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榎本 哲 院長、榎本 真也 副院長の独自取材記事

榎本医院

(上尾市/北上尾駅)

最終更新日:2021/08/03

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上尾市を通る県道323号の中分交差点からすぐのところで、戦後75年以上にわたり、かかりつけ医として地域の人々の健康を支えてきたのが「榎本医院」だ。内科一般を中心に呼吸器内科と脳神経外科、小児科、健診や予防接種、往診まで地域に必要とされる医療に幅広く対応している同院。榎本哲院長は、「病気や健康のことなら何でも気軽に相談できる医院であることを大切にしています」と話す。そんな同院では、今春より榎本院長の息子で副院長でもある榎本真也先生が非常勤で診療するようになり、同時にCTも新たに導入したことで、診療能力がさらにアップしたという。そこで、榎本院長と真也副院長の2人に、同院のことや地域医療にかける思いを聞いた。
(取材日2021年7月19日)

地域の人々のかかりつけ医として、幅広い診療に対応

最初に医院を紹介していただけますか?

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【院長】当院は、外科の医師だった私の父が終戦後の間もなく、出身だったこの地に開業しました。その後は私が引き継ぎ、今年の4月からは息子である副院長も非常勤で診療を行っています。現在は、内科一般を中心に私の専門である呼吸器内科、副院長が専門としている脳神経外科、小児の初期診療や各種のがん検診、特定健診、予防接種、当院に通院できなくなった患者さんへの往診などの診療を行っています。また、より高度な医療が必要だと判断した患者さんは、適切な病院に紹介しています。地域の皆さんのかかりつけ医として気軽に受診ができ、何でも相談できる医院であることを大切にしています。実際に来られているのは、高血圧や脂質異常症、糖尿病など生活習慣病の高齢の患者さんが多いですね。

副院長がこのタイミングで戻られたのはどうしてでしょうか?

【副院長】私自身が家庭を持ち、子育てをするようになったことを契機に、祖父と父の後を継ぎ、生まれ育った上尾でこれまで培ってきた知識や技術を還元できればと考え、上尾に戻って来ました。今年の4月からは、ここからも近い上尾中央総合病院の脳神経外科で常勤の医師として勤務させていただいています。当院では、現在は週に2回の診療を担当していますが、父とも協力しながら、一般内科から脳神経外科に関しては専門的な内容まで、救急医療と脳神経外科を専門とする医師としての経験を生かし、地域の皆さんの健康に寄り添えるよう努力していきたいと考えています。

特徴は、どんなところでしょうか?

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【院長】基本的には何でも診ることですね。風邪やインフルエンザなどの内科一般から生活習慣病の診療、糖尿病ではインスリンの処方もしていますし、COPD(慢性閉塞性肺疾患)や肺繊維症の患者さんの在宅酸素療法、睡眠時無呼吸症候群の検査と治療などの専門的な治療にも対応しています。
【副院長】私は、もともと診療科を問わず多岐にわたる急性期疾患や外傷の初期治療を行う救命救急に携わったこともあり、初期診療についてはかなり知識や経験があるほうだと自負しています。当院では、今年の4月に新たにCTを導入しましたが、CTなどの検査をして、その結果、必要であれば適切な医療機関へ紹介するというのは、得意とすることの一つですね。

呼吸器内科と脳神経外科の専門的な診断にも力を入れる

それぞれの専門の分野の診療について、もう少し詳しく教えてください。

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【院長】呼吸器内科については、喘息やCOPD、肺がんの早期発見や診断、禁煙治療などに力を入れています。咳が長引いたり、ちょっと息切れがするなどの症状があると、一般内科の医師ならすぐに吸入器を処方して様子を見ましょうということも少なくないと思いますが、当院では肺の呼吸機能を検査するスパイロメータや呼気中の一酸化窒素測定、通常のエックス線撮影でちょっとでも疑わしいものがあれば、すぐにCT検査をすることで、COPDや肺繊維症なども、より詳細で精密な診断をすることが可能です。また、睡眠時無呼吸症候群では、携帯型終夜睡眠ポリグラフを用いたスクリーニング検査に加え、経鼻的持続陽圧呼吸療法(CPAP)も行っています。

