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河村 英輔 院長の独自取材記事

河村メディカルクリニック

(茨木市/茨木市駅)

最終更新日:2020/04/01

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阪急・茨木市駅から徒歩3分。「河村メディカルクリニック」は、この地で50年以上、地域のかかりつけ医として親しまれ続ける歴史ある医院。幅広い診療科が受診できるほか、CT検査や内視鏡検査、日帰り手術を行っており、1つのクリニックで総合的な医療が受けられるのが大きな特徴だ。「地域の健康を守るゲートキーパーの役割を果たしながら、高水準の医療を維持していきたい」と話す河村英輔院長に、地域医療にかける思いや診療スタンスについて話を聞いた。
(取材日2019年1月11日)

診断技術を生かし適切な治療に導くゲートキーパー

こちらのクリニックの特徴をお聞かせください。

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内科、外科、整形外科、肛門科、皮膚科、放射線科、リハビリテーション科と、診療内容は幅広く、多種多彩な疾患に対応しています。1度の受診で総合的な医療が受けられるので、複数の疾患を同時に抱えていても、診療科ごとにクリニックを受診する必要がなく、効率的な治療が受けられます。当院では、非常勤を含めた4人の専門家が治療にあたり、消化器内科・循環器内科・血液内科、膠原病やリウマチを扱う免疫内科など広範囲にわたる疾患を網羅しています。また毎週月曜は、整形外科専門の医師が非常勤で診療。地域密着型のかかりつけ医でありながら、専門性にこだわった医療を維持していることも大きな特徴です。ここで治療できる疾患はしっかりと治し、精密検査や高度医療が必要だと判断した場合は、速やかに専門病院に紹介や搬送するというように、病気を振り分け、疾患に対して適切な方向性を示すことが、当院の果たすべき役割だと私は考えています。

検査室や手術室も備えていますね。

当院は、専門的な治療に注力するというよりも、病気を早期に見つけ、適切な治療につなげていくゲートキーパーとしての役割に重点を置いています。院内には胃と大腸の内視鏡検査が受けられる設備と環境を整え、胃カメラは、嘔吐感が少ない経鼻内視鏡を行っています。大腸内視鏡検査は苦痛を軽減するため、希望に応じて鎮痛剤を用いてほぼ眠ったような状態で行い、万が一、大腸ポリープが発見された場合は、適応を見極めた上でその場で切除することが可能です。また切らずに注射で痔核(いぼ痔)を治すALTA療法(四段階注射法)や痔核手術、肛門ポリープ切除など、保存学的治療では治すのが難しい症例も日帰りでスムーズかつ安全に治療を行えるようにしています。皮膚・皮下にできた腫瘍の摘出なども行っていますので、症状でお悩みの方は一度ご相談ください。

診断精度を重視し、検査設備の拡充にも力を入れていると伺いました。

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CT検査をはじめ、エックス線検査、超音波検査、ホルター心電図検査、骨塩定量検査など、各種検査を実施しています。ただ、検査機器を導入して撮影をするだけなら誰にでもできることで、重要なのは診断技術です。CT画像やエコー画像の解析は、私がここで読解するだけでなく、信頼できる診断技術をもった大学の放射線科の医師に月に1、2回来てもらい、必ずダブルチェックをしてもらっています。複雑な臓器内の微小な病変も見逃さないように診断技術をもった先生方の力を借りて、高い診断レベルの維持に努めています。

