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女性の頻尿や尿漏れは
泌尿器科へ早めの相談を

皆川クリニック

(千葉市花見川区/新検見川駅)

最終更新日:2025/12/05

皆川クリニック 女性の頻尿や尿漏れは  泌尿器科へ早めの相談を 皆川クリニック 女性の頻尿や尿漏れは  泌尿器科へ早めの相談を
  • 保険診療

最近トイレが近くなった、急に尿意が襲ってきて我慢できない、といった尿のトラブルが起きて、人知れず悩んでいる女性も多いはず。もし日常生活や仕事などに支障が出て困っているのであれば泌尿器科を受診する必要がある。ただ、実際に受診するとなるとためらってしまうこともある。「尿に関わるトラブルは生活の質を低下させる一つの要因です。楽しめる時間も楽しめなくなってしまいますので、早めに泌尿器科を受診してください」と「皆川クリニック」の皆川真吾院長は話す。同院は、新築移転を機に、おしゃれで洗練された雰囲気のクリニックになり、より受診しやすい診療環境となっている。皆川院長に女性の泌尿器疾患の特徴や治療方法などについて聞いた。

(取材日2025年10月7日)

過活動膀胱の治療法には、薬物療法やボツリヌス毒素製剤膀胱壁内注射療法といった複数の選択肢から選択可能

Qどのような症状の時に泌尿器科を受診すべきでしょうか。
A
皆川クリニック 広々と明るい待合室。待ち時間を快適に過ごせる

▲広々と明るい待合室。待ち時間を快適に過ごせる

トイレに行ってもすぐにまた行きたくなる、急に尿意を感じて我慢できない、おなかに力を入れると尿が漏れるといった症状があり、日常生活で困っているときには泌尿器科を受診したほうが良いですね。頻尿は、尿が近い、尿の回数が多いという症状ですが、個人差が大きく、生活習慣や服薬状況などによっても排尿回数が異なりますので、正しい診断を受けることが大切です。また、排尿時に痛みがある、何回もトイレに行く、残尿感があるという場合は膀胱炎が疑われます。腰から脇腹に痛みが出る、血尿が出るといった場合は尿路結石が考えられます。特に我慢できないほどの激痛に襲われたときは、尿管結石の可能性が高いのですぐに受診してください。

Q特に女性だとどういう症状が多いですか。
A
皆川クリニック 患者とのコミュニケーションを大切に診療にあたる

▲患者とのコミュニケーションを大切に診療にあたる

一つは尿漏れです。加齢とともに起きやすくなりますが、若い人でも妊娠・出産を機に尿漏れが起きることも多いです。おなかに力を入れたときのほか、咳やくしゃみによって尿漏れする腹圧性失禁、急な尿意を我慢できず間に合わないといった切迫性尿失禁があります。膀胱炎も女性に特徴的です。原因は膀胱への細菌感染ですが、最近は洗浄便座の使用によって肛門周辺の細菌が飛び散って尿道に流入することで起きるケースも増えています。また、閉経関連尿路性器症候群(GSM)と呼ばれる、閉経後に女性ホルモンの低下によって引き起こされる外陰部・膣の違和感・痛みのほか、骨盤底筋群の衰えによる骨盤臓器脱などがあります。

Q女性の過活動膀胱について教えてください。
A
皆川クリニック 模型を利用したわかりやすい説明を心がけている

▲模型を利用したわかりやすい説明を心がけている

過活動膀胱は、膀胱のセンサーが過敏になって、さほど尿がたまっていないのに尿意が生じる状態です。加齢によって膀胱の柔軟性が低下することも要因の一つです。具体的症状として、少しでも尿意を感じたらもう我慢できない、早くトイレに行きたくて焦ってしまう、といった切迫感を伴うのが特徴です。強い尿意があるにもかかわらず尿は少量で、またすぐに排尿したくなるという特徴もあります。常に、トイレのことを気にしなくてはならず、映画や旅行なども楽しめなくなり、生活の質の低下につながります。また、あるきっかけでトイレが近くなり、その後、精神的な不安や緊張から常に心配して、頻繁にトイレへ行く心因性頻尿になる場合もあります。

Q過活動膀胱の治療について教えてください。
A
皆川クリニック 検査用トイレと通常のトイレを分けるなど、配慮が行き届いている

▲検査用トイレと通常のトイレを分けるなど、配慮が行き届いている

まず内服薬で治療を行います。最近は、膀胱の緊張を緩めて膀胱容量を大きくする目的の薬であり、副作用の少ないβ3受容体作動薬を第一選択肢として使用する例が増えています。また、症状によっては異常な膀胱収縮を抑えるために抗コリン薬を用いる場合もあります。薬物療法を続けても改善しない難治性の過活動膀胱の場合には、ボツリヌス毒素製剤膀胱壁内注射療法を行います。これは局所麻酔を行い、膀胱鏡によって膀胱の内側の筋肉に薬剤を注射することで緊張を緩め、症状の改善を図ります。治療時間は5~6分で済み、4~8ヵ月程度作用の持続が望めます。また、磁気刺激によって器質的に改善を図る方法も研究されており、着目しています。

Qこちらは女性が泌尿器科を受診しやすいよう工夫されていますね。
A
皆川クリニック 子ども連れでも安心して通えるよう工夫を凝らしている

▲子ども連れでも安心して通えるよう工夫を凝らしている

当院の外観、内装は女性でも入りやすいよう、クリニックらしくない洗練された造りにしています。待合室や受付は明るく開放感のある雰囲気で、アロマの香りも漂い、気持ち良く受診していただけると思います。プライバシーにも配慮して、トイレの位置は待合室から見えないよう奥に設置しています。泌尿器科の診察は、問診と尿検査、超音波検査が中心で、基本的に内診は行いません。当院は泌尿器科だけでなく皮膚科も診察しており、同じ診療室でお話を聞いていますので、どちらの科を受診しているか、他の人はわからないという点でも受診しやすいかもしれません。スタッフも明るく優しく接しますので、遠慮することなく相談に来てください。

ドクターからのメッセージ

皆川 真吾院長

排尿に関わるお悩みは日常生活に密着していて、生活の質を低下させる一つの要因となります。トイレが気になって、映画や観劇などに行けなくなったり、友人とのお出かけや旅行も控えてしまったりするなど、楽しめる時間も楽しめなくなってしまいます。そんなことにならないよう、何か症状があって困っている場合は、早めに泌尿器科を受診して、適切な診断と治療を受けるようにしてください。今は成果が望める良い治療法も多く、選択肢も増えています。日常生活を快適に送れるようにするため、ぜひお気軽にご相談ください。

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