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総合・専門視点で多角的アプローチ
MRIを活用した認知症の診療

さいきょうクリニック

(京都市右京区/西院駅)

最終更新日:2022/07/01

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  • 保険診療
  • 自由診療

超高齢社会を迎え、増え続ける認知症患者。近年は認知症症状について広く知られるようになり、予防や早期発見・治療への意識は高まっている。しかし、その一方で認知症診療にアクセスできない人も少なからずいると指摘するのは、これまで認知症診療に力を入れてきた「さいきょうクリニック」の松井亮好院長。予防への取り組みや早期発見・治療による進行抑制はもちろん、さまざまな手段を通じて、医療とつながるよう呼びかけている。同院の認知症に対する総合診療での取り組みや物忘れ、認知症に特化した外来の概要のほか、早い段階から医療とつながる大切さについて話を聞いた。

(取材日2022年6月15日)

MRIによる脳画像診断も併用。総合診療、精神科・脳神経内科視点の多角的アプローチを行う認知症診療

Qこちらでは認知症の診療に力を入れていますね。
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▲多角的なアプローチで認知症診療をサポート

高齢化により認知症の人の数は増え続けており、厚生省の予測では、2025年には高齢者のおよそ5人に1人、約700万人が認知症になるといわれています。当院の理念である「地域の人々が、住み慣れた場所で安心して生き生きと尊厳を持って暮らせる街づくり」を実現するためには、フレイルやロコモティブ症候群といった問題とともに避けては通れない道です。当院では旧・西京病院時代から継続して認知症診療に力を入れており、いわゆるかかりつけ医である総合診療担当医師、脳神経内科・精神科各医師による専門診療で多角的なアプローチを実施。食事や運動、人との交流を含む生活習慣が発症に大きく関係するため、そのサポートもしています。

Q認知症とはどのような病気でしょうか。
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▲MRIによる脳画像診断も併用

認知症とは、後天的な脳の障害や病気などが原因となって認知機能が持続的に低下し、日常生活や社会生活に支障が出てくる状態です。脳神経が変性し脳の萎縮が進行することで発症するアルツハイマー型認知症が最も多く、次に多いのが血管性認知症です。このほかレビー小体型認知症、前頭側頭型認知症など複数のタイプが存在し、その症状はさまざま。はじめは加齢による症状と思われがちですが、物忘れが多くなる、仕事や家事など普段できていたことができなくなる、お金の計算ができない、慣れた場所で道がわからなくなる、幻覚や妄想があるなどの徴候があれば、かかりつけ医に相談するか専門機関を受診しましょう。

Qかかりつけ医院で診療するメリットを教えてください。
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▲わかりやすく説明をしてくれた松井院長

近年は多くの身近なかかりつけ医が認知症の診療をしており、相談すれば問診やスクリーニング検査を実施し、診断がつけば治療薬が処方されます。必要があれば専門機関と連携し治療方針を決定後、かかりつけ医のもとで治療を進めるケースも増えてきています。最初から専門機関を受診する方法もありますが、普段の様子を知るかかりつけ医のほうが異変に気づきやすいケースもあると思います。家族の訴えなどにより医師や看護、介護の専門職で構成される「認知症初期集中支援チーム」が認知症や認知症が疑われる人とその家族を訪問し、評価や早期ケアに向けたサポートを行う活動も各地域で行われています。最も望ましくないのは放置することです。

Q専門の医師による認知症に特化した外来を開設されました。
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▲健康セミナーを開催し、早期発見・治療につなげている

こちらでは、認知症の診断・治療を精神科の視点からアプローチします。例えば、元気がない・何もする気が起こらない・不安が強いなど、うつのような症状が認知症であるケースも少なくありません。初診時にはしっかりと時間を割いてお話を伺うのはもちろん、ご家族のケアまで含め心に寄り添う対応を行っています。一方で、パーキンソン病との合併や、他の神経疾患との鑑別が必要なケースも多く、脳神経内科医による物忘れ相談なども重要性を増しています。特に若年層が発症する若年性認知症の初期は、なかなか診断がつかない場合もあり、診断が下るまでの間に進行してしまうこともあります。早期に専門医師の診断を受けることが望ましいですね。

QMRIでの鑑別診断と、リハビリの有用性について伺います。
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▲運動器リハビリテーションを通じ、心と体の健康を保つ

当院では、一般検査や知能評価スケールなどを用いたスクリーニング検査を行い、疑いがあればすぐにMRIによる脳画像診断を実施。総合的な評価を行い、精度の高い診断と早期発見・早期治療に努めています。認知症の患者さんのリハビリについては、今後重要視されていくというのが私の考え。当院は運動器リハビリテーションなどを行っていますが、認知症の方も足腰の状態を保つことはとても大切です。リハビリを通じて体を動かし、人と会話して社会との関わりを持つことは、元気が保てたり、生活リズムが整ったり、体調が安定したりなど、心にも体にも良い影響を及ぼすと考えています。

ドクターからのメッセージ

松井 亮好院長

認知症は誰でもなり得る病気として理解を深め、予防・早期発見・治療を行うことが大切です。そのために必要なのは、気になる症状があれば認知症に関する知識を持つかかりつけ医や専門医に相談したり、介護認定を受け訪問看護サービスなど必要な介護サービスを受けたり、認知症初期集中支援チームのサポートを受けたりと関係各所と「つながる」ことです。自治体のホームページなども参考にまずは相談できる場所を見つけてください。また、認知症の進行を遅らせるためには、脳機能が健康な状態と認知症の間の「軽度認知障害」の時点で食事や運動など生活習慣改善を行うことが肝心です。気になる症状があれば早めに専門の医療機関を受診しましょう。

自由診療費用の目安

自由診療とは

認知症の総合検診(問診・頭部MRI、MRA検査・認知機能検査)/1万9000円(税込み)

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