全国のドクター8,725人の想いを取材
クリニック・病院 161,529件の情報を掲載(2019年12月07日現在)

  1. TOP
  2. 埼玉県
  3. 熊谷市
  4. 熊谷駅
  5. 三輪医院
  6. 三輪 佳雅 院長

三輪 佳雅 院長の独自取材記事

三輪医院

(熊谷市/熊谷駅)

最終更新日:2019/11/14

56406 %e4%b8%89%e8%bc%aa%e5%8c%bb%e9%99%a2

JR高崎線の熊谷駅から徒歩15分、秩父鉄道上熊谷駅から徒歩8分の閑静なエリアに、周囲の景観と溶け込みながらたたずむ「三輪医院」。2018年11月に、3代目となる三輪佳雅(よしまさ)院長がリニューアル開業した新しいクリニックだ。明るく解放感あふれる待合室が迎える院内には、機器や設備のほかスロープやオストメイト(人口肛門や人口膀胱の保有者)対応トイレまで用意されている。キッズルームも設けられており、子ども連れの患者にはうれしいだろう。消化器内科の医師として、内視鏡などの専門性を持ちつつも、地域医療に携わる医療のジェネラリストとしてのプライマリケアを理想に掲げる三輪院長に、話を聞いた。
(取材日2019年10月17日)

戦後すぐからの長い歴史を持つクリニックを継承

院長は3代目でいらっしゃるそうですね。

1

そうなんです。去年の9月にこの建物が完成して、11月に継承しました。そもそもは戦後間もない頃に、今でいう一般外科、消化器外科のクリニックとして、祖父が向かい側に建物を建てて開業したのですが、祖父が急死したため、1976年に急遽、整形外科の医師だった父が継いだんです。そんな事情だったので、建物や設備などを新しくする時間がなくて、そのまま診療していました。だからつい最近までは、非常にレトロなクリニックだったんです。1940年代とか50年代から、ずっと診療していましたからね。この建物は、もともと祖父が診療していた時代には入院施設だったんですが、それを取り壊して新たに戸建てのクリニックとして開業しました。

物心がついた時には、自然に医師をめざしていたのですか?

どちらかと言うと、周囲の影響が大きかったです。幼稚園の時などに、将来なりたい職業を書きますよね。その頃にはもう、「お医者さん」と書いていたみたいです。思春期の時には、自分の中でかなり葛藤もありましたね。でも正直、祖父や父の影響もあってほかの職業よりもかなり身近な職業でしたし、自分自身の居場所を確保するという意味でも、医師しかないと思ったんです。決して悪い仕事ではないですし、社会的に必要とされる職業だと思い、決心しました。

なぜ消化器内科、内視鏡を専門に選ばれたのですか?

2

最初は僕も整形外科を考えていましたが、大学在学中と研修中に、内視鏡の手技や治療に心惹かれました。ちょうど僕が消化器内科の医師になった頃というのは、内視鏡的粘膜下層剥離術と言って、早期のがんなどを内視鏡で治療できるようになってきた時期だったんです。それまで検査がメインだった胃カメラや大腸カメラが、内視鏡手術という、治療の役目もできるというのが大きなトピックスになっていました。それに関わってみたいという思いから、消化器の中でも管腔部といわれる部位を選びました。ただ開業も見越していましたので、なるべくジェネラリストとして、消化器内科全般を診られるように研鑽を積んできたつもりです。また現在でも、プライマリケアのスキルを磨くことを心がけています。

より患者の立場を考えた診療を

設備や機器にもこだわっていらっしゃるようですね。

20191031 3

はい。内視鏡クリニックと謳っていますので、まずは内視鏡にこだわりました。レーザーを搭載した機種を導入して、自動送水装置と洗浄消毒システムも完備しています。そして、CO2ガス。大腸内視鏡での検査の際、腸管内で吸収されやすいガスを使用しています。スムーズに検査を行うことができ、検査後の患者さんの苦痛軽減にもつながるんです。保管庫を設置して、内視鏡の管理も徹底しています。エックス線装置も、画像が瞬時にデータ化されるフラットパネルですので、患者さんの待ち時間短縮につなげられればと思います。今後は、患者さんサイドで見ることができるモニターも入れたいと思っていますので、インフォームドコンセントも徹底してきたいです。それと、よりリラックスして待ち時間をお過ごしいただくためにと、天井の高い待合室も、こだわりの一つですね。

日々の診療で大切にされていることは何ですか?

