健康診断を受けることが
未来の「健康資産」を大きくする第一歩に
茅ヶ崎信愛クリニック
(茅ヶ崎市/茅ケ崎駅)
最終更新日:2026/07/15
- 保険診療
多くの人が、最期まで自分の足で歩き、自分の口で食べ、家族や友人の側で過ごしたいと思うだろう。しかし、「茅ヶ崎信愛クリニック」の小島正之院長は「当たり前の生活はすべて健康あってこそ。健康は、失ったら取り戻すことは難しい大切な資産です」と警鐘を鳴らす。日本では健康寿命と平均寿命の間に10年ほどの開きがある。また日本人の2人に1人ががんを発症し、5人に1人が心疾患や脳血管障害で命を落としている。死に至らずとも、後遺症で生活の質が下がることもあるだろう。このことは、当たり前の生活を生涯続けることが難しいと物語っている。「最期まで自分らしく生き抜くには、今の自分にできることを知る必要があります。健康診断で異常を指摘されたら、未病改善のきっかけにしてください」と語る小島院長に話を聞いた。
(取材日2026年7月3日)
目次
健康診断は、この先の人生や老後を健やかに過ごすためのスタートライン
- Q健康診断は何のために受けるものですか?
-
A
▲「健康診断で異常を指摘されたら相談してほしい」と語る院長
自分の健康資産を守るためです。例えば、行きたい場所へ出かける、好きな物を食べる、仕事を続ける、家族や友人との時間を楽しむといったことも、すべて体力や身体機能、生活習慣などの健康資産に支えられています。特に40代~50代は健康資産の大きな分かれ道です。初めは自覚症状がなくても筋力や代謝は徐々に低下し、高血圧や糖尿病、脂質異常症など生活習慣病が静かに始まります。企業や市の健康診断や各種がん検診は、体の状態が正常の範囲内かを大きなふるいにかけるためのものです。しかし、働き世代の健康診断受診率は6割程度と低く、異常を指摘されても3割以上が放置しているという非常にもったいない現状となっています。
- Q異常を指摘されたら、どうすれば良いでしょうか?
-
A
▲異常の背景を丁寧に探り、適切な診療へ導く
健診異常は、体が知らせてくれた「今ならできることがある」というサインです。医師は結果から総合的に診て、何をすれば良いのかを案内するナビゲーターの役割を担います。高血圧や血液検査の結果に問題があれば内科へ、便潜血検査の陽性判定や胃の検査で異常があれば消化器内科へ行ってください。総合的に診られるクリニックならば、より安心できるでしょう。「1回目の指摘だから、B判定だから受診しなくていいだろう」といった自己判断も避けてください。サインを放置しないことが、「未病改善」につながります。医師の力を借りて現在地を確認し、追加の検査や生活習慣の見直しが必要なのか、治療を始めるべきかなどを整理しましょう。
- Qその先はどのような検査や治療をするのですか?
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A
▲超音波検査など各種検査機器を備え、病気の早期発見に努める
血液検査で異常がある場合、血糖値やコレステロール、中性脂肪などに異常がある場合、糖尿病や脂質異常症などについて調べます。結果に応じて、食事や運動などの生活習慣を見直し、追加の血液検査や腹部エコー検査の後、必要に応じてお薬による治療を開始します。また、便潜血検査で陽性の場合は痔による出血の可能性もありますが、便潜血陽性のおよそ100人に1人に大腸がん、さらに残りの約4割に、将来的にがん化する恐れがあるポリープが見つかるといわれています。このため、場合によっては大腸内視鏡検査を行います。このように病気を早期に発見し、その芽を早いうちに摘んでおくことが働き世代にとってはとても大切です。
- Q早い段階から健康資産に意識を向けることが重要なのですね。
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A
▲健診結果後の受診が「健康資産」を守る第一歩につながる
老後に備えてお金を積み立てるように、未病の段階から健康資産を増やして守ることが大切です。健康診断で異常を指摘されたというのは、資産を失いかけているのと同じです。それに気づけたのならば、放置のリスクや、受診の大切さも理解していただけるかと思います。もし何もしなければ、体力はますます衰え、病気のリスクもさらに高まります。食事を少し見直す、体を動かす、血圧を測る、健診結果を医師と確認するといった小さな行動の積み重ねが、10年後、20年後の健康を支えるのです。健診結果は健康を整えるための「道しるべ」として、「あのとき行動して良かった」と思えるように、ぜひ「未病改善」の意識を持っていただきたいです。
- Qこちらでは、健診異常に対してどのように取り組まれていますか?
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A
▲データや図表を活用し、健診結果や病状をわかりやすく説明
「今できること」をわかりやすくお伝えするよう心がけています。生活習慣病の患者さんの多くは、運動や食生活はもちろん、より細かくいえば塩分摂取量など、改善すべき点がいくつもあります。患者さん自身がそれらを一つ一つクリアできるように、ロードマップを提示して「次のステップ」を具体的に伝え、健康貯金をしていただくことが大事だと考えています。また、データや論文に基づいた正しい情報提供に努め、ご説明する際は図やグラフを用いて理解を促しています。ゆくゆくはAIを活用し、説明の視覚化を強化していく予定です。平日の診療時間を18時30分まで設けているのも、働く方々にとっては利用しやすい環境なのではないでしょうか。

