです。そこでケアマネジャーが介入することで、デイサービスやショートステイなどを利用するきっかけになるでしょう。男性用トイレには掲示してありますが、EDやAGAの薬も常備していますので、診察時に相談していただければ、自費診療で対応できます。AGAの場合、薄毛の予防がしたい・最近少し薄くなった気がして心配だという方も、診察時に気兼ねなく相談してください。

診療時に心がけていることを教えてください。

丁寧に診察することはもちろん、患者さんが求めていることをしっかりつかむように心がけています。「求めていること」と一口に言っても、患者さんがクリニックに求めていることと、医師に求めていることは異なるケースがあるのです。父はとても話し好きでコミュニケーションがうまいので、父と話したくて来院される患者さんもいます。古くから来られる方は特にそうです。僕も同じように接していくつもりですが、新規の患者さんが必ずしもそれを求めているとは限りませんよね。診察を通して患者さんの生活背景・人間関係・ニーズをつかみ、その上でしっかり対応していければと思います。

今後の展望や読者へのメッセージをお願いします。

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父は、一からクリニックをつくってかたちにし、40年間走り続けてきました。院長としてここで勤務しているとはいえ、僕はまだ独り立ちできているわけではないと思うので、長く続けている父を人として医師として尊敬しています。父の診療に対する姿勢や患者さんとの向き合い方などを見習いつつ、新しい治療や漢方なども勉強してやれることを増やし、かかりつけ医としての役割をより深めていきたいです。ちょっとしたことでも気軽に話せて、検査もここで一通りできれば、それが患者さんの安心感につながると思います。困っている患者さんや地域の方々の窓口になるのが僕の目標です。

自由診療費用の目安

自由診療とは

ED治療/1500円~、AGA治療/5000円~

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