まずは、来院される患者さんの話によく耳を傾けることですね。検査に関しては、流れ作業になってしまわないように心がけています。勤務医時代は、病棟での仕事があったり、書類の記入や整理に追われたり、件数自体も7件8件というふうに多かったですからね。そうすると、患者さんへの説明の時間もなかなか取りにくくなるんです。検査に妥協しないことと、検査後の説明をしっかりやること。病院との差別化というわけではないのですが、そこを意識してやっています。それが、地域の皆さまの健康寿命に貢献することにつながってくれたら、うれしいです。

内視鏡検査の際に留意されていることは、ありますか?

4

大腸の内視鏡検査では、基本的に鎮静剤は使わないようにしています。理由は、リスクが高いと考えているからです。大腸内視鏡で一番怖いのは、腸管に穴があく腸管穿孔なんですが、それは医師のスキルで回避ができます。ただ薬剤に関しては、呼吸抑制作用もありますので、例えばアレルギーを持っている患者さんの場合に、その作用が強く出過ぎてしまうという可能性もあるんです。そうなると、医師のスキルだけではコントロールが効かなくなってしまうかもしれない。合併症にはいろいろありますからね。もちろん、酸素など応急処置ができるようにはしていますが、可能な限り鎮静剤は使わないようにしています。患者さんにも、そこは僕に委ねてくださいと伝えています。

地域で長く愛されるクリニックをめざして

喜びや、やりがいを感じるのはどういう時ですか?

20191031 5

開業してからは、僕という一人の医師に診てもらうことを前提に来ていただいている方がほとんどだと思うんですね。開業している方は皆さんそうだと思うんですけど、病院で勤務している時は、病院の名前や評判で判断して来られる患者さんが多かったのに対して、クリニックだとそれが自分個人に向けられるんです。やっぱりうれしいですし、やりがいも増しますよね。なおかつ自分のやりたい検査や使いたい設備にもこだわれますし、時間の制約もないので患者さんに時間をかけられることも、やりがいにつながっています。3代目なので、小さい頃の僕を知っているという患者さんもいまして、それはうれしいやら恥ずかしいやらですね(笑)。

プライベートについても聞かせてください。

趣味は映画鑑賞なんですけど、子どもが2歳で小さいので、まだなかなか映画館には一緒に行けないんですね。休日の時間は、ほとんど子どもに費やしています。それが、自分の癒やしにもなっています。あとはゴルフを月に1度ぐらいという感じですけど、開業時のストレスで体重が増えてしまったので、今は週1回フットサルをやっています。それも趣味と言えますね。中学の時に自分でもやっていましたし、サッカーが大好きなんです。よく試合も見ます。それから、ジムにも週1ぐらいで行くようにしています。

最後に、読者にメッセージをお願いします。

6

当院では薬に関しても、具合の悪い中、薬局で長い時間待つということがないように、院内処方を行っています。患者さんに非常にメリットがあると考えているので、知っていただけたらと思います。また、生活習慣病の予防や治療にも取り組んでいます。バリアフリーや癒やしの空間というのもそうですが、患者さん中心の医療の提供をめざしているクリニックです。コレステロールが高い、尿酸値が高いという方も含めて、ジェネラリストとして診療をしています。ハートフルな医療を提供する、愛されるクリニックになって、これからも長く地域の皆さんと関われれば良いなと思っています。

Access