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松井 亮好 院長の独自取材記事

さいきょうクリニック

(京都市右京区/西院駅)

最終更新日:2022/07/06

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西院駅より徒歩5分にある、50年の歴史を持つ西京病院が前身の「さいきょうクリニック」。2021年9月のリニューアル開院の陣頭指揮を執り、専門である消化器内科時代の経験を生かしながら、総合診療や訪問診療などを担当しているのが松井亮好(まつい・たかよし)院長。高齢化が進む地域にとって本当に必要な医療とは何かを模索する中でリハビリテーション施設やメディカルフィットネス施設を新たに設けたほか、在宅医療を積極的に展開するなど、予防と社会復帰に重点を置いた医療を展開している。松井院長にクリニックの歴史や特色、総合診療・専門診療やリハビリ、在宅医療、医師会活動など、幅広く話を聞いた。

(取材日2022年6月15日)

時代の変化に合わせ、地域に本当に必要な医療を

クリニックの歴史、特色などを教えてください。

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当クリニックは、1970年に「西京病院」として開設され、150床を有すケアミックス病院として地域医療に携わってきた歴史を持ちます。創立当時は交通事故など外科医療の比重が大きく、数多くの救急搬送を受け入れていた時期もありましたが、時代の流れとともに徐々に高齢者に対する医療へとシフトしたこと、また地域にとって本当に必要とされる医療を模索する中で疾病予防や病気からの社会復帰が重要であると考え、2021年4月に「さいきょうクリニック」として生まれ変わりました。現在は在宅療養が困難な方を受け入れる50床の介護医療院を併設するほか、総合診療と専門の外来からなるクリニック診療やリハビリ、訪問診療、訪問看護、訪問リハビリといった在宅医療に積極的に取り組んでいます。

現在、総合診療を担当する松井院長は、もともと消化器内科がご専門だそうですね。

大学卒業後に入局した公衆衛生学教室の担当教授が消化器内科を専門としていたことから、その道に進みました。同教室は消化器内科や社会医学、基礎研究のグループなどがあり、外科や血液内科などさまざまな分野の人が所属していたユニークな教室でした。またホスピスがあり、全人的医療を提供する病院で経験を積み、消化器内科に限らず幅広い分野の疾患を勉強できたことは、総合診療に取り組むにあたって大きな影響を与えてくれたと思います。また、総胆管結石や胃・大腸ポリープなどの内視鏡治療など消化器内科診療に9年間取り組んだのち、大学院に進学しピロリ菌研究とがん抑制遺伝子の基礎研究を行い、これらを通じて科学的な考え方も学べたと思います。

総合診療に力を入れる一方で、専門診療にも強みがあります。

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生活習慣病の予防や早期発見・治療を中心に、幅広い疾患と症状に対応する総合診療に力を入れています。総合診療では患者さんの訴えに耳を傾け、適切な診断・治療を丁寧な説明とともに提供するよう心がけています。整形外科・循環器内科・糖尿病内科・脳神経内科・消化器内科に加えて物忘れや心の問題に特化した外来など、各分野を専門とする医師による診療も提供しています。脳神経や整形外科領域で有用なMRIを導入。精度の高さにこだわった診断に取り組んでいます。物忘れや心の問題に特化した外来では、精神科・心療内科専門の医師が物忘れや心の不調に対する診療とともに、アスリートや指導者の方々のスポーツ特有のメンタル問題にも対応しています。

リハビリとメディカルフィットネスで全年代対応

生活習慣病診療にも力を入れ、3つの専門検診メニューもそろえています。

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認知症やロコモティブシンドローム、心不全など加齢に伴うこれらの3つの病態を予防することが、安心して生き生きと暮らすために重要です。早期発見や生活習慣の改善のきっかけにしていただくため、「物忘れ」「ロコモ」「心不全」の3つの検診コースをご用意しました。問診とMRI、ロコモチェック、心臓超音波検査、血液検査などで診断を行います。どなたも気軽に受けていただけるメニューになっています。ご自身の体や生活習慣の改善に興味を持っていただくこと、また、高齢者の健康には食事・運動に加え人との関わりも重要です。当クリニックが提供する運動の場や健康教室が、地域の方々の交流の場にもなれたらと願っています。