脳神経外科の診療についても教えてください。

【副院長】脳神経に関係する症状で一般的に多いのは、頭痛やめまい、体のしびれ、物忘れ。加えて、脳卒中を経験された方の再発予防では、生活習慣病の管理も大切です。また、脳神経外科で意外と多いのが、頭部外傷です。頭痛は、市販の痛み止めなどで対処している人もいると思いますが、その症状の影に何か大きな病気が隠れていることもありますので、受診することは大切です。物忘れは主に認知症ですが、認知症にはアルツハイマー病から血管性認知症、レビー小体型認知症などいろいろなものがありますし、正常圧水頭症や慢性硬膜下血種など外科的な介入で治療ができるものもありますので、CTなどの画像検査を行い、正確に診断をすることが重要です。

副院長の勤務先とも連携しているのですね。

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【副院長】はい。例えば、私が当院で診察をして、上尾中央総合病院に紹介し、私が入院中の主治医になって、退院してからは当院で引き続き私が診療することも可能です。実際にそういう患者さんもいますね。このように一貫した医療が提供できるのは、非常に大きなメリットだと考えています。
【院長】最近は、どのクリニックでも病診連携は重視していると思いますが、緊急性がある患者さんもすぐに紹介できるなど、副院長の勤務先との連携がよく取れているのも、当院の大きな特徴だと思います。

どんなことでも気軽に相談に来てほしい

診療の際に心がけていることはありますか?

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【院長】私は、患者さんの状態をできるだけ効率良く的確に見極め、治療につなげることが良い医療だと考えています。また、患者さんとの信頼関係、人間関係も大切にしています。そのため、なるべく患者さんの話をよく聞くこと。特に初診の方の話は、しっかりと聞くように心がけていますし、逆に信頼関係ができている患者さんの定期通院で変わりがなければ、特に待っている患者さんが多いときは、話は簡潔にするようにしています。実際に50年近くも通ってくれている患者さんや、おじいさんの頃から3代にわたって通ってくれているご家族もいます。最近は90歳以上の患者さんも多くて、長生きになったなと思いますし、かかりつけ医としてはうれしいことですよね。

副院長はいかがですか?

【副院長】私は、当院で診療をし始めて日が浅いですから、なるべく丁寧に説明をするようにしています。しかし、1人の患者さんにかける時間が長くなればなるほど、ほかの患者さんの待ち時間が長くなってしまいますから、そのバランスを上手に取ることも心がけています。今はまだ、当院の患者さんに私のことを知ってもらう期間でもあると思いますし、これから私の診療する時間が増えれば増えるほど、自分の専門である脳神経疾患の患者さんの相談にもたくさん乗ることができると思います。まだ、当院に脳神経外科を目的に受診してくれる患者さんはそれほど多くありませんが、そうした患者さんをもっとたくさん診ていきたいなと思います。

副院長は、なぜ脳神経外科を専門にしたのですか?

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【副院長】後期研修医の時は救急医療に携わりましたが、それは単純に目の前にいる具合の悪い人を、自分でどうにかできる能力を身につけたいという思いがあったからです。その中で、脳神経領域の疾患の患者さんは非常に多かったのですが、脳神経の分野は非常に専門化が進んでいて、片手間でできるような領域ではないと痛感したんです。それで、脳神経外科に転向しました。ですから、非常に自由というか、父からもこの診療科に行きなさいというような話もなく、私が医師としてのステップを踏んでいく中で、最も興味のあった分野に進んだという感じですね。もちろん、目の前にいる具合の悪い人を自分で治したいという思いは、今でも変わりません。

最後に今後の抱負とメッセージをお願いします。

【副院長】祖父や父から受け継いできたものを大切にすると同時に、私の専門領域で少しずつ新しい色もつけ加えていけたらよいなと思います。そして、父ともお互いに健康でもっと頑張っていきたいですね。長く付き合っていける医院だと思いますので、安心して受診してください。
【院長】副院長が当院で診療をするようになって、新しくCTも導入して診療能力が上がりましたので、これまで以上に地域の皆さんのかかりつけ医としての診療に取り組んでいきたいと思います。本当にどんなことでも構いませんので、気軽に来ていただいて、相談してほしいと思います。

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