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吉村 恵理子 院長、吉村 信行 副院長の独自取材記事

よしむら耳鼻咽喉科・内科・呼吸器内科

(藤沢市/辻堂駅)

最終更新日:2020/04/01

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神奈川県藤沢市の西部、湘南大庭地区に広がる湘南ライフタウン。最寄り駅である辻堂と湘南台を結ぶ幹線道路に面したビルの2階にあるのが、1997年に開業した「よしむら耳鼻咽喉科・内科・呼吸器内科」だ。院長の吉村恵理子先生は日本耳鼻咽喉科学会耳鼻咽喉科専門医。開業当初は耳鼻咽喉科がメインだったが、夫で日本呼吸器学会呼吸器専門医の資格を持つ吉村信行副院長の協力で、内科・呼吸器内科の診療枠が広がり、現在の体制になった。開業したのは100mほど奥の医療ビルだったが、患者が増え手狭になったため現在の場所に移転したという。「一流開業医をめざしてスタートした姿勢は、今も変わらない」と異口同音に語る2人のドクターに、それぞれの医療にかける思いを語ってもらった。
(取材日2017年12月6日)

耳鼻咽喉科と呼吸器内科を併設した地域密着型の医院

開業した経緯をからお聞かせください。

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【恵理子院長】開業したのは1997年ですので、今から20年ほど前になります。当時、私は日本赤十字社医療センターの耳鼻咽喉科に勤務しており、2人の息子に寂しい思いをさせていました。そんなとき、この大庭地区でクリニックビルができるので、開業しないかというお話をいただいたのです。東京広尾までの通勤は決して楽なものではありませんでしたし、子どもたちと過ごす時間も増えるだろうと、開業を決めたのです。ところが思いの外多くの患者さんに来院いただき、帰宅時間は早くなるどころか勤務医時代より2時間も遅くなるという日々。家族からはブーイングの毎日でした。

どういった患者さんが多かったのでしょうか。

【恵理子院長】当時の内科診療は週に1日、耳鼻咽喉科がメインでした。開業は3月、花粉症の最盛期だったこともあったのでしょう、初日に93人もの患者さんが来院されました。本当に目が回るような忙しさでしたね。
【信行副院長】花粉症の患者さんが多くてすごかったですよ。僕が週に1回、呼吸器内科の診察のために行くと、患者さんがずらっと駐車場まで並んでいて、有名人でも来ているのかと思ったくらいです。待合室に入ると、みんな立っていて通勤時の満員電車みたいになっている。診察室に行くにも、「すみません」と患者さんをかき分ける感じでしたね。せめて座って待っていただきたいと、当時より広い現在の場所に移転したのです。

クリニックの特徴をお教えください。

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【恵理子院長】やはり耳鼻咽喉科と呼吸器内科を併設していることでしょうね。開業当初から、少ない時間数ながら呼吸器内科を併設したのは、上気道領域から下気道領域、つまり鼻や喉から気管支まで網羅した治療を提供したいと考えていたからです。
【信行副院長】英語では「one airway, one disease」と言うのですが、鼻も気管もひと続きの気道、one airwayなので、鼻炎も喘息も一つの疾患、one diseaseとして捉えようという概念です。総合病院では耳鼻咽喉科、呼吸器内科の両方がありますが、このような診療形態のクリニックは少ないのではないでしょうか。

常に新しい設備とシステムを導入し質の高い医療を追求

耳鼻咽喉科と呼吸器内科を併設することのメリットは?

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【信行副院長】呼吸器科と耳鼻咽喉科の疾患は、密接に関連しています。呼吸器内科の患者さんは喘息の方が圧倒的に多いのですが、その8割9割は鼻が悪い、鼻炎や副鼻腔炎も合併しているんですね。それから睡眠時無呼吸症候群。太った人に多いというイメージもありますが、これも鼻の悪い人が多いんです。鼻炎で耳鼻咽喉科に通院している患者さんが、呼吸器内科に来られることも少なくないです。
【恵理子院長】肥満気味の鼻炎の患者さんに「いびきはどう?」って聞くと、「夜中に止まっています」という話になる。そこでスクリーニング検査をして危険水域ということになると、副院長の領域になります。患者さんからしてみれば、他院に行く手間も負担もありませんから、メリットなのではないでしょうか。検査スペースをはさんだ向こう側に行けばいいだけですから(笑)。

診察の際は、どのようなことを心がけていらっしゃいますか?

