全国のドクター12,997人の想いを取材
クリニック・病院 158,178件の情報を掲載(2024年10月16日現在)

ドクターズ・ファイル会員でできること

予約情報をマイページ上で管理できます!

過去の予約を一覧化

予約内容の確認

予約の変更・キャンセル※

※一部対象外の医療機関もありますので、あらかじめご了承ください

ご登録は無料

すでに会員の方は

  1. TOP
  2. 京都府
  3. 京都市右京区
  4. 西院駅
  5. 医療法人社団 京健会 さいきょうクリニック
  6. 地域の健康な暮らしを支える多彩で質の高いリハビリテーション

地域の健康な暮らしを支える
多彩で質の高いリハビリテーション

さいきょうクリニック

(京都市右京区/西院駅)

最終更新日:2024/07/10

さいきょうクリニック 地域の健康な暮らしを支える 多彩で質の高いリハビリテーション さいきょうクリニック 地域の健康な暮らしを支える 多彩で質の高いリハビリテーション
  • 保険診療

京都市右京区で、50年以上にわたり地域医療を支えてきた「西京病院」。2021年9月からは「さいきょうクリニック」として、新たな歴史を刻んでいる。そんな同院が外来での総合診療や専門診療、訪問診療とともに重点的に取り組むのがリハビリテーションだ。施設内では医療保険で行うリハビリや、介護保険による通所リハビリを実施するほか、「メディカルフィットネスさいきょう」も併設。通院が難しい患者に向けて、訪問リハビリも展開する。「リハビリは運動機能や活動性の向上に加え、患者さんが人と触れ合い、気持ちも上向きにできる機会だと考えています」と話す松井亮好(まつい・たかよし)院長に、提供しているさまざまなリハビリの実情や、同院がリハビリの先に見据える地域包括ケアでの役割について、思いをじっくりと聞いた。

(取材日2024年5月24日)

医療リハビリ、通所リハビリに加え訪問リハビリやスポーツリハビリにも注力。メディカルフィットネスも併設

Qさまざまなタイプのリハビリを提供されていると伺いました。
A
さいきょうクリニック 幅広いリハビリを行う

▲幅広いリハビリを行う

一つは病気やケガの治療に伴う医療リハビリです。多いのは変形性膝関節症や変形性脊椎症などの変性疾患や外傷による膝や腰の痛みや腱板損傷などの肩関節疾患で、リハビリで痛みの緩和や動作の回復を図りますし、手術前後のリハビリも重要です。脳卒中やパーキンソン病などの脳神経疾患でも、生活動作の回復や維持のためにリハビリを実施します。ただ、医療保険ではリハビリ期間に上限があり、介護保険による通所リハビリに切り替えて継続することもあります。さらに回復後にも健康維持や介護予防の目的で通所リハビリを続けたり、メディカルフィットネスへ移行されたりする方もいます。患者さんのご自宅に伺う訪問リハビリにも力を入れています。

Qリハビリに力を入れている経緯や思いをお聞かせください。
A
さいきょうクリニック 外来で問診・診察を行い、一人ひとりに合った治療方針を決定

▲外来で問診・診察を行い、一人ひとりに合った治療方針を決定

地域密着型の病院からクリニックへの移行は、院内の病床をご家庭の中へ置き換えるようなイメージになります。そこでわれわれは、患者さんに住み慣れた場所で安心して生き生きと尊厳を持ち暮らしていただくために、クリニックとしてできることは何なのか。発想の転換ができるまで厳しい議論を重ねました。その結果見えたのが、総合診療と専門性の高い外来の密接な連携と在宅医療、そしてリハビリだったのです。リハビリには人との触れ合いがあり、身体とともに心の活動性を高める機会になりますし、患者さんとわれわれが親近感や信頼感を育む空間にもなります。ですから多彩なニーズに応えられるよう、リハビリの内容や規模を充実させてきました。

Q医師や多くのスタッフがリハビリに関わっているそうですね。
A
さいきょうクリニック 親身な対応を兼ね備えたスタッフが多数在籍

▲親身な対応を兼ね備えたスタッフが多数在籍

主に患者さんに寄り添う理学療法士は、施術のレベルアップに加え、患者さんが楽しさを感じ胸の内を話してもらえるような雰囲気づくりを心がけています。医師も診察の合間にリハビリ室へ頻繁に顔を出し、「調子はどうですか」などと声をかけます。総合診療や専門診療を担当する医師がリハビリ室にも来ることで、患者さんには大きな安心感を持ってもらえるのではないでしょうか。さらに訪問リハビリや通所リハビリを利用中の方については定期的に患者さんとご家族、医師や理学療法士、介護職や福祉職らが参加したリハビリ会議を開催。成果や課題を確認し、時には本音を伺いながらプログラムの細かな調整を行います。

Qメディカルフィットネスとリハビリはどう違うのですか?
A
さいきょうクリニック 2021年にリハビリ施設とメディカルフィットネス施設を拡充

▲2021年にリハビリ施設とメディカルフィットネス施設を拡充

医療法42条施設(疾病予防施設)として届け出が出されたメディカルフィットネスは、医師が処方した処方箋に基づく運動療法を行うのであれば、費用が医療費控除の対象になります。また病気などがない健康な方にも、スポーツクラブのような感覚で利用していただけます。多いのは、医療保険や介護保険でリハビリをしていた方が「もう少し続けたい」とメディカルフィットネスに移行あるいは併用するパターンです。もちろん、ご高齢の方が「介護予防」として通所リハビリを選択することもできます。各自の意識や希望に合わせて柔軟に選択できますし、医師に相談がしやすい環境であることも当院の特色だといえます。

Q地域の方には、リハビリをどのように利用してほしいですか?
A
さいきょうクリニック 「地域包括ケアの拠点として地域の方を支えたい」と語る院長

▲「地域包括ケアの拠点として地域の方を支えたい」と語る院長

リニューアルしたその日から、以前からの患者さんや初めての方が大勢来てくださいましたし、リハビリの利用者も増えています。リハビリによって医療的な効果が見込めるのはもちろんですが、「リハビリに通うと元気が出る、もっと来たい」と思っていただけたらうれしいですね。利用者は高齢の方が多いですが、当院では専門性の高いスポーツリハビリも実施しており、スポーツに打ち込む中高生やアスリート、ご高齢の方々が同じ空間で、同じマシンを使ってリハビリに励むのも当院らしい光景だと思います。その方に適したご提案をしますので、健康が気になる方、体を動かしたい方はご相談いただければと思います。

ドクターからのメッセージ

松井 亮好院長

当クリニックは地域包括ケアの拠点として、医療・介護・フィットネスなど院内で柔軟に連携するほか、必要な場合には他の医療機関をスムーズに受診できるよう、外部への紹介も積極的に行います。また病院時代は病棟で看護を担当していたスタッフが、責任感や高い技量はそのままに、今度は外来や訪問先で患者さんと接するのも、長く地域の中で医療を担ってきたからこそでしょう。私たちは、発熱の外来での受診やフィットネスで初めてお会いした方でも、偶然前を通りかかった方でも、当院とつながったその日から「かかりつけの患者さん」として向き合います。今の時代に合った形で地域の医療を支えますので、ぜひ気軽に頼っていただきたいですね。

Access