リハビリセンターとメディカルフィットネスも備えていますね。

クリニック2階にリハビリセンターを備え、運動器の変性疾患・外傷・手術後、脳卒中後など幅広い疾患を対象にリハビリテーションを実施しています。当クリニックで活躍中の理学療法士は技術力の高さはもちろん、患者さんに寄り添った優しく親切な対応力が長所です。通所リハビリ、訪問リハビリでは、利用者さんとご家族、医師、理学療法士、ケアマネジャーらが定期的に集まって「リハビリ会議」を実施し、リハビリの状況やご希望、お気持ちなどを聞いてプログラム更新を行います。また、併設の「メディカルフィットネスさいきょう」は医療法42条に基づく生活習慣病の予防や健康増進を目的とした運動施設で、運動指導の専門家が、医学的・科学的根拠に基づいたプログラムを提供します。ウェルネスコース、ライフスタイルチェンジコース、キッズコースなど、幅広い世代の方々が運動に親しんでいただけるようなコースをご用意しています。

在宅医療についてはいかがですか。

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訪問診療・訪問看護・訪問リハビリ・居宅介護支援は当クリニックの柱の一つです。訪問介護については前身が入院施設のある病院でしたので、重症患者さんの看護経験がある看護師が多数在籍しており、クリニックになってからは訪問看護ステーションの主力メンバーとなっています。24時間対応で必要な時には緊急訪問も行うなど、対応力の高さが強みです。訪問リハビリも理学療法士が自宅を回るほか、3ヵ月に1回は医師も往診で伺いリハビリの状況を把握します。当クリニックは地域包括ケアシステムの重要な拠点の一つになることをめざし、職員が一つとなって患者さんとそのご家族のことを第一に考え、最適な医療を提供できるよう努めています。

「寄り添う医療」で、誰もが安心して暮らせる街に

地域医療連携の大切さについても着目されているのですね。

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住み慣れた場所で安心して生き生きと尊厳を持って暮らせる街づくりに貢献する、さいきょうクリニックの理念は地域包括ケアシステムのめざすところと一致します。これを実現するためには地域の医療機関、看護、介護に関する多職種のネットワークを強化することが大切です。私は日頃より、地区単位、あるいは区をまたいで盛んに行われている医師会活動にも積極的に参加しています。新型コロナウイルス感染症が流行する中で、地域の医療連携の重要性がさらにクローズアップされています。発熱者の対応やワクチン接種、在宅患者さんへの対応など医師会員同士や地域の訪問看護ステーション、介護療養施設など関係機関との密接な協力が不可欠となっています。

今後の展望をお願いいたします。

病院時代から「困っている方はいつでもどうぞ」とご相談を受け入れてきましたが、今後もできる限りこうした体制を継続していくつもりです。そのためには医療や介護についてのあらゆるご相談に際し、全職員が対応できることが求められますし、職員同士が互いの業務を理解して、サポートし合うことが非常に重要だと考えます。建物の新築により診察室と受付がバックヤードでつながったこと、電子カルテ導入により医療クラークを置くようになったことで、医師や看護師以外の職員も患者さんとの距離が近くなり、患者さんへの接し方が変わってきたと感じています。全職員が心を一つにして、患者さんに寄り添う医療を実践していくことがわれわれの努めであると考えています。

地域の方々にメッセージをお願いします。

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地域にとって本当に必要なものは何かを真摯に考え、クリニック診療とリハビリテーション、在宅医療を重視した医院へとリニューアルしました。これまでの医療機関は病気になってからご来院いただくところでしたが、当クリニックは日頃の健康を維持するために利用できる施設でありたいし、地域の方が気軽に立ち寄れる場所になれたらと考えています。当クリニックではさまざまな症状に対応する総合診療、またいくつかの診療科においては専門の外来を設けて診療を行っているほか、訪問診療・訪問看護・訪問リハビリなど在宅医療に積極的に取り組み、住み慣れた場所で安心して、生き生きと尊厳を持って暮らせる街づくりに貢献していきたいと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

検診コース/物忘れ:1万9000円、ロコモ:1万5000円、心不全:2万円

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