【恵理子院長】患者さんに納得して、満足してもらうことですね。そのために検査を重視しています。エックス線撮影検査などによって、画像化、数値化することで説得力も高くなりますし、患者さんも治療の必要性や成果を実感しやすいですからね。開業医とはいえ、勤務医時代にしてきたことと同じ治療をしたいと思っていました。ですから当院では開業時から「めざせ! 一流開業医」をスローガンに、総合病院と同様の検査ができる機器を導入しています。
【信行副院長】内科は診断が大切ですから、正しく診断をすることを心がけています。診断さえ合っていて病気がわかれば、どんな薬を使えばいいか自ずとわかりますし、大きな間違いを犯すことはない。そのためにはやはり検査が重要です。

確かに医療機器や設備が充実していますね。

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【信行副院長】病院からクリニックに来ると、診療の質が落ちるというイメージがあるかもしれませんが、一流開業医をめざす僕たちは、質を落とさないようにしたいという思いがあります。例えば、呼吸器内科では、吐いた息に含まれる一酸化窒素の濃度や呼吸抵抗を測定する機器を導入しています。これは喘息とか、慢性肺気腫の正確な診断に欠かせないものですが、藤沢市内では総合病院を含めても導入しているクリニックは少ないと思います。問診ももちろん必要だけれど、患者さんを待たせず正確な診断をするためには、先進の検査機器も欠かせないのです。
【恵理子院長】患者さんを待たせないように心がけてはいますが、なかなかそうもいかなくて。ですから、待ち時間の負担をできるだけ軽減するために、診察番号表示や診察券受付と受付番号発券、診察順番が近づいたことをメールでお知らせするシステムも導入しています。

開業時のスローガン「めざせ一流開業医」は現在進行形

開業から20年たち、変化を感じることはありますか?

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【恵理子院長】子どもさんのアレルギーの有病率は、増えていると思いますね。危機感を覚えるほど増えています。逆に高齢の方は免疫反応が落ちるので、アレルギー反応も弱くなっていくんです。だから昔ほどつらくないという人がたくさんいますけれど、治ったわけではありませんからね(笑)。ただ、やはり最近はご高齢の患者さんが増えましたね。大庭地区はニュータウンとして開発された時期から住んでおられる方々が高齢期を迎え、藤沢の中でも特に高齢化率が高いんですね。なので、これは当院に限ったことではないと思いますが、開業時とは患者さんの層も抱えている疾患も変化しています。疾患としては、耳鳴りや難聴が多いですね。それからめまいを訴える方も。当院には週に1日ですが、めまい治療のエキスパートが診察にあたっています。また大学病院にあるような検査設備がそろっていますので、ご相談に来られる方も多いですね。

それぞれ医師としてどのような印象をお持ちなのでしょう。

【恵理子院長】やはり呼吸器内科専門の医師としてしっかり知識を持っているし、尊敬していますよ。でもね、長年うまくやっていける秘訣はほどよい距離(笑)。診察室も待合も独立しているし、そんなに行ったり来たりすることもない。ほどよい距離があるから互いを客観的に見ることができて、診断や治療にもいい影響を与えているのではないでしょうか。
【信行副院長】患者の対応に長けていると思いますね。一生懸命説明しているけれど、納得してもらえないことはよくあるんですよね。ところが院長は、一言二言で、患者さんがすぐに信用して、満足する。その力がすごいと感服しますね。

最後に、将来の展望と読者へのメッセージをお願いします。

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【信行副院長】長引く咳があったら、受診してください。呼吸器内科の専門家としての診療経験を生かし、総合病院でも受けられるような質の高い医療に努めています。
【恵理子院長】新しいことは好きなので、いいと思える治療や機器があれば、どんどん取り入れていきたいですね。開業時からのスローガン、「めざせ! 一流開業医」は今でも同じ。耳鼻咽喉科と呼吸器内科、そしてめまい治療のエキスパートがいる地域密着型クリニックとして、今後も診療の充実を図ります。また、ネットの情報だけをうのみにしないで、ぜひなんでも聞いていただきたい。症状や対応は個々によって異なりますから、お一人お一人向き合い、丁寧で確実な治療を提供していきます。

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