働く世代に配慮し、夜は20時まで診療

リハビリテーションに力を入れているそうですね。

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3階のフロア全体が理学療法室になっており、関節痛・神経痛・交通事故や脳卒中の後遺症などによって、運動機能に障害のある患者さんへのリハビリテーションを行っています。当院では、関節運動学と関節潤滑機構に基づいた施術を取り入れています。関節の動きが阻害されると、レントゲンには映らない「ひっかかり」が生じます。すると、筋力があっても思うような動作ができず、痛み・しびれ・筋力低下などが起こると考えられます。これらの症状は離れた部位まで広がることがあり、膝が痛いのに腰に問題が出るということも少なくありません。この「ひっかかり」に対し施術することで、これまで原因がはっきりしなかった痛みやしびれ、筋力低下といった症状を改善に導き、運動機能の回復をめざします。当院には、そのための専門的な知識と技術を持った3名の理学療法士が在籍し、一人ひとりに合ったリハビリを行っています。

働く世代にとって、20時までの診療はありがたいですね。

駅から徒歩3分という立地の良さもあり、当院には地域のお年寄りだけでなく、働く若い世代の患者さんも多く受診されています。若い人でも抱えている疾患は千差万別で、適切な治療が必要な方もおられますが、診療時間が6時半や7時までだと、仕事の後に駆けつけても間に合わないということが多いんですね。やっと時間をつくって受診した時は、「どうしてここまで放っておいたの?」というくらい、ひどい状態になっていることもあります。その点、当院は夜8時まで診療を行っているので、夜診療はスタッフにかかる負担が大きいのですが、「働く人の味方になりたい」という先代院長の意思を引き継いで続けています。

院長に就任されるまでの経緯をお聞かせください。

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もともと私は一般外科が専門で、勤務医をしていた頃は、数多くの手術を執刀してきました。最近は専門分野が細分化され、他領域は手を出さないという若いドクターも多いですが、僕らの時代は外科であっても別の病気の治療に携わり、むしろ興味があれば他科の治療にも積極的に参加していました。診療科の垣根を越え、実地で臨床経験を積んできたことが、患者さんを総合的に診察する現在の診療にとても役立っているように感じています。クリニック自体は歴史が古く、「河村外科医院」という院名で、1964年に先代の父が開業しました。1974年からは「河村医院」として外科手術や救急医療にも対応していました。そして、2002年に河村メディカルクリニックという現在の院名に変更しました。

検査や必要性を伝え、意識を変えていくことが大切

先代のお父さまから学ばれたことも多いのではないでしょうか?

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父も祖父も、外科が専門でした。父とは一緒に診療したこともあり、多くのことを学ばせてもらいました。技術的なことよりもむしろ、患者さんとの接し方、医師としての考え方という部分で、父から引き継いだことが多いように思います。父ははっきりものを言う性格で、高血圧なのにタバコを吸っている人、肝臓が悪いのにお酒を飲んでいる人には厳しく注意していましたね。本当にタバコを没収して、診療室の机の上にタバコの箱が積まれていたこともあります。患者さんに接するときは包容力があり、診察室から出てくる患者さんはみんな笑っていました。そこは父の人望なんでしょうね。

患者さんとの接し方で心がけていることは何ですか?

患者さんの置かれている状態を聴いた上で、その患者さんに合った説明をすることですね。治療を受けていただくには患者さんの意識改革や理解が必要です。例えば糖尿病に関しては、そもそも高血糖がなぜ悪いのか、そこが理解されていないように思います。糖尿病が進むと、血管や神経が障害され、心筋梗塞などの命に関わる重篤な疾患を引き起こす可能性が高くなります。自分自身の命を守るためにも、食事を改善して、運動が必要であることをお伝えし、病気を理解した上で治療に取り組んでもらうようにしています。また、特に症状がなく、自分は健康だと思っている人でも、検査を受けてほしいと言っても、なかなか伝わるものではありませんが、予防は非常に大事なため年に一度は検査を受けていただきたいです。生活習慣病やがんは早期発見によって患者さん自身の負担も軽くなります。手術等が必要な場合は、連携している医療機関へ迅速に対応してもらっています。

今後の展望をお聞かせください。

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与えられた環境と経験を生かし、治療の質を維持していきながら、今後も地域に根差した信頼できる心のこもった医療を提供していきたいと思